shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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90年代末に国家1種の試験を受けたときの長文問題が興味深かった。難しい専門用語が散りばめられ、有名な思想家や哲学者の名前がてんこ盛り。すごく難しいこと書いてる風。しかしその文章の骨子は最初と最後の数行にしか書いてなかった。文章の8割はどうでもよい内容だったことに衝撃を受けた。
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楽しさの中から能動性と意欲は生まれ、能動性があるから観察力、思考力、学習能力は高まる。ということは、最初の基礎は「楽しさ」にあるように思う。能動的に動くことが楽しくなる構造、環境をいかに用意するか。それが指導者の仕事なのかもしれない。
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江戸時代は資源リサイクルも行われた、安定した定常状態だったと思われがちだけれど、解像度を上げてみるとかなりの流転がある。 江戸時代に入る前の安土桃山時代から、吉宗の活躍した享保時代までは、耕地面積の拡大と人口増大が続いた。なぜかというと。
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まとめました。 「教える」のではなく「教えてもらう」|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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三日目は手を上げるのもつらくなり、本を読んでいられなくなった。それでも日中は、葉が風で揺れているのを眺めたり、アリの行進を眺めてヒマ潰しができた。味覚が敏感になり、水は金属臭がするようで、空腹を紛らわすことはできなくなった。塩をなめてもダメ。滋養のあるものを食え!と体が命じる。
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しかも「数」も違う。前後まもなくは国民の半数以上が農村にいたと言われる。都会の人間の方が数で負けていた。だから農村が都会人に荒らされる極端な心配をせずに済んだ(都会近郊は別)。しかし今や、日本の農家は152万人。非農業は1億2400万人以上。数で圧倒的に都会人が多い。
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その親御さんは学歴こそなかったかもしれないが、とても賢い方なのだろう、と思った。親が子どもの様子に驚き、感心するのは、子どもの意欲をとても高めるもののように思う。子育てで必要なのは親の学歴ではなく、子どもの成長を喜び、驚き、感心する様子なのかもしれない。
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「お母さんが病気で倒れて、それでも買い物行って料理作って洗濯して、本当によく頑張ったね。このたびは本当におめでとう」そう言って、涙まで見せてくれた。 私は、ああ、見てくれていた人がいたんだ、と思った。いちばん認めてほしいところを認めてくれた人が、ここに。
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そして、私みたいな新参者の若造の話に耳を傾けて下さる。時折、驚きの声を上げて下さる。そうか、人間関係って、まずは自分の方から、相手の話に驚き、面白がることが大切なんだな、と気がついた。すると、相手もこちらに興味を持ってくれて、互いに驚き合える関係が作れるんだな。
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しかし子どもにとっては親。子どもがいてほしいのは親であって教師ではない。なのに親がいなくて教師がいる。 しかも、教師としてのテクは我が子には通じないことが多い。教師のテクは、学校という権威を背景に、教室という特殊空間で磨かれたもの。子どももその特殊空間で独特の振る舞いをする。
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仏陀は説教する際、目の前にする人に合わせて話を変えたという。場合によっては、それまで自分の言ってきたことと矛盾するようなことでも、目の前の人間の悩みがほころぶきっかけになるならば、と話をした。それを「方便」という。ウソなんだけど、相手のためにつくウソも、仏陀はしたという。
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まとめました。 なぜ日本は化学農薬を手放せないのか|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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人間はどうやら、自分を思いやろうとしていること、しかし自分の悩みが本当はどんなものなのかはわからないこと、しかし少しでも役に立ったらと思っていること、それでも何にも役に立たないかも、と迷っていること、そうしたことを雰囲気から感じ取ることができるらしい。
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株主は竹中氏の発言が重さを増せば増すほど株主資本主義へと重心が移るから竹中氏を持ち上げる。竹中氏は自らの仕事と収入が増えるから、ますます労働者同士でいがみ合い、株主が何をしているのか気づかないように目眩ましとなる発言を繰り返す。しかも竹中氏の弁論は巧みで、真の狙いが分からない。
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どうやら、その母親は育児放棄の状態にあるらしかった。パチンコ屋を覗くと、かつては男性ばかりだったはずなのに、4割くらいが女性。「何かとてつもないことが起きている」と感じた父は、母と協力して育児サークルを始めた。赤ちゃんや幼児を育てているお母さんたちが集える場所づくり。
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大阪で最初の育児サークルは、その必要性が認知され、その後、公共の育児支援室が数多くできた。日本でも先駆けだったのではないかと思う。しかし22年前にはまだ、母親たちが孤立し、孤独に苦しんでいることが十分認知されていなかったように思う。
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私の家の庭に、ビクともしない巨岩があった。それを八十過ぎのおじいさんがいともたやすく動かした。テコの原理を使うのは私も承知していたけど、今の重心に力点からの力が伝わるようにテコを動かさねば岩は動かない、というのを実地で教えられると、なんと経験値の必要な、難しいテクなのか、驚いた。
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しかも興味深いのは、株主と言っても日本人とは限らないこと。外国人投資家が日本の株式市場でかなりの存在感を見せている。かつては株の持ち合いで外国人投資家に手出しさせなかった日本だが、自ら株の持ち合い規制をし、外国人投資家が入り込む余地を作り、株主資本主義を招き込んだ。
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子どもイベントで高齢男性が「うるさい」「子どもをだまらせろ」「保護者を全員呼べ」「活動できなくしてやる」「責任者出てこい」と怒鳴り込んできたという話を聞いた。どうやら常習犯で警察も名前を聞いて「ああ」という反応だったらしいけど。
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どうやら、コメを食べたくても食べられない、という貧困の問題が重くのしかかっている様子。外食産業をはじめとする、新型コロナで大きな影響を受けた産業では、雇用が維持できなくなっている。この人たちは所持金も底を尽き、その日の食べるものにも事欠くようになっている。
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レイチェル・カーソンや、多くの研究者からの警告もあって、化学農薬はその後、油に溶け込む性質ではなく水溶性の性質にしたり、分解しやすい部分(エステル結合)などをわざと仕込むことで、分解しやすく、体内に蓄積しにくい性質のものにデザインするようになった。
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不思議なもので、その荷物を送った人がどういう気持ちで送ったのか、感じられることも多かった。「被災地は寒いらしいしモノもないからこんなものでもありがたいと思うだろう」と、どこか見下げている感のある梱包は、段ボールを開けた瞬間「ああ、そういうつもりなのね」と感じる。
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まだ結婚したばかりの頃。YouMeさんがひどく怒っている時があって。理由を尋ねると「分かるでしょ?」 いや、分からないからぜひ教えてほしい、とお願いした。理由をいくつか挙げてくれたが、まだそれが腹の立つ理由になるとは理解できなかった私は「ごめん、まだ分からない」。
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特に戦後昭和の日本は、男性が子どもと触れ合うことがなかった時代かもしれない。私が子どもの件で都合が悪いというと「奥さんがいるなら任せておけばいいじゃないか」という上司も、まだいた。共同研究先の企業の方複数が来て、育児休暇を取るという若い男性が。するとその上司の方が。
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ところがさらにその翌日になると忘れてる。これでは次に進めない。学習が積み上げられないので頭を抱えていた。 そんなとき、母校へ教育実習に。授業で熱化学方程式を教えることに。しかし私は指導案も作らず(ひどい)、ぶっつけ本番で臨んだ。すると、答えが合わない。生徒たちの見てる前で。