shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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しかし、医療現場もこのあたりの事情を言語化できていないため、「インフルとなにが違うねん」という怪訝な声を、うまく打破できていない。「新型コロナはインフルと違い、集中治療室の資源を長期間食い尽くしてしまう」ということを数値的に示せば、いまだに消えない楽観論の一つを消せると思う。
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「あなたと仲良くなりたい」からこそ中身のない雑談が良いのだという。中身がなければ、こちらも向こうもあまりこだわりがないから、どうでもよい。それでも互いにやり取りしているうちに気心が分かってきて、ああ、この人はこういう人なのか、というのが分かってくる。すると親しくなれるのだという。
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サービスを受ける消費者からすると、タダで散髪してもらえたらその分生活費が浮き、助かる。しかし散髪屋は全く客が来なくなり、収入がゼロになり、生活できなくなる。その人は「消費者」でさえいられなくなる。すると、社会から一人、消費者が消える。結果的に消費が減り、誰かの収入が減る。
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・どこからつまづき始めたのか分析すること。 ・つまづく前に戻り、少し背伸びすればできそうな課題を与えること。 ・後は能動的に学ぶ姿勢だけ取り戻せるよう、アシストすること。この子の場合は、机を叩き、大声でビックリさせて「魂召喚」することだった。 以上のことだけやったら、勝手に伸びた。
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日本人はもともともめ事が大嫌いで、近年はさらにもめ事を避ける傾向が強まっているので、もめ事をどう納めるかという訓練ができていない。だから、ボランティアが矢面に立てばいい、と言っても、それができる人は多くないかもしれない。でも、そういう調整役が、被災地では一番欲しい人材なんだなあ。
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その人に尋ねると、元大島紬の職人で、表彰されたこともあるという。単純作業は工夫次第でいくらでも技術を磨けることを知っており、それをストッキングの袋詰めでもいろいろ試行錯誤してやってみただけだ、という。私の両親はたまげてしまった。
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京大に合格してすぐ、父の友人が先斗町の小料理屋に連れて行ってくれた。最初、店には私たち3人だけ。しばらくすると「京都のことならなんでも聞いてくれ」みたいなことをゲラゲラ笑いながら話す人が「お、ここにしよう」と戸を開けた。いかにもお金持ってそうな、高級スーツを着た男性二人。すると。
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単純作業は工夫の余地がない、つまらない作業だと思われがち。しかし単純作業でも、工夫の余地がかなり残されてる小宇宙。ああやってみたら、こうしてみたら、という試行錯誤を繰り返すことで、大幅に業務改善をはかることができる。
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子育てでも部下育成でも、「ほめて育てる」本がかなり出ている。しかしほめると「つけあがる」という現象がしばしば起き、まるで勉強しなくなったり働かなくなったりする。ほめる言葉は子どもや部下のやる気を高めるどころかますます動かなくなる原因になったりする。これはなぜなのだろうか?
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まとめました。 「驚く」ことが体験ネットワークを構築する|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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全員に味噌ラーメンと塩ラーメンを一個ずつ配ることができないのも、人間がかき集めたものだから。限界はある。その限界の中で、なるべく多くの人が苦しみを軽減できるようにしたい、ただそれだけ。それを公平に扱え、というのは、無理な要求。だって対等な人間なのだから。
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大学などに進学し、いろいろな理論があることを学んでしまうと、理論を活用することが知的なのだと勘違いしてしまう。目の前の現象が理論と相性が良いのかどうかも十分確かめないまま、理論をあてはめて考えようとする。目の前の事物や現象を観察することを、そのために怠ってしまう。
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昔から不思議に思っていたことがある。「山には誰も肥料をまかないのに、なぜあんなに青々と木々が生い茂るんだろう?」山はむしろ雨にさらされ、上から下へと養分を抜き去られるばかり。それが百年も千年も続けば、山は肥料分を失い、いつか植物が育たない場所になるはずなのでは。
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沈黙が続いていた男性側の部屋では。「うまいですね」「そうですね」。その二言がつぶやかれた後、黙々とケーキを食べ、コーヒーを飲み。そのあと、またしても沈黙が続いた。 他方、女性の部屋ではケーキとコーヒーでさらに大盛り上がり。お気に入りのケーキ店の話題とか、さらに会話が盛り上がった。
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すイエんサーガールの大学対決を見ていると、東大生や京大生は「知識」に頼り過ぎていることが負けた原因のように思われた。自分の知っている理論を目の前の紙に当てはめ、紙に理論通りの強度とか性能を発揮するよう求めた。紙がその要求にこたえられるものかどうかを無視して。
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食品メーカーの就職では圧倒的に農学部が有利。旧帝大理学部の教え子の一人は食品メーカーに勤めたがっていたが、就職できなかった。農学部はバイオ系に強く、化学も強いから、食品メーカーの研究開発は農学部出が多い。
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「スポーツ庁の室伏広治長官 (44)は、こんな疑問を投げかける。 「小学生から全国大会をやる必要があるのか」 「真の全国での1番は、高校生や大人になってからではないと選ぶことはできないんじゃないか」 スポーツ行政のトップの言葉は重い。」 220626朝日
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男性は長らく、仕事ができることを自己の存在証明みたいに考えるロールモデルを思い描いてきた。特に年配の方はしみついていて、なかなかそこから脱却できない。近年は定年退職前にセミナーを受講するらしく、マウンティングすると嫌われますよ、という教育を徹底されるらしいけれど。
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戦後まもなくの企業は、焼け野原になって物資も何もない中でビジネスを始めねばならなかった。学歴も専門家でもない人が「なんとかこの製品をモノにしなければ」と、外国製品を分解して調べたり、大学の先生を訪問して聞きまくったりして、なんとか形にしていた。「欠落」は自分が埋めねば、と。
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あとでスタッフから種明かし。男性側の部屋で沈黙が続いていたのをずっとモニターで見られていたことに、男性たちは苦笑い。他方、女性たちは「あら、恥ずかしい」「余計なこと言ってないかしら」とさらにワイワイ。すっかり親しくなっていた。
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私のところに来たスタッフや学生は、最初の頃、失敗したと気がつくと「ああ!すみません!どうしよう!」と慌て、動転する人が多い。私は「あ、失敗はどんどんして下さい。その失敗、予想の範囲ですから。私もやってますし、失敗しないとなぜこの操作を行わなきゃいけないのか、分かんないんですよね」
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家族経営の農業は効率が悪い、企業化、工業化して効率を上げるほうが良いのではないか、というご意見をよく頂く。 きっと欧米では日本と違って農業の企業化が進んでいるのではないか、と思いたくなる。世界一の農業国アメリカはどうなのだろう?非家族農業は4.1%にとどまる。つまり、95.9%は家族農業。
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ある女子大生がトイレを卒論に選んだ。その卒論は画期的で、観光地にリピーターが増えるかどうかはトイレの影響が大きい、と分析していた。昔の観光地はトイレが汚く、女子トイレが少なかったりして、「二度とここには来たくない」という人も少なくないことを見事に指摘したものだった。
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相手が自分を正当だと考えるその前提となる思枠を突き止めること。それがもめ事を収める一つの方法だと思う。 もめ事を収めるのは、多くの人が苦しまずに済ませるために大切な力。もし可能なら、一人でも多く、その力を身に着けていただきたい。
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中身のない雑談で一向にかまわない、「あなたの声が聞きたい、あなたとずっと話ていたい」という気持ちがあれば、どんなに他愛のない会話でも相手にその気持ちは伝わり、親しくなれる。ああなるほど、女性が他愛もない話をあえてするのは、そういった理由だったのか!