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阪神大震災では、「ビバ!個性!ビバ!多様性!」と、心から痛感した。みんなが全体を見渡し、不足している部分をみつけ、自分がみんなのために最も役に立ちそうな場所を見つけ、そこで自分なりのパフォーマンスを発揮した。それぞれが個性を発揮し、その個性がかみ合って全体をなんとか動かしていた。
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今の農薬は人体に蓄積しないように設計されてる。だからこの人の言うとおり。なんだけど、生化学勉強するといい、は、ちと一般の人にハードル高過ぎ。経済ど素人の研究者にマクロ経済勉強するといい、と言い放つのに似てる。早い話、無茶。なので試しに、解説を試みる。 twitter.com/asahi_yama1/st…
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件の京大生は、子どもたちからとても人気だった。この人は絶対裏切らない、という絶大な信頼感があったらしい。震災が起きてすぐ常駐し、ぶっ倒れるまで必死に取り組んだその姿勢が、絶対的な信頼感になったのだと思う。
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すイエんサーガールの取り組み姿勢は、私が研究者として最も重要視しているもの。目の前の事物、現象をともかくよく観察する。触感、視覚、聴覚、嗅覚といった五感を使ってともかくよく観察し、目の前の事物、現象から「教えてもらう」。それを最重視している。その際、理論を持ってこないようにする。
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今の子どもは人工知能より読解力がない、と警鐘鳴らされてるけど、もう少し丁寧に考える必要がある。
私が塾を主宰していた時でも、公立中学で偏差値55以下だと「音読み」の熟語に反応できていなかった。意識、思想、速度、制御、提示・・・音読み熟語を聞いてもピンとこず、ポカンとしてしまう。
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どうやら、「重症化患者の集中治療室滞在期間」がとても長いのが原因のようだ。新型コロナで重症化すると、集中治療室の治療は一ヶ月にも及ぶほど長引くらしい。他方、インフルは快方に向かえば数日で集中治療室から出られるようだ。新型コロナは、こじれると長引く。
covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1121
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竹中平蔵氏はひどく賢い人だと思う。「頑張る人間には報い、そうでない人は淘汰される、それが競争社会、これからそれがますます加速する」と主張。この論理は実に巧み。高給をもらっている人は「自分が頑張っているからだ」と自信を深める。貧困にあえぐ人は自分に力がないからだと自らを責める。
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塾では、学習障害の子や不登校の子、不良の子などがたくさん来た。しかしどの子に接するにも、最も大切なのはその子の「素」を見ること。勉強ができないとか、学校にいけないとか、シンナーやタバコを吸ってるとか、バイクを盗んで乗り回すとか、すべて外面的なこと。
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別の旧帝大の学生は、サイホンの原理を知らなかった。「お風呂の水をホースです吸った後、外に流す遊びやったことない?」と聞くと、ないという。これでは理解できないと思い、細いチューブと水を入れたビーカーを用意して、遊ばせた。水がいったん水面より高く上がることに驚いていた。
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和歌山県すさみの海で、海水浴を終え、帰ろうとする親子が。「ここ、星がきれいですよ。予定がないなら星をご覧になってからでどうですか?」と誘った。
夜になり、空を眺めた。若いお父さんが「残念、曇ってますねえ」。
「何言ってるんですか、これ、全部星ですよ。カスミの一つ一つが星」
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成功者は、外面的な飾りで周囲から評価される。称賛される。か弱く傷つきやすい、柔らかな心を、外側の外骨格で守り、なんとか立てようとする。まるでカブトムシ。けれど、やはり中身は柔らかく、傷つきやすい。本当はそんな殻を脱ぎたいという衝動が隠れている。
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その親子は私たちが寝ることにしても星空を眺め続けた。翌朝私たちが帰ろうとすると、その親子は「もう一泊して星を眺めようと思います」と言った。
私の下らない星の解説より、このお父さんお母さんは、子どもに大切なものを伝えていたように思う。自然の不思議さ、神秘さに目を瞠り、驚く感性。
