shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(リツイート順)

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日本の貧困対策の議論で、「居場所」の配慮が欠けがちなのが気になる。実際に子ども食堂やフードバンクをやっている現場の人は、貧困家庭が「居場所」を失っていることに胸を痛めているのに、政治家はそれらの施設を支援するだけでよいことやってるつもりになっている。とんでもないこと。
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畜産に詳しい人、もし間違っていたら指摘してほしい。 昔は豆腐を作る際に、副産物としてオカラが大量に出た。オカラは家畜のエサとして長らく利用されていたのだけど、ある時を境に利用されなくなり、産業廃棄物として処理されるようになった。で、なぜオカラを食べさせなくなったかというと。
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再びバブルの頃。新興宗教が盛んだった。景気はよいからお金には困らない。しかし、自分を必要としてくれるものがなく、居場所を見つけられない若者が多かった。そんな中、「退廃した社会を正すのは君だ、それが君の使命だ」と言葉をかけられ、居場所を新興宗教に見出した若者は多かった。
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濃厚飼料は海外から輸入したものが断然安い。このため、酪農家は濃厚飼料を買わざるを得なくなった。濃厚飼料を買わずに済ませようとしたら牛乳が半値でしか買ってもらえないのでは、選択肢はない。 そんな状況で飼料の輸入がままならなくなった。
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アダム・スミスの言葉。 「労働の賃金にあてられる資金が目に見えて減少している国では毎年、使用人や労働者に対する需要が、どの職業でも前年より減っていく。高い階層で育てられた人が、本来の職業では仕事を見つけられず、最下層の仕事を喜んで求めるようになる。→
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貧困問題の議論で欠けがちなのは、この「居場所」の問題。ベーシックインカムも子ども食堂もフードバンクも、生きるのに必要なお金や食事を提供するところまで。しかしそれらのサービスは、自分を必要とする「居場所」を提供してくれない。むしろ社会が自分を必要としないという所在なさで苦しむ。
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安直に、食品ロスを施設に送ろうという話に対して、私は強い警戒感を抱く。善意の衣を被った、人を見下す心理、思い上がりは、悪意よりもタチが悪いことを、私たちはそろそろ学ぶ必要があると思う。これを良い行動として勧めようという掛け声にも、私は細心の注意が必要だと思う。
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昨今、農業関連の言論では農協批判がかまびすしい。私が親しくさせてもらってる方もずいぶん厳しく批判しておられる。しかし私はそこから一歩引いて見ている。農協がダメになったら誰が一番喜ぶのだろう?と考えると、おいそれと同調する気が失われるからだ。
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しかし手紙付きの人気の毛布は、日に干してフンワリした柔らかさが潰れないよう、箱詰めにも細心の注意が払われていた。その心づくしが、箱を開けた瞬間に分かる。被災者を人間として見ている、対等な人間として見ていることがよく分かる梱包。
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竹中氏は、日本の圧倒的な強さを削ぐためにその巧みな弁舌を振るったのではなかろうか、と思いたくなるほどの成功を遂げた。日本の強みを破壊したい、と願う人たちにとって、竹中氏の弁説と提案はこれ以上ないほど素晴らしいものだったのではないか。分かっていてやっていたなら、竹中氏は相当賢い。
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農家が激減している。2020年に農業従事者の数は152万人。2007年に312万人いたことを考えると、13年で半分に減少している。高齢者がどんどん農業をやめているので、日本の農業人口はますます減少していくだろう。 jacom.or.jp/nousei/news/20… jacom.or.jp/nousei/news/20…
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不思議なもので、その荷物を送った人がどういう気持ちで送ったのか、感じられることも多かった。「被災地は寒いらしいしモノもないからこんなものでもありがたいと思うだろう」と、どこか見下げている感のある梱包は、段ボールを開けた瞬間「ああ、そういうつもりなのね」と感じる。
