shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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何を聞いても泉のごとく知識があふれ出てくるベテラン農家さんに「何でもご存知ですねえ!さすがベテラン!」と言ったら「わし、まだコメは50回しか育てたことない。ベテランなんてよう言わん。毎年条件が違うし」と言われて、脱帽したことがある。
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日本にイノベーションが起きにくくなった理由。それはもしかしたら、大卒が増えたからではないか、という気がしている。 戦後の日本は、大卒は非常に少なかった。多くが中卒、高卒。場合によっては尋常小学校まで、という人が多かった。パナソニック(松下電器)の創業者、松下幸之助は小学校中退。
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100%(近くに)純度を高めたつもりでも、完全に人為的にコントロールした環境のつもりでも、どうもそうはなっていない「ゆらぎ」がある。もちろん、大きな傾向としては制御できるのだけど、どうも何かの要因が残っている。こうした科学の中の不思議は、いろんなところで見つかる。
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すると、ろくに教えなくても勝手に能力を高めていった。 「なんだ、能動的に動くことが楽しくなるように、こちらが能動性が見えたら驚くようにすれば、能動性と意欲は高まり、だから学ぶことが楽しくなり、問題解決能力も高まるのか」と気がついた。
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私が驚く様子を見て、息子は「数字のことなら親を驚かせられる」と思ったようで、ますますのめり込んだ。私が「先回り」せず、「後回り」して驚いたから、興味関心が湧いたのだろう。 親の先回りはまあ、残念なことになることが多い、という話。
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ただし父も私も、若者が説教を聞きたがらなくなった時期がある。若者が話を切りたがり、帰りたがり、異論反論を述べたりして。「偉そうな口を叩くようになったじゃないか」と思っていたら、他の学生まで同じ態度に。いや、これは特定の学生が態度を変えたのではなく、自分が変質したのだと気づいた。
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経済力の低下する日本で、なんとか力を保つ方法はないか。一つのヒントは「目利き」にあるように思う。 オランダは、世界一のカカオパウダー(チョコの原料)の輸出国。しかしオランダは寒い国。とてもカカオが育つ国ではない。実はカカオ豆の世界一の輸入国でもある。アフリカなどから大量に輸入。
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これは京都に限らないんじゃないかな、と思う。古い町や村にある慣習は、長い歴史の中で生き残ったもの。何らかの理由がある。それを単に因習だと決めつけるのは、無頓着に過ぎる。 しかし村の一つ一つに感動し、驚いてくれる人には、心を開く。改める姿勢も生まれる。なぜか。
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口分田が出来てから六十年程で耕作放棄地が増えたように、戦後の農地解放から六十~七十年後、耕作放棄地が増えた。それを担い手農家が集約する形で、大規模農業が復活。 こうして歴史をながめると、大規模農業と小規模農家がかわりばんこに現れてる。
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能動性、意欲を取り戻すと、興味深いことに観察力、思考力、学習能力が高まることに気がついた。これはどう料理してやろう?という能動性が観察力を生み、仮説を立てては試行錯誤することが楽しくて考えることが多くなり、ヒントになるものを探していろんな学習をするように。
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私達は、機械の取り扱いが分からなくて困ってる人を見ると「そこはこうした方がいいんじゃない?」「ちょっと貸してみ」と言いたくなる。分からなくて困ってる人を見ると自分がやってみたくなる本能があるらしい。この本能が動く時は観察力が増し、理解力も飛躍的に上がる。
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マスクは意味がないという人増えてるけど、こういう研究見るとそうでもない。
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まとめました。 「無気力」からも意欲の泉は湧いてくる|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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でも、人間関係をつくる上で大切なのは、自分のことで相手に驚いてもらおうとするのではなく、まずは自分が相手に驚き、面白がることのようだ。考えてみれば、これは営業では定石。相手の話を聞き、驚き、面白がる。それによって相手の心を開かせる、テクの一つ。
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小さな子どものいる女性が働こうとするときの矛盾。 ・4月から働くことが決まっていないと保育園に預けられない。 ・4月から保育園に入れることが決まっていないと就職できない。 元の職場に復帰できるような、育休を認めてくれる大手企業勤めの方でもない限り、この矛盾、解消できない。
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このときの体験で思い知ったことは、空腹、飢餓は非常につらいということ。それでも一人だけならもしかすると、我慢しきれてしまうかもしれない。しかし、自分の大切な家族が同じ苦しみを味わっているとしたら?棍棒を持って食料を奪いに行くだろう、と思った。そのくらいつらい。
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私も学生と食事に行くと、何時間も話し込むことがあった。ファミレスで学生がトイレに立ち、そろそろ私の話も聞き飽きたろう、と思って帰り支度していると、フリードリンクをお代わりして戻ってきて、「さあ、話の続きを」とやられて、また何時間も話し込んだことが。若者は説教が大好き。
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海外企業のトップダウンをマネし、現場に丸投げ。現場は「無茶や!」となり、大混乱。海外企業の悪しきマネジメントを真似た感がある。 もし、決断が速く、現場を混乱させないようにするには、社長が現場と密に連携し、現場をよく知る必要がある。
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耳鳴りの治療は、「気にしない」ようにすることだという。気になり、耳をそばだてるから自分の血流ばかりに耳を傾け、それしか聞こえなくなってしまう。しかし他のことに集中していると、不思議と耳鳴りはおさまる。集中していることに聴覚も集中するので、血流の音を脳がキャンセルするから。
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消費者も、どこかの労働者。勤めてる会社の売上が落ちれば収入が減らされ、すると消費を減らさざるを得ず、減らした消費が別の企業の売上を減らし、その企業で勤める従業員の収入が減る。こうしてみんなの収入が減り、消費が減るデフレスパイラルに陥る。
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現代の日本は、歴史上かつてないほど子どもと触れ合わない社会なのかもしれない。私のところには研究しに学生がよく来るのだが、赤ちゃんや幼児と触れ合う機会はほとんどないらしく、赤ちゃんを初めて抱いたという学生が多かった。子どもは苦手だ、という女子学生も。でも触れるようになると楽しそう。
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私はあまり詳しくないが、モンテッソーリは「のめり込む」ことを大切にしているらしい。乳幼児は一つのことに執着することがある。お皿をガンガン叩いたり、床に落としたり。親はついそうした行為を「行儀が悪い」と思って止めてしまうことがある。けれどそれでは「学習」を止めてしまうことになる。
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