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その外面的なことで大人たちに評価され、断罪され、ダメな子の烙印を押されていた。誰一人、「素」を見てくれる大人がいない、孤独。けれどどの子も、「素」と「素」で付き合うと、子どもによって時間のかかり方は違うが、心を開いてくれた。
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体験ネットワークの形成を促すのが、「驚く」こと。親である大人自身が驚き、不思議がり、興味関心を持てば、子どもも、ナンダナンダ?と興味津々となる。
自然や生命の神秘さ、不思議さに目を瞠り、驚く感性。センス・オブ・ワンダーこそが大切。
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阪神大震災で機能したのは、この力だったように思う。全体を見渡し、弱点、あるいは欠落してる機能を自分が補う、ということを、各人が自発的に行える力。これがあれば、社会人になってからでも通用するように思う。
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どんなところにも文句を言うのが上手な皮肉屋さんはいて。煮込みハンバーグを大阪で大量に作り、なるべく保温して被災者の方々に温かい食べ物を、と思って持参したところ、「豚に食わせるようなもの配りやがって」と言った被災者もいた。しっかり食ってたけど。この人、何にでも文句言っていた。
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信じられない様子なので、海岸線に浮かぶ雲と比べて、「星の雲」が動くかどうか比べてもらった。「本当だ!これ、みんな星なんだ!」ご両親、驚きのあまり言葉を失って星空を見つめ続けた。五歳くらいの男の子も、どうやら大変なものを目撃してるらしいと、マジマジ空を眺めた。
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何人かで山に登り、キャンプ場に着くと、自然と「水汲みにいくわ」「じゃあ僕らは薪を」「窯を作るね」「テント張っておく」「料理の下拵えしておくね」と、全体を見渡し、自分の仕事を見つけ、システムとして動く。これ、案外優等生ができなかったりする。ボーッと突っ立ったままだったり。
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他方、シャキシャキ動かない、物静かな人なんだけど、その人がいると春風が吹いてるような、安心感がその場に広がる。みんなが青くなるような事態が起きても、その人がいると「ま、慌てても仕方ない。なんとかなるさ、なんとかしようやないか」と落ち着くことができた。
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市役所職員によると、被災者全員に公平に配れないのであれば、配ってはいけない、という。味噌ラーメンと塩ラーメンを合計したら被災者全員に配れるのだが、「それだと塩ラーメンが欲しい人に味噌ラーメンが配られたりなど、もめる原因になる、だから配ってはいけない」と頑張っていた。
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記事からは誰に配ってるのか判然としませんが、購買力のない子ども食堂に配るなら応援したいですけど、普通に購買力のある市民に配ってるのなら止めてください。農家の作った農作物がその分売れなくなり、農家の子どもたちが学校に行けなくなってしまうかもしれません。
news.yahoo.co.jp/articles/ac86f…
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「お母さんからちゃんと料理を教えてもらっておけば良かった」と言いながら、絆創膏だらけの指で黙々と台所で食材を切り続けるボランティア。
被災者が暖をとれるよう、黙々と木材を割り、大型トラック分くらいの薪の山を築いたボランティア。実に様々な個性を発揮していた。
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どこまでも市民の下僕として動くよう要求されることが多い公務員に、矢面に立たせるのは酷。ならば、裏方に回ってもらって、大いに公務員の立場を利用した物資調達に腕を振るってもらった方がよい。ボランティアは、いっそボランティアという名前も忘れて、対等な人間として被災者に対応したらよい。
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失敗をしゃぶり尽くすように観察することは、体験ネットワークを形成する一つの方法。危険がないなら、わざと失敗させるのは手。その周辺の知識を受けとめられる体験ネットワークを形成するのに、失敗は素晴らしい体験。
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愛知県も大都市名古屋を抱え、一時期はたくさんの感染者を出したが、かなり沈静化してる。評価されてよいはずなのに、抑え込み切れていない他の大都市知事のようには評価されていない。むっちゃ地味。メディア受けしない実務派を評価しない現代の風潮はいかがなものか。