shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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アイドルグループのすイエんサーガールは、中学高校生の女の子たち。飛行体の知識も理論もなく、流体力学ももちろん知らなかった。理論からいけない彼女たちは、ともかく紙を色々折っては、落としてみた。すると意外なことに、無加工のA4の紙が一番滞空時間が長くなることに気がついた。
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ナイチンゲールが現れる前、看護師はあまり尊敬される職業ではなかったという。患者の吐いた物や血で汚れた格好をしていて、貧しい人しかなり手がいなかった職業だったから。ところがナイチンゲールが看護師のイメージをガラリと変えた。
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ツイッターやフェイスブックのおかげで「言語化お化け」に出会うことができるようになった。言語化お化けとは、みんな分かっているようでわかっていなくて、言葉にしようと思うと意外と難しい、ついつい世間で語られているような表現しかできないことを、見事に言語化する人のこと。何人も出会う。
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子連れの母親が近づいて「勉強しないとこうなっちゃうよ」と言って立ち去ったという。「俺の仕事、簡単と思われてるのかな。結構難しいんだけど」と言ってその人は笑っていた。ちなみにその親子を私は知っていた。ちなみにその後、その子は勉強できなくなってしまった。
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実は当時、患者は不潔な環境に置かれることで、傷口などから病原菌が侵入し、それで症状が悪化するという「二次感染」で死ぬ人が多かった。「どうせ汚れるのだから」という対応が、患者をより死に近づけていた。しかしナイチンゲールが「どうせなら」と意識改革、衛生的に保ったことで、死亡率激減。
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ここ数年、パートを募集すると半分は男性が申し込んでくる。面接で話していると、なぜか「ほんの少し前まではあなたたち側にいて、人を品定めする側だった」と、昔すごかったアピール。 うん、一緒に仕事すると私毎日説教されそうだな、と思った。
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働きの悪い会社や個人は退場してもらい、優秀な企業、個人に活躍してもらった方が製造業もサービス業も生産性が向上し、消費者に安く良質なサービスが提供できる、これは経済的にもよいことだ、と私は信じさせられている。実はこの考え方、現代だけでなく、戦前に強く信じられていた。
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YouMeさんによると、中身のある内容になると信条の違いとかの問題が出てきやすく、ケンカになったりマウンティングになったり、面倒なことになりやすい。自分の見識の方がお前より上だ!と証明したくなり、本来の「あなたと仲良くなりたい」という目的が達成できなくなる、という。
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今、避難所で何をどうしたらベターか。「ベスト」はとても要求し得ない。何もかもが破壊されているのだから。だから「まだマシ」を追求するほかない。それは、被災者と同じ地平に立てる市民の方が、「これこれこういう状況ですねん。だからこれが関の山ですねん」と説明したほうがまだ納得しやすい。
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ワクチン接種が始まった国は色塗りされてる地図。 これを見ると、日本はもう先進国ではないな、と感じる。自国でワクチンを迅速に作る力を失っている。 先進国でワクチン接種が始まっていないのは日本だけ。 vdata.nikkei.com/newsgraphics/c…
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電車が遅れるという口実さえあれば、駅員にはどれだけ食って掛かってもいい、という思枠がオッサンの中にはあったのだろう。けれど同じ立場の人間である私が「私も早く乗りたいのにあんたのせいで遅れるかも」と文句を言ったことで、文句を言う前提、根拠を失った。だから勢いが失われたのだろう。
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研究する上で大切なこと。それは「手で考える」ことだ、と私はよく表現する。頭で考えていてはダメ。まあ、もちろん考えるのは頭でやっているわけだけれど、手触り、目の前で起きた変化、音、体に伝わる振動、様々な五感を通じて得られる情報をよく観察することがまず大切。考えるのはその後。
