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しかし、「サピエンス全史」のハラル氏が言うように、お金というものが、あるいは社会制度もが、人間の作り出した虚像でしかないなら、私達はその虚像を自ら作り出すこともできる。労働者の賃金を減らす社会じゃない社会を作ることだってできるはず。
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フードバンクもそうなる恐れがある。というか、すでにそれが発生している。支援している方から聞いたけれど、ゴミにするしかないようなものが送られてきて、そうでなくても生活再建ができなくて傷ついている心をさらに傷つけられた、という人がすでに。むしろこうなると、悪意よりもタチが悪い。
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それに、繰り返すが、食品ロスはゼロを目指してはいけない。食料安全保障を考えるなら、食品ロスは「安全余裕」なのだから。安全余裕は余りものだから種類や量がいびつになる。それを施設に押し付けるなんて、失礼な話。まず、その失礼さを自覚する必要があると思う。
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そんな情けない話であっても、若者にはとても役に立つ。若者は自分の悩みや迷いを言語化できずに苦しんでいることが多い。年配者はトシを食ってるだけあって、若い頃の悩みを言語化しやすくなっている。それを言語化して伝えるだけで、若者はそれを起点にして考えるきっかけを得る。
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扁鵲という医者が死にかけた王子の命を救った。「お前は天下一の医者じゃな」と王様がほめちぎると「兄の方が優れています。病が軽いうちにみんな治してしまうので医者としての名は近隣にしか知られていません」「ではその次にお前が」扁鵲は「いや、長兄はもっとすごいです」。
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菊水は実は、私の中では苦手な部類の玄人好みなお酒なのだけど、一口飲んだら、まるで紹興酒!「きっとあれが合うよ」と持ってきたのは、尾鷲のカラスミ。一緒に古酒を口に含むと、ものすごい相性!うまい!
試してみたら、紹興酒と尾鷲カラスミの相性はさほどでもない。古酒と台湾カラスミも。
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いやこれ、違法性がないどころか、利益相反問題あるだろ。その赤木かんこ氏とやら、何者なん?自分の本買わせるなんてどういうこったい? news.yahoo.co.jp/articles/8ed80…
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2つ目は少子化。子どもの密度がひどく下がった。近くの小さな公園に行っても子どもの姿がない。友達と遊ぼうと思ったら、親にクルマで運転してもらって連れて行ってもらわねばならないほど離れている。もちろんそんなだからアポを取っておかないといけない。そのくらい子どもの密度が下がった。
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息子(小4)のピタゴラスイッチ。
おお〜!
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まとめました。自民党にも送りました。
拝啓 岸田首相|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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いやこんなので腹を膨らませることはできないし、食べろとも言えない。わずかばかりマシなのを除いて、他は廃棄するしかない代物ばかりだった。食品ロスのものをフードバンクや子ども食堂に送ろう、という呼びかけは、阪神大震災での「汚れた毛布」と同じになりかねない。
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飢えると治安もクソもなくなる。もはや抑えられない。魚津の女性たちが始めた米騒動は、軍隊を出動させても収まらなかった。子どもが飢えて泣くのなら、軍隊が銃を向けようと立ち向かうだろう、と思う。そのくらい飢餓は苦しい。
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「食べられる食品を施設に提供」といえば、善意の衣を借りることができる。そう、阪神大震災で毛布を送ったように。しかしその時、「そういえば捨てようと思っていた毛布がうちにあったわ。あれ送ろうか」という人が少なくなかったため、被災地はゴミ捨て場と化してしまった。
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まとめました。
母親たちの孤独、孤立|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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私は「農家の生活を破壊しますよ」と言って、止めることにしている。ほめられると思っていた相談者は、意外な顔をするが、私が次のように説明すると納得してくれる。
農家だって、子どもに教育を授けたいし、老いた両親を病院に通わせたい。それには現金収入が必要。だけどもしクズ野菜を売ったら。
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「学習には強制が必要」という話を見かけた。そういえばEテレの番組で、子どもが楽しそうに学んでいると勉強しているように見えない、つらそうに取り組んでないと勉強しているとは思えない、という母親が登場していて、ははあ、そういう感覚もあるのだなあ、と驚いたことがある。
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街のスーバーマーケットには食料があふれかえっている。けれどすぐそのそばで飢えに苦しみ、餓死する人がたくさん出た。飢饉とは、多数の人々が購買力を失い、食料にアクセスできなくなった状態を意味する。日本はいまや、その状況に陥りつつあるようだ。「飢饉」が全日本的に起きようとしている。
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消費者はクズ野菜でお腹いっぱいになり、マトモな値段の野菜には手を出さなくなるだろう。すると、農家が手にできる現金が減ってしまう。子どもを進学させてやることも、親を病院に通わすこともできなくなる。食品ロスを減らそうとして、農家を苦しめることになるんです、と。
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「疲れ」を、若い間は「体が動かなくなるとき」と捉えがち。しかし私たち夫婦は「笑顔でいられない」と定義している。疲労は「笑顔でいられない」、「気力がわいてこない」、「体が動かない」の順番でやってくる。「笑顔でいられない」の段階で、実はすでに無理を重ねている。
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この際、ホワイトにするのもアリだけど、優れた人材が官僚を辞める(そもそもならない)のは、提言は無視され、政治家にアゴで使われ、誇りを踏みにじられたから。
#Yahooニュース approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=h…
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食料安全保障ではカロリーベース食料自給率がよく話題になる。そこで私は、「エネルギーベース食料自給率」を計算してみた。
国内では51兆9千億kcalの収穫がある。他方、農業で消費される化石燃料は145兆kcal。収穫の2.79倍のエネルギーを消費している。エネルギーベース食料自給率は、マイナス179%。
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まとめました。
鳥、魚、虫が山を緑にする?|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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新人スタッフが二人来た。最初にお願いしたのが「たくさん失敗してください」。失敗したほうが覚えが早いし、どんなトラブルに気をつけたらよいかが分かるから、私が指導している間にできるだけたくさん失敗してほしいとお願いした。
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フランスやイギリスでも、農業の担い手は家族。日本ではどうしたわけか、農業の企業経営化が叫ばれて結構長いけれど、世界に小麦などの食糧を大量に輸出するアメリカやフランスは、家族経営が支えている。企業経営もないわけじゃないけど、中心とはとても言えない。
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