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ようやくこういう話になってきたか。 nikkei.com/article/DGXZQO…
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新型コロナ、第7波考。
どうやらワクチンを打った効果もあり、重症化する可能性はインフルエンザ並に低くなった様子。死ぬ心配は(基礎疾患がなければ)小さくなった様子。ただ、他の風邪とは比較にならないほど感染力が強いことと、症状がキツイらしいのが厄介。
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家庭の中では、教師であり警察官であることを忘れ、「親」になることが必要なのだろう。目の前の子どもをよく観察し、教室の生徒と比較したりせず、子どもにとって自分は親なのだ、甘えたり素を見せたりすることができる仮定の中で家族として接する必要があるのだ、という自覚が必要なのかも。
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ではなぜ農家はきれいな野菜ばかり出荷し、傷物のクズ野菜は売らないのだろう?その方が高く買ってもらえるからだ。高く買ってもらえれば、子どもを学校にやることもできるし、老いた親を病院に通わすこともできる。
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私は競争原理に批判的。トップの人間以外の、大半の人間の意欲を削ぎ、劣等感を与えて無気力に導くことがほとんとで、集団としての活力はむしろ奪われるから。
ただ、人間には競争心があるのも確か。そこで私は「負ける」ことにより意欲を刺激する、ということはよくやっている。
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実は8月に痛風になって苦しんでいた。痛風は別名「ぜいたく病」というらしいけど、私もYouMeさんも肉がそんなに好きではなく、魚卵もまず食べないし、野菜中心生活。とってもヘルシー。なのに痛風になって、YouMeさんを悔しがらせてしまった。原因は私にある。コーヒー飲み過ぎ。
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私は非常に屈折していて、株主資本主義など、お金持ちに有利過ぎる社会システムを批判するのは、「お金持ちの人たちにも死んでほしくないから」だ。
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派遣社員や契約社員など非正規の低賃金化に引きずられるように正社員の給与は低賃金化し、さらに引きずられるように重役さえ給与水準低く。日本全体が購買力を失い、海外から食料を買いつける体力も失いつつある。
低賃金化は愚かな政策だったように思う。 twitter.com/TomoMachi/stat…
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若くして金を稼ぎ、一生働かずに暮らしていけるだけの財産築いて遊んでいたけど、寂しくなって社会事業に乗り出す人がいる。これは、お金を欲しがる人が群がっても、その人そのものが必要とされず、居場所を見つけられないからかもしれない。社会事業することで自分の居場所を求めるのだろう。
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「強いリーダーシップ」考。
日本にすっかり根づいてしまった「強いリーダーシップ」。私の見るところ、小泉純一郎氏の影響が決定的だったように思う。「自民党をぶっ壊す!」と、自分の根城の破壊宣言をして拍手喝さい、選挙で大勝し、安定政権を築いた。
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育児不安というのは、お母さんの自分の存在自体に対する不安だと私は思います。人間のあらゆる努力の営みは、つまるところ「疎外や孤立を回避しようとするものである」といった高名な心理学者がいますが、人間関係の中で安らいで生きたいという感情は人間の本能なのです。
「子どもへのまなざし」p.34
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「うちには無能な人間しかいない」という人は、まず、自分のマネジメントに問題がないか検討した方がいいです。自分自身はパフォーマンス高くても、マネジメント最悪の人っていますから。部下を無能者に変えるのが名人の人がいます。まずはそこを疑った方がいいかも。
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私の先輩同級生後輩(ただし東大じゃなくて京大の農芸化学)でも、食品・飲料メーカーに就職した人が多い。食品・飲料は景気に左右されにくく、経営が安定しているから、就職先としても非常に良いように思う。そして、食品・飲料に就職するには、農学部は非常に有利。中でも農芸化学は特に。
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これは獣医学部に偏るんだけど、研究者も出てきてまあ、変な人ばかりが出るけれど、まあ、実在の人物をデフォルメしているという点で。作品も面白い。
「動物のお医者さん」(佐々木倫子)
amazon.co.jp/%E5%8B%95%E7%8…
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家族経営でも規模拡大が当然視、効率化が進められた。アメリカで使用されている農業機械は、1958年には約4トンだったのが、2020年には約36トンに。巨大で重い収穫機で土が押しつぶされ、土壌の状態が悪化している。しかし大きな機械に乗っていると、土の状態に気づきにくい。
natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/0…
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食品ロスは安全余裕のため、一定数出る必要がある、必要悪として捉える必要があるだろう。もし食品ロスが出たとしても、それが肥料として田畑に鋤き込まれるなら、必ずしもムダにはなっていない。食品ロスが出ても無駄にしない、という発想に切り替えた方が健全なのかもしれない。
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つまり、アメリカはトウモロコシや小麦生産で儲けるつもりがない。コンピューターやインターネットなどの他の産業で儲けたお金の一部を農業につぎ込み、農家に補助金出して、穀物を安く販売させている。なんでそんな気前のよいことをしているのだろう?
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家族経営の場合、自分の田畑の状態が改善されていくか、悪化していくかは強い関心事となる。だから、堆肥も入れてよい土にしようとする。自分の財産だと思うから、土を超えさせようという動機が生まれやすい。
ただし、家族経営でもそうはならない状況が強まってきた。原因は、「効率化」。
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よく「自立を」なんて言われるけど。「他立」がいいんじゃないかな、と思う。
たぶん「自立」を求めるのは、依存ばかりして、他人の力を借りることばかり考えて、自分の足で歩こうとせず、他人のせいにばかりする人間への腹いせみたいな面もあるのだろう。けれど、「自立」は「孤立」でもある。
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部下が部下なりに考えて行動したことを「自分の頭で考えて行動した」と評価しない上司は、「俺の心の中を言い当てろ」と言ってるようなもので、無茶だと思う。部下は経験豊富な上司と違って、経験の蓄積がない。目の付け所はどこかも分からない。
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教師や警察官の子どもがグレることがあるのはなぜか?をつぶやいたところ、思わぬ反響があった。反響の中には、社長や弁護士、公務員も付け加えてほしい、という声も。家で社長としてふるまい、子どもを部下扱いするのだという。家に「親」がおらず、他の何かがいる、という形では共通。 twitter.com/ShinShinohara/…
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けれど、「海から山へ」の物質循環を太くしておかないと、結果的に、「山から海へ」の物質の流れの中流にいる人類にも影響が出る。そういう意味で、鳥の楽園である干潟や、魚が遡上できる川、飛び回る虫を再評価する必要があるように思う。そうした理解を、一般の方々にも広げる必要があるように思う。
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私は「教える」という行為を、ともすれば子どもから楽しみを奪ってしまう行為だと考えている。
推理小説を読んでる人に「真犯人はね」と教えてしまったり、映画を見てる人に「クライマックスはね」と教えるのはひどい意地悪。「教える」という行為は、これから解き明かす楽しみを奪ってしまう。
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「しつけ(躾)」考。
子どもの身勝手な様子を見ると「しつけがなっていない」とされることがある。子どもがガマンできないときも「しつけがなっていない」。で、子どもをしつけようと、我慢させたり叱ったり。でもうまくいかなくて悩む親御さんは多いように思う。
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その結果、ヨーロッパの少なからずの地域で、石灰岩が露出し、土壌がほとんどない土地が増えてしまった。古代ローマが滅んで中世に入った時、農業の生産性が著しく落ちた原因の一つが、土壌がやせたこと。そして、土壌をやせさせたのは、ラティフンディウムという企業経営だった。