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精神的に非常に不安定になったという。それまでは自分もJAXAに所属して、どこの部署の何々さん、と、自分の「座標」を確認でき、人とのつながりも直接的に感じることができたのに、妻と娘を通じてしか社会とつながれず、自分の座標を見失い、宇宙空間に放り出されたような不安な感覚になったという。
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相手が何をどう考えているのか、その前提となる思枠を問う。そこで思い違いがあれば、それを指摘する。それですんなり交通整理できることも多い。 文句ばかり言う特定の被災者も、公務員には何を言ってもよいという思枠があったから、そこを崩したら文句を言いにくくなった。
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日本はこのところ、「儲かる農業」ばかりを目指してきた。儲かるといえば野菜などの園芸作物。野菜の売上は、もはやコメの売上を超えている。コメは作っても儲からず、トマトの方が高く売れる。なんせ、同じカロリーならトマトはコメの100倍高く売れるのだから。
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まず親が立派な人間になり、子どもの見本とならなくては、という話をよく目にする。でも私は、親として欠落があっても構わないと思う。そして、その欠落を子どもに補ってもらえば、なおよい。昔、「あさイチ」で行われた実験はその点で大変興味深かった。
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私より少し年上の男性は仕事に誇りを持っていて、かつ、俺の方がすごい仕事しているんだぞ、というマウンティングがすごい。私は何が楽しいのかわからないのだが、そうした人に連れられてスナックとかに行くと、お姉さんたちに俺はすごいんだ自慢していて。話すことって自慢しかないのかな。
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勝負の結果。すイエんサーガールの圧勝。京大生の作った飛行体はどれも、比較的速やかに落下した。すイエんサーガールの作った、ほぼ無加工の紙は目論見通り、右に左に横に揺れながら、しかし縦になることがないため、非常に長い滞空時間を誇った。
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その場にいる人たちにとって、最もマシな選択肢は何か。それを実現するにはどうしたらよいか。公務員だとか駅員だとか、公的な場にいる人に全部責任を押し付けようとするのではなく、私たち市民一人一人が、自分にできそうなことを模索する。すると、いろんなことが円滑に進むように思う。
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「私はかつて何億円の仕事をしたことがあって」「それはすごいですね、私はA社と何十億円の仕事をとりつけた思い出が今も忘れられなくて」「そういえばその会社とはこんな新規のビジネスを立ち上げたことが」ニコニコ笑いながら俺の方がすごい仕事したことがあるぞ合戦。私は横で見ていて楽しかった。
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その時頂いた合格祝いは、今も手を付けずに大切に残してある。もしかしたら大学に行けなかったかもしれない「私」を誇りに思う気持ちに光を差してくれたのは、そのおばあさんだった。私はこのおばあさんのような人間になりたいと思った。その思いは今も続いている。
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もう20年以上も前。父の運営する「子どもの広場」に、ちょっと様子の違う幼い兄弟が遊びに来た。二人とも、大きなビニール袋いっぱいにポテトチップスを入れている。「それは何?」と尋ねると、「おべんとう」と答える。「お母さんは?」と尋ねると、「パチンコ」。
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「どうせ」とバカにされていたものが、「どうせなら」心を込めて、大切に扱うようにした途端、その職業や製品が輝き始める、という事例は、かように数多い。人間は不思議なことに、バカにし、ぞんざいにしているものはさげすまされるが、心を込めた途端、聖化されて感じる感性があるらしい。
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私たちの身の回りに「どうせ」と思われているものは転がっていないだろうか。そのせいで蔑まれているものはないだろうか。それは「どうせなら」の心がけ次第で、ガラッと印象を180度変え、生まれ変わる可能性がある。「どうせ」を「どうせなら」に変えるイノベーションは、とても面白いと思う。
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昨年、東京大学の農芸化学科は定員80人なのに、進学希望したのが50人台だったという。なぜそんなにも希望が減ったのだろう?今の若い人たちは、農芸化学が就職で非常に有利だということを知らないのだろうか?教えてくれた人によると、先輩から聞くはずだというのだが。