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孤独な高齢者が増えている。子どものイベントに、やかましいと怒鳴り込んできた高齢男性の話を紹介したが、その人も孤独な人なのではないか、という気がする。孤独だから子どもの声が耳につくと、もう気になって仕方なくなるのかもしれない。で、我慢できなくて怒鳴り込んだのかもしれない。
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反省というのは、大好きな人に迷惑をかけてしまった、という感情なのかもしれない。大好きな人にあんなことをさせたくなかった、なのに自分がその事態を招いてしまった、そのことへの激しい後悔が「反省」なのだとしたら、見知らぬ他人に「反省」することは、無理な要求なのかもしれない。
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一時は派遣社員を「専門技術を持つ高給取り」のようにもてはやし、自由と収入を両方得られる生き方としてもてはやしながら、やがて派遣労働を低賃金化。「正社員になれなかったのは実力がなかったから、頑張らなかったから」という呪いを浴びせた。
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それ以外選択肢がない状態に追い込まれた上で輸入飼料が手に入らないなら、お手上げ。「経営努力」を続けた結果でこうなってる。自業自得論はちょっと厳しすぎるように思う。
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父母が育児サークルを開始してからしばらくして、全国で、母親がパチンコをしている間、子どもが車中で熱中症になり死亡した、という事件が相次いだ。世間は親としての責任を放棄した!なんという母親だ!と非難囂々だった。しかし父の見立ては違っていた。母親が孤独にさいなまれ、孤立している、と。
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しかし、新型コロナで多くの労働者が困窮し、世論が変化した。円安になり、諸物価が上がり、今のままの低賃金ではまさに生きていけなくなってきた。給料を上げなければ、という世論に変化し始めた。政治家も経営者もそちらにシフトしたら、不十分と言っても給料は上がる方向へと動き出している。
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みんな人それぞれ、事情がある。事情がある中でも笑顔を忘れず、優しさを失わないようにしている人は、それだけで立派。そうした立派な人たちが楽しんで生きていける社会であってほしい。そうでないなら、それを改めていきたい。私の行動原理は、シンプル。
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もし、こうした結末を招くことが分からずにこれまでの弁舌をしていたのなら、経済学者の看板は外した方がよいと思う。経済とは、経世済民(世をおさめ、民をすくう)から来ている。なのに竹中氏の誘導した社会は、それとは正反対の姿になっていはしまいか。竹中氏の言ってた通りの社会にはなったが。
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補助金がそれだけたくさんでているということは、アメリカやフランスでは、非農家の人たちが、農業にそれだけの資金を投入することを同意しているということ。しかし日本は「日本農業は甘やかされている、補助金だらけ」と批判されてきた結果、アメリカやフランスより補助金がずっと少ない。
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大阪の米の現物支給は、ついに戦前の社会状況に逆戻りしたことをうかがわせる。戦前の金持ちは雇用を増やし給与を増やすというお金のかかる政策を嫌がり、現物支給するという金のかからない、それでいて慈善活動をしている気になれる方向に熱心になっていたが、どうやら現代日本もそうなりつつある。
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後日、私の指導をしてくださった先生によると「定期テスト、あのクラスの生徒はみんな熱化学方程式だけは正解してたよ」。 そうか、教えなくていいんだ。むしろ教えてもらうくらいの方が生徒は自ら考え、理解してしまうんだ、ということが感得できた出来事だった。
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度を過ぎた安売りをすると、たとえ善意からでも、誰かを生活できなくしてしまうリスクがあります。食料安全保障は、不当な安売りをしないことも大切。食料安全保障を、様々な視点から眺めてみました。ぜひご購読下さい。 amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%8…
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逆に、若者が何時間でも話を聞きたがるときはどんな話をしていたのだろう?と振り返ると、若者が聞きたそうな話ばかりしていた。自分が話したいことではなく、相手が聞きたいのではないかという話題を手探りしながら話していた。若者に少しでもヒントになればと祈りながら。