shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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「批判」とか「疑う」は、合理的な精神の持ち主なら必ず行うべきものだと思われている。新聞やテレビなどマスコミの言うことを鵜呑みにするな、疑ってかかれ、とも言われる。鵜呑みにする人間を合理的精神に欠けた人間としてバカにする風潮もある。しかし、これらには困った副作用がある。
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このスレへの反応に、規格というものを作った農協が悪い、という意見が複数。曲がったキュウリなど規格外も食べれるのだから売ればいいのに、そうすれば農家も現金が手に入るのに、と。私も二十年前までそう思っていた。 なぜ農家にとっても小売店にとっても、規格が必要なのか、言語化を試みる。 twitter.com/ShinShinohara/…
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日本の強みは労働者が強いことだった。しかも会社への忠誠心も厚いという特徴があった。戦後、労働運動が盛んで会社と労働組合との衝突が絶えない中、カネボウは企業と労働者は同じ船に乗る運命共同体だとした(労使運命共同体論)。ここから、労使協調して企業の発展に尽くすというスタイルが定着。
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しかし竹中平蔵氏の「これからは競争社会。頑張る者は報われ、頑張らない者は貧しくなる権利がある」という主張が登場。能力のある者もない者も賃金に大差ないのは「悪平等」と言われた。自分に能力があると自信を持つ人はこの主張に乗っかり、悪平等を破壊する行動に手を貸した。
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子どもに怒ってしまって反省、もう怒らないでいようと心に決めたのにまた怒ってしまった。そういって自分を責めている親御さんが多い。「叱らない子育て」という本がたくさんあるのを見て、「ああ、私は叱ってばかり、怒ってばかりだ」とさらに自分を責める親御さんが増えているように思う。
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私の祖母の知人は、大人になっても小学生のように背が低かった。赤ちゃんの頃、お手伝いさんが床に叩き落とし、命は助かったけど背が伸びなくなったという。 格差が広がり、人を見下す社会になったとき、富裕層はお金があったとしても家族を守れるとは限らない。
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私は、学ぶこと自体は大切だと考えている。しかしそれは学歴を得るためとか社会的地位を得るための「道具」だから、ではない。むしろ、そうした考え方は学ぶことを汚してしまい、面白くないものにしてしまうように思う。学ぶことの大切さは、「学ぶことは楽しいから」だと思う。
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少年院では甘いものを食べる機会が乏しいです。それどころか、少年院に入る前から少年たちは甘いものを食べる機会が非常に少なくて。その実態を知る若者から「クリスマスに甘いものをプレゼントできないだろうか」という提案を受けて、辻由起子さんが動きました。私もそれにいささか協力することに。
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水田というのは非常に優秀で、肥料を与えなくても水を引き入れるだけで4割くらいの収量はあるという。これは、山で溶けだした養分が水の形で田んぼに供給されるから。しかしもし、山が養分欠乏になったとしたら、水田のこうした生産性を将来も維持できるのだろうか?
