shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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大人になるということは、承認される側から承認する側に変わることなのかもしれない。子供の間は「ねえ見て見て!」とか、「ほらすごいでしょう!」というように、大人に承認してもらおうとする。承認してもらえた喜びをバネに再び新しい世界へと飛び込む。それが子供の成長というものだと思う。
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ある時、変わった体験が。訪問先で久保田の千寿を勧められた。千寿は醸造アルコール入りで、これまでも悪酔い体験複数。勧められ、仕方なく飲んだらドスンがこない。あれ?不思議だな、と思い、聞いてみたら「一年以上部屋の隅っこで放置していた」という。エタノールが水分子とこなれたのだろうか。
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アフリカなどの貧しい地域での食料危機への対策は、食料を ・現地でたくさん作る ・現地にたくさん送る のどちらかが選ばる。食料が足りないんだから食料がたくさんあればいいんだろ、というシンプルな推理。しかしアマルティア・セン「貧困と飢饉」を読むと、かえって飢餓を深刻化させることも。
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私は計2回、断食したことがある。最初の断食は特にキツかった。 山にこもり、テントを張って、塩と水だけで過ごすことに。最初の2日間はなんとかなった。腹が減れば水をがぶ飲みしてしのいだ。あとはフテ寝すれば空腹をしのげた。
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実は、先進国はどこも似たり寄ったりで、農業はGDPの1%強にしかならない。小麦を海外に輸出しているフランスも、農業はGDPの1.37%を稼ぐだけ。しかもフランスの農家は、所得のうち90.2%を補助金としてもらっている。アメリカもフランスも世界有数の農業国だが、GDPのわずか1%強でしかない。
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私は部下育成の方法として「失敗を楽しむ」ことを推奨している。すると、医療関係者や介護の現場の方から「我々は人間相手だから失敗させるわけにいかない、どうすれば」というご意見を頂く。実は研究の世界でも失敗できないものが多々ある。高額機械は取り扱いを誤るとあっと言う間に壊れてしまう。
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なのに、新自由主義では、働きの悪い会社をつぶし、働きの悪い人間をクビにしろという割に、その人たちがどうなるかは考慮の外だった。この人たちは購買力を失い、消費者でいられなくなる。その結果、生産力があっても誰も買わない社会が生まれてしまう。社会格差も巨大化する。
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それから私の日本酒探しが始まった。本来日本酒は美味しいもの。あの味に近いお酒はあるはず。そう思って探し始めると、友人もいろんな情報を集めてくれて、試飲会みたいなのをよく開くように。あのときの飲み物にはかなわないが、かなり近いと思える日本酒に出会えるようになってきた。
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父母が育児サークルを開始してからしばらくして、全国で、母親がパチンコをしている間、子どもが車中で熱中症になり死亡した、という事件が相次いだ。世間は親としての責任を放棄した!なんという母親だ!と非難囂々だった。しかし父の見立ては違っていた。母親が孤独にさいなまれ、孤立している、と。
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そもそも、食品ロスをゼロにしようというのが無謀。そもそも発想に問題がある。食品ロスは「安全余裕」でもあるからだ。 原子炉は多少暴走しても爆発せずに済むよう、余分に頑丈に作ってある。これが「安全余裕」。もし「安全余裕なんか無駄だ、経費削減のため原子炉の壁を薄くしよう」となったら。
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読解力より何より、音読単語に慣れていない、ピンとこない子が、すでに三十年前から(いや、私自身も音読単語がピンと来なかったから、四十年前か)いた。しかし彼らが親しんでいる言葉に置き換えたら比較的すんなり理解できる。つまり、音読単語混じりの日本語は、彼らにとって外国語になっている。
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20年ほど前になるが、農家の方と話すと、戦後の食糧難の話になり、「俺たちは食糧危機が来ても大丈夫。自分たちで作っているから。都会の人間は大変だよ。あのときもそうだった。列車に乗って食料を求めてやってきた。都会は飢えていたが、田舎は食べるのに不自由しなかった」という話をよく聞いた。
