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前にも書いたけど、「勉強できない子」はまず、音読み熟語がわからない、というところでつまづいていることが多い。何を隠そう、私自身がそうだった。そして塾で指導してきた感覚だと、公立中学で偏差値55以下は音読み熟語が苦手。偏差値50以下だと、それが出てきたら思考停止。
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そこで、ボランティアが配分に関しては責任を持ち、公務員の方には、救援物資の調達に専念してもらった。このすみわけは互いに強みを生かせるので、非常にうまくいった。こういう協調は、いろんな場面で活かしてほしいと思う。
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そこで彼女らは、紙が縦に落ちる体制にならないようにするために、ほぼ無加工だけど端の方をほんの少しだけ折ったようなもので勝負することにした。他方、京大は。
何やら、植物のタネの形を真似したり、実に複雑なものを作った。落下するとクルクル回ったりして、それなりの楽しいものができた。
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私は見逃していたのだが、東京大学との対決がその前にあったらしい。対決内容は、紙で作った橋がどれだけの重さに耐えられるか、というもの。
東大生は何とか構造だとか何々理論とか、専門知識をフルに発揮し、理論通りの構造物を紙で作った。
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私の父はいわゆる不良や非行少年の面倒を好んで見ていた。幼かった私から見れば気のいい兄ちゃんらで、私に乱暴したりちょっかい出したりすることはなかった。
父がふと漏らした言葉を覚えている。「教師と警察官の子は、どうもグレることが多いなあ」。
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当初、東大京大に勝てたのはまぐれだと思われている節があったが、そのほかの大学からの挑戦を受けても連戦連勝、あるいは負けてもかなりいい線にいくすイエんサーガールの活躍を見て、逆に有名大学の学生たちが変わってきた。目の前の事物や現象を理論に従わせようとしなくなってきた。
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他方、すイエんサーガールは。予備知識がない、ある意味、無知であるところから物事の現象をつきとめる訓練を普段の番組でしているためか、ともかく目の前の事物、現象をよく観察し、そこから仮説を立てるというクセがついていた。理論という色眼鏡で観察する目を曇らせることはなかった。
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エンゼルメイクが始まる前に折れた口紅、残りかすのファウンデーションしか用意されていなかったのは、「どうせ」死んでいるから、という気持ちの表れだったのだろう。それを「どうせなら生前の元気だったお姿に」と心をこめたとき、死に化粧は「エンゼルメイク」へと印象を一新したのではないか。
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他方、建築理論なんかまったく知らないすイエんサーガール。理論なんか当然知らないから思いつきもせず、紙をともかくいろいろいじっていた。すると一人が、紙をきつく細く丸めると、かなり固い棒になることに気がついた。とりあえずその棒を量産してみると。
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それでも、家族の危機の時に逃げたくはなかった。大学に行かせてやれんかもしれん、と告げられた時も、その運命を甘受しよう、と腹をくくった当時の自分を、私は今でも誇りに思う。愚痴も言わずに、家事を引き受けた自分をほめたい思い。
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日本の大学一人負けの原因を論じた記事。「日本は国際化進んでないから」「英語が苦手だから」というのは些細なこと、研究力が失われていることが最大の原因、そうなる原因は!を明快に論じてる。みなさん、読んで!
bunshun.jp/articles/-/402…
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そうしたものがなくても、人への優しさ、誠実さ、まじめさを失わないことは、そうたやすいことではない。不満を持ち、人に攻撃的になるのが普通。けれど、つらい道を歩んでも笑顔を失わず、人への優しさを失わない人がいる。これはすごい偉業ではなかろうか。
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その人の工夫のうち、不器用な人でもマネのできそうな方法を他の内職の方達に伝えると、一箱1時間程度で皆さん仕上げるように。まあ、元職人の方は、その頃には三十分くらいで仕上げるようになったのだけど。
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卒業するどころか修士課程にも進み、立派な研究成果を出し、一部上場の企業に就職した。
その学生に私がしたことは「問いかけ」と「驚く」ことだけだった。問いかけて反応を待ち、その反応がどんなものであれ、本人が能動的に動いた「奇跡」だと捉え、驚いた。
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マジメな豆腐屋が潰れれば路頭に迷う人が出る。安い豆腐屋が成長し、雇用を増やしたとしても、豆腐を安値で維持するために、賃金は抑えることになる。すると、そこに勤める人は消費を減らすことになる。こんなことが巡り巡って全産業に起き、給料が減り、消費が減るデフレ経済が加速する。
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どこでつまづいてるのか、過去にさかのぼっていった。分数は壊滅。1/2+1/3=2/5のように、分母と分子をそれぞれ足したりする。さらにさかのぼると、割り算がすでに怪しい。九九はできる。
よし、では割り算から足固めし、分数を完全にマスターさせよう。
しかし学習は初日からつまづいた。
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その女子大生の卒論をきっかけに、トイレはどんどん快適で臭くなく、むしろあまりにきれいなので汚してはいけないような気になるような美しい空間に変わっていった。遊園地に勝る集客力を誇った刈谷のサービスエリアは、トイレが快適なことでも有名になった。
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多くの国民を貧しさの中に叩き込んで何を言うかこの男は! newseveryday.jp/2023/06/18/%e3…
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ダンピングは、消費者が個人的に止める力を持たない。「こんな安い豆腐を買っては、マジメに豆腐を作ってる会社の人の生活が成り立たない」と考え、高値の豆腐を買うようにしたとしても、安い豆腐に手を出す人がどうしても出る。生活防衛のために。すると、マジメな豆腐屋はやはり潰れてしまう。
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・肥料あげるのめんどくさい
・農薬まくのもめんどくさい
・なんなら雑草もあんまり抜きたくない
そんな究極の面倒臭がりでも育つ野菜を紹介。
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その結果、五歳になっても自分で着替えられず、食事も自分でやらせてもらえないまま、全部おばあちゃんが世話していたという。
ああ。「おばあちゃん子は三文安い」という言葉があるけれど、その典型例だった。おばあちゃんがすべて先回りしてお膳立てするものだから、魂が遊びに出かけるように。
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バイオに強いから、製薬メーカーの研究開発も農学部出が多い。ただ、食品メーカーや製薬の研究開発になろうと思うと修士号は取っておく必要があるけど。
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私の勧めた図鑑を手にとろうとしなかったのは、私がその図鑑の内容について詳しいからだろう。ということは、その図鑑から知識を仕入れて親に披露しても、親は「ああ、知ってる知ってる」という反応しかしないだろう、それどころか追加の知識も披露して自慢するだろう、と嫌気がさしたのかも。
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魂飛ばしをしている限り、学習は全く進まない。空想の世界で生きているのだから。本人としては、すべておばあちゃんの言うとおりにしないといけなかったので、せめて魂を飛ばして自分の好きなことを想像して時間を潰すより仕方なかったのだろう。それが癖になり、高校生にまでなってしまった。
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欧米には「分割して統治せよ」という統治術がある。ベルギーはルワンダを植民地にしたとき、鼻の高さなど些細な違いを理由にツチ族とフツ族に分け、片方を優遇することでいがみ合わせた。これが後の虐殺を生む原因ともなった。
国の内部でいがみ合わせると、統治者への憎しみが分散する。