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「狭い世界では指導が過熱しがちだ。その陰で子どもが競技を嫌いになってやめてしまったり、けがをしたりしてしまうケースをいくつも目撃した。」
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無償奉仕ができるのは、実はゆとりあるお金持ちだけなんです。そして貧しい人の生活基盤を破壊する行為なんです。そうすることで、貧しい人がますます低賃金でも我慢しなきゃいけなくします。するとお金持ちは安く労働を買い叩ける。そうした狡猾さがその「無償の善意」には隠されてるんです。 twitter.com/illmagawa/stat…
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この記事にも「努力」といつ言葉が出てくる。竹中平蔵氏が新著でも語っているらしいキーワード。竹中氏がこれまでに日本に染み込ませた「呪い」が、日本中で孤独を生んている。 もう、この妙に説得力のある、それだけに強力な「呪い」を解除すべき時がきているように思う。 withnews.jp/article/f01912…
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労働者は、分割して統治されている状態。ならば、この分割統治で利益を得ている者は誰だろう?と勘ぐりたくなる。競争原理を称賛し、不遇な境遇にある人を「実力や頑張りが足りなかったのだ」と吐き捨てる人は、この「分割統治」に手を貸し、日本の力を削ぐことに手を貸しているのかもしれない。
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では、世界一の農業国と言えるアメリカは、あれだけ世界中に食料輸出するくらいなのだから儲かる農業なのかというと、そうではない。小麦やトウモロコシなど穀物は、政府から所得保障という名の補助金が出てるから農家もなんとか生活できてる状態。つまり作れば作るほど政府からの持ち出しが増える。
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つらく苦しい生活に逆戻りに。主人公はそうした事情を知り、自分は何もわかっていなかった、と悔やむ。 あまりにも格差が広がり、生活が苦しくなると、処罰や死刑がむしろ楽になる方法に見えるようになる。苦しみを終わらせる方法として魅力を感じてしまうことがある。
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竹中氏は実に賢い。議論したら負ける自信がある。実際、彼がしゃべって勝てる弁者は見当たらない。そして竹中氏の弁舌が核となり、ある社会が結晶化していく。労働者の賃金が下げられ、その分を株主に還元し、かなりの量を外国人投資家に渡す構造の社会。
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上司の言う「自分の頭で考えて行動する」とは、上司である自分の思い描く正解を想像し、その通りに行動する、という意味のことが多いように思う。しかし人間はエスパーじゃないんだから、上司が心に思い描いてる答えなんか分からない。それを想像できなかつたからと言って注意されるのは理不尽。
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しかもそうした傲慢な気持ちがどうしても端々に現れるから、周囲からしたら不愉快。で、周囲とうまくいかず、摩擦が多くなる。その摩擦は実は、自分から周囲を見下す言動があったことが原因なのに、「自分以外は程度が低いからだ」と見下し、さらに悪循環を生む。
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補助金がそれだけたくさんでているということは、アメリカやフランスでは、非農家の人たちが、農業にそれだけの資金を投入することを同意しているということ。しかし日本は「日本農業は甘やかされている、補助金だらけ」と批判されてきた結果、アメリカやフランスより補助金がずっと少ない。
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いわゆる物質循環は、「山から海へ」だけではない。「海から山へ」という循環があるから、「循環」として成立する。しかし、鳥や魚、虫という、人間の食料生産と直接かかわりのない生き物たちが、人類の食料生産の基礎を支えてくれていたのかもしれない、という謙虚さは必要に思う。
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学部卒だと、私自身そうでしたけれど、「未知を既知に変える」という科学の作法が全然身についていないんですよね。修士2年を加え、研究を3年やってようやく、未知の現象に対し、どう観察し、推論し、仮説を立て、実験方法を組み立て、実際に実験する、という手順がマスターできます。 twitter.com/agri_nahato/st…
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特に、リンはどうしようもないはず。窒素分は微生物が空気中の窒素ガスからアンモニアを作る窒素固定というのがあるからなんとかなる。カリウムは、海水の水しぶきが風に流され、雨に含まれて降ってくることもある。他のミネラルは岩石に含まれる。けれどリンだけはどうしようもない。
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だから、新生児の授乳期は、母親が確実に睡眠をとれるように、体制を組む必要がある。そうした体制を、厚木市の事件では、とることができたのだろうか。どうやったらその母親に、そうした体制を用意することができたのだろうか。
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政府からの補助が農家の所得に占める割合は、日本は15.6%、アメリカは26.4%、フランスは90.2%。 アメリカもフランスも、農家は国民の1%程度しかいないのに、その点では日本と変わらないのに、政府から大きな資金を引き出すことに成功している。なぜ日本はそれができないのだろう?
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PTA考。 スウェーデンの小学校を訪問したところ、教師、子どもたち、保護者が一つの部屋に集まっていた。定期的に集まり、クラスの問題を全員で話し合うのだという。大人だけでなく子どもも意見を述べる。これはいいなあ、と思った。