shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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それでも救いになったのは、お向かいに住んでいたおばあさんの言葉。学歴とかどうとか、外面的なものを見ず、「素」の私を見て、その努力を見てくれていた。それが何よりうれしかった。京大に合格したことをほめる人は、私をほめているのではない。京大をほめているだけ。
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アダム・スミスの言葉。 「労働の賃金にあてられる資金が目に見えて減少している国では毎年、使用人や労働者に対する需要が、どの職業でも前年より減っていく。高い階層で育てられた人が、本来の職業では仕事を見つけられず、最下層の仕事を喜んで求めるようになる。→
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昨今、農業関連の言論では農協批判がかまびすしい。私が親しくさせてもらってる方もずいぶん厳しく批判しておられる。しかし私はそこから一歩引いて見ている。農協がダメになったら誰が一番喜ぶのだろう?と考えると、おいそれと同調する気が失われるからだ。
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刑務所での刑期を終えた人を「自立」させようとして失敗する話を聞くと、孤独が大きな原因であるようす。住居も用意され、仕事も確保できて、経済的には「自立」できても、人間はそれだけでは心が満たされないらしい。自分を必要とする人がいない中では、人がいても孤独は埋められないらしい。
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調べてみたが、教師や警察官の子どもが非行に走りやすくなるという統計は見当たらなかった。ただ、「不良塾」とも呼ばれた私の塾には、なかなかの問題児が集まっていたのだけれど、教師と警察官のグレたのが散見された。多いかどうかは分からない。しかし、グレた理由はどうも親の職業にあるらしい。
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「反省させると犯罪者になります」という本がある。ふつう、悪いことをしたり人に迷惑をかけたら謝罪させ、反省させようとする。ところが反省(心から悔い、被害者に済まないという思いを抱くこと)というのは、どうも人間心理としてはそれでは起きにくいらしい。被害者が他人であればなおさら。
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一つは自国の食料安全保障を高めるため。アメリカで消費しきれないほど大量の食料を普段から作っておけば、いざというときに不足する心配はない。補助金つけて安く輸出するという出血大サービスをしてでも、普段から大量に生産することで食料安全保障を高めている面がある。
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バブル経済の頃と違って、今の日本は貧しく、それに「もったいない精神」が行き届いて、食品ロスはかなり減っている。そんな状況での食品ロスは、量が十分確保できないばかりか、種類もいびつ。先日、フードバンクをやっている人が食品ロスで送られてきたのを見たら、調味料とか変なドリンクとか。
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「言霊」考。 日本には言霊信仰がある。言葉にすればそれが実現する、あるいは実現しやすくなるという考え方。だから親は子どもに「勉強しろ」と命じ、上司は「もっと働け」と尻を叩く。何処かで言霊を言い訳にしたくなる心理が潜んでいるのかも。しかししばしば、その期待は裏切られる。
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みなさん、この時間割わかります? 暗号好きの息子(小4)が連絡帳に。
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教える側は教わる側より常に優れていなければならない、という思い込みは結構強いように思う。知識がなければ教えられないし、正しく導けない、と。 しかしその考え方だと「劣化コピー」しか生み出せないことになる。すべてを教えることは不可能だし、勘違いも起こりうるから。
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息子(小5)の漢字テスト。286点!その漢字の熟語を追加で書くと2点プラスになるらしい。漢和辞典ひっくり返して調べまくり。 先生上手いなあ。クラスで盛り上がってるらしい。なお、もっと上がいて、最高は290点という。前回は252点で息子がクラス最高だったらしいけど。
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で、大学の先生は基本、研究者。研究者というのは好きで調べ物したり、実験したりしてる。学ぶことが好きな人種ばかり。だから、学ぶことは面白いと信じてる人種ばかり。 学生は、誰からも勉強しろと言われないで済む間に勉強嫌いが薄れてきて、そのうち、大学の先生らの「学ぶのオモロイ」が伝染る。
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「ああなったらダメよ」という親の価値観、世界観が、子どもを苦しめてしまう。自分はダメになってしまった。ダメなところで満足していてはダメだ、と思うから、目の前のことを楽しめない。「俺はこんなところでくすぶっているような人間ではない」という思いが湧いて楽しめない。
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宿題は「机の前に座る習慣、勉強する習慣づくりに役立つ」というご意見複数。しかし私にはどうもそう思えない。もし仮にそうした効果を示す子どもがいたとしても、女の子でも1〜2割、男の子だと希少価値だと思う。私の指導体験や観察からは、ほぼそんな子は見覚えがない。ただまあ、一つには。
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こうして、鳥や魚、虫が「海から陸へ」という、重力に逆らったリンの運び屋をしてくれることで山にリンが供給され、植物が生い茂るのだろう。いくつかの論文で、こうした鳥や魚、虫の重要性を指摘するものが出ている。陸地に常に緑が生い茂るのは、こうした生き物がリンの運び屋になるからだろう。
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竹中氏の弁舌は、日本の労働者を苦境に陥れ、外国人投資家に利をもたらす上で、素晴らしい触媒になったと思う。竹中氏の意見が受け入れられる素地が社会にあったとは言え、竹中氏でなければここまで加速しただろうか。そのくらい、竹中氏の弁舌は触媒として優れていたように思う。
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日本だとピアノ習い始めの子に必ずと言ってよいほど課されるバイエルは、その夫によると、学生時代、音楽教育法の講義で「昔の悪い例」として習ったのだという。 悪い教え方の見本! オーストラリアではとっくの昔に、その子にあった教本を探して教えるのが一般的なのだという。
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セン氏は、飢饉の原因にもう一つ上げている。政府の無策。 購買力を失った人たちに、政府が食料を買い取り、配布した場合、あるいは雇用を創出して購買力を回復させる施策をした場合、大凶作が起きた国でも餓死者は発生することがないことを前掲書で明らかにしている。
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しかし、竹中氏の主張する世の動きは、決して必然ではない。人の世のことだからだ。人の世のことは、人が決められる。竹中氏はそれを知っていて、世の流れを変えようとし、そして成功させたのだろう。労働者の賃金を減らし、外国人投資家が儲かる社会の実現を達成した。見事。
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アレルギー考。 2000年代、アトピーや食物アレルギーがものすごく増えた。昔はアトピーは学年に一人か二人いるくらいだったのに、クラスに複数人いるように。食物アレルギーも珍しかったのが、クラスに数人。どうしちゃったの?というくらい増えた。
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貧困問題の議論で欠けがちなのは、この「居場所」の問題。ベーシックインカムも子ども食堂もフードバンクも、生きるのに必要なお金や食事を提供するところまで。しかしそれらのサービスは、自分を必要とする「居場所」を提供してくれない。むしろ社会が自分を必要としないという所在なさで苦しむ。
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新型コロナ流行の最中、人の流れを8割減らそう、ということが実行された。実際に8割減ったかは別として、かなり多くの人たちが家に引きこもった。この時私は、「食料などの必須な物資が十分確保できていて、これをきちんと配分できるなら、人間は生きていけるんだな」と思った。
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スーパーの売れ残りの変なものを出すくらいなら、手作りのホカホカおにぎりの方がはるかによい(もちろん今ならコロナ対策して)。相手に喜んでもらおう、どうすれば喜んでもらえるだろうか、変に傷つけないで済むだろうか、という配慮こそが大切。
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私は、本当の意味で運動嫌いな子はほぼいないと考えています。学校生活では体育大嫌いだった人が、大人になるとマラソンや自転車にハマる人が結構います。体を動かすのが気持ちよくて。運動が嫌いなんじゃなくて、比較されたり強制されたりするのが嫌い、という人がかなり含まれているように思います。 twitter.com/hosodamakito/s…