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「余ったものはみんなフードバンクや子ども食堂に送ればいい」という流れができつつある。私はそれにちょっとした憤りを感じている。食べるに食べられないものを送る流れが今後もひどくなるようなら、いずれ私はその善意の皮をはぐことをためらわないだろう。
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日本は貧富の格差が小さいことで、世界でも稀に見る治安のよい社会を維持してきた。しかしもしこれ以上格差が広がったら、治安のよさを維持できるかは分からない。貧困にあえぐ人が増えれば、自暴自棄になる人も増えるから。
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さて、食品ロスをフードバンクに、という呼びかけは、どちらに転ぶだろうか。「腹が減っているなら文句を言わんだろう、こんなものでもありがたいと思って食うだろう」と思ってモノを出していないだろうか。そうした心映えはしっかり中身に映し出される。
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まとめました。
「子どもっぽい説教」と「大人の説教」|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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この状況を私はすでに6年ほど前に聞いていた。「忖度だらけですよ」。官僚のトップに上り詰めても、政治家にたてつけば簡単に飛ばされる。この結果、官僚トップは政治家に盲目的に従う人間ばかりになってしまった、という。
msn.com/ja-jp/news/nat…
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度を過ぎた安売りをすると、たとえ善意からでも、誰かを生活できなくしてしまうリスクがあります。食料安全保障は、不当な安売りをしないことも大切。食料安全保障を、様々な視点から眺めてみました。ぜひご購読下さい。
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思い出追加。中国茶の先生が、よく似た備前のぐい呑み2つ出して同じ日本酒を注ぎ「利いてみて」。飲んでみると、味が違う!いろんなぐい呑みやお酒で試したけど、片方の備前のが日本酒の味を劇的に変える。他のぐい呑みはそんなことないのに。もう一つの備前と何が違うのか、見た目で分からないのに。
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三重の地元で彩酒会というのに誘ってもらった。中国茶の先生が大変なグルメで、お酒にも異様に詳しかった。一番の驚きは、古酒。「菊水」のカップ酒を二十年前に買っておき、寝かせていたという。「そろそろ美味しくなってきた頃だと思うから、みんなで飲んでみよう」。
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子どもの頃の成功体験(人に勝って嬉しい)は、大人になると捨てなきゃいけなくて、大人になると「子ども・若者に負けて嬉しい、だって育った証拠だから」にモードを逆転させなきゃいけないんですよね。承認される側から、承認する側に。これができない元優等生、多いですね。 twitter.com/bawnao/status/…
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まとめました。
親の自慢より子どもに驚く|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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育児サークルは、コーヒーを出してお母さんたちがおしゃべりしている間、父が赤ちゃんや幼児の注意を引きつけ、遊んでやる、母がお母さんたちの愚痴や話を聞いて「だいじょうぶ」という、ただそれだけ。けれど、それが孤独を癒し、不安を和らげる重要なきっかけになっていたらしい。
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そう考えていくと、反省とは、自分の大切に思う人を悲しませたくない、そんなことをさせたくないと思っていたのにそれをさせてしまった、という時に発生する感情なのかもしれない。もしそうだとすると、「大切に思う人」がいない場合、反省することはかなり難しくなるのかも。
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年配者は、果たして自分の説教が子どもっぽい欲求から生まれたものか、それとも若者が聞かなくても仕方ない、役に立たないかもしれない、という諦念を持ちながらも、少しでも役に立てばと祈りをこめて話してるものなのか、考えてみるとよいと思う。すると、話し方は劇的に変わるように思う。
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NHKスペシャル「混迷の世紀」で、「民主主義の弱体化」と「強権主義の台頭」が指摘されていた。かつて、歴史の必然とまで考えられていた民主主義が、なぜこんなに弱体化し始めたのか?私が思うに、分配(再分配)にあるように思う。意外なことに、強権主義の方が分配に成功している面がある。
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「日本は世界第5位の農業大国」という本がかつて話題になった。農業行政を大きくシフトさせた、影響力の大きかった本だと言える。日本の農業と言えば低い食糧自給率の事ばかり。でも売り上げ(GDP)で言えば、日本は世界第5位なのだ、という意外な事実を浮き彫りにした内容だった。
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まとめました。
男女の別なく深刻化する孤老化の問題|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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日本社会はもはや、「いっそ犯罪をおかして、人生を終わらせたい」と願う人たちを多数抱えるまでになっているのではないか。だとしたら、富裕層は、どれだけ警察力を高めようと、法律を厳しくしようと、身を守るには不十分となる。ベビーシッターも怖くて頼めなくなりかねない。
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「個々に適切なタイミングのトレーニングがある。大人の成功体験小学生に当てはめるのはありえない。体の大きさも違うし、精神もできあがっていない。 完成を急ぐあまり起こる問題は断じて許されない。 不幸の始まりだ」
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3つ目の問題は、親以外からの子供への接触がしにくい時代が長かったこと。酒鬼薔薇聖斗の幼児殺害事件からしばらく、子どもをターゲットにした事件が相次いだ。それまでは「公園に遊びに行っといで」と言えば済んだのに、親の同伴無しで公園にやることが恐くてできなくなった。
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しかし、新型コロナで多くの労働者が困窮し、世論が変化した。円安になり、諸物価が上がり、今のままの低賃金ではまさに生きていけなくなってきた。給料を上げなければ、という世論に変化し始めた。政治家も経営者もそちらにシフトしたら、不十分と言っても給料は上がる方向へと動き出している。
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幼い子どもが大人に「ねえ、見て見て」という口癖がある。実は「子どもっぽい説教」は、これと同じ。「ねえ、僕、こんな立派なお話できるようになったよ!見て見て!聞いて聞いて!」若者は年配者の子供っぽさに辟易するから聞く気になれないのかもしれない。
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「長兄は病気になる前にみんな原因を取り除き、誰も病気にならないので長兄が医者だと気づいている者はいません。私などは死にかけの人間を治すという派手なことをするから天下に名が響いてしまっていますが、医者としては恥ずかしいことです」。
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しかも新生児は3時間おきに授乳することが求められる。出産前は「3時間おきなら、途切れ途切れでも眠れるだろう」と思ったら、全然眠れない。赤ちゃんは哺乳瓶を吸うのが最初ヘタで、吸うのに疲れて眠ってしまう。ゲップさせるのもうまくいかない。オムツは頻繁に濡れる。産着に汚れがついたり。
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「宿題」考。
団塊ジュニアの私の頃は、宿題なんてせいぜい20分もあれば終わってしまうような量だったと思う。名古屋で育ったYouMeさんもそうだったという。せいぜいプリント一枚、それも毎日は出なかった。ところが今は、小学校によるようだけど、大量、毎日1時間はかかる量。多すぎ。
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他方、大人の説教は、自分に敬意を持ってもらおうとも思っていない。自分の話に驚いてもらおうと思っていない。若者の少しでも役に立つなら、でも立たないかもしれない、と思いながら話す。役に立たないなら聞かなくても仕方ない、と思いながら話す。達観しながら話しているように思う。