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しかし、もし食料危機が来たら、戦後の食糧難とは情勢が一変するだろう。交通手段が違うからだ。戦後まもなくは鉄道くらいしかなかった。農村に行くにはトボトボ歩かねばならなかった。しかし今なら自家用車を持っている人がたくさんいる。食料を求めて農村に大挙して来る恐れがある。
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江戸時代は享保時代に三千万人に達した後、百年以上人口が変化していないけど。実は関東で人口が大きく減り、西日本で人口増加が起きている。日本全体の総数はほとんど変化がないけど、地域別に見ると大きな人口変動がある。薩摩や長州など西日本の雄藩が明治維新を起こしたのにも理由がある。
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日本は「育てる」のがヘタクソな国になったと思う。「カネを払ってるから言うこと聞くべき」という性急さ、単純さが、学術会議ばかりか、部下育成でも子育てでも顔を出す。その性急さの故に子どもも、人も、学術さえも育てられなくなっているように思う。 twitter.com/Fuduki_Aoi/sta…
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結果、竹中氏の弁舌は、日本の労働者の賃金を抑えた分、外国人投資家に貢いだ格好になっているように思う。竹中氏は外国人投資家のために実によく働いたと言える。それと狙いが分からない弁舌で、こうした結果を狙っていたのだとしたら、賢すぎる。あまりにも巧妙。
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山梨県の取り組みは面白い。県内の製造業に就職したら、就職した翌年から、借りた奨学金の8分の1のお金がもらえる。県内で8年勤めたら奨学金を全額返済できる。これは地域に若者を根付かせるとても面白いアイディア。 日本経済新聞211204
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まとめました。 善意の廉売がデフレの道への舗装に?|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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あまりに奇抜過ぎて食べようと思えない商品や、賞味期限切れのもの。奇妙な調味料が妙にたくさん。コメとか、ベーシックに腹を膨らますことができておいしいものが皆無。何かないかとボランティアも仕分けするのだけれど、ほとんど廃棄に回すしかなかったりするのだという。
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人工知能を研究してる東大の先生は、まさか「照明」という音読単語がピンとこないという実態をご存じないから「読解力がない」と飛躍して考えてしまったのかもしれないけれど、「あかり」といえばピンとくる子がほとんど。音読単語に出会う環境にない、という点に注意が必要。
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効率化って、人のクビを切ることなんですよ。 社会って、人を活かすことが使命なんですよ。 人を路頭に迷わせ、生き延びる手段を奪うのは、もはや社会じゃなくて殺し合いの闘技場なんですよ。 私たちはいつの間にか「効率化は良いことだ」と信じ込まされてきましたけど、そろそろバレてきています。 twitter.com/moyasi_taro/st…
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これと同じことが、「食品ロスとフードバンクを結び付けるアイディア」で起きている。貧しい人に食品を配るには、余って捨てられるだけの食品ロスを食べてもらえば一挙両得じゃないか、ということで、ニュースなどでもよく取り上げられている。しかし、現場の方から聞くと、阪神大震災の毛布状態。
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「驚くようにしたら、子どもたちが実に楽しそうに、積極的にいろんなことに取り組むようになった」という声を時折寄せて頂く。よかった、と思う。 ちなみに、能動性は24時間発揮できない。人間は疲れるから。遊びたいし、気晴らしもしないと笑顔を失う生き物だから。
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まとめました。 日本酒との出会い、日本酒での出会い|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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母親は、子どもに無償の愛、無限の愛を注げる存在であることを求められる、そんな世間からの風圧を、男である私も感じる。しかし、母親だって人間。休まなければ体力も気力も失う。孤独にさいなまれたら、精神的に不安定になって当然。休憩だってしたいし、遊びだってしたい。人間は、人間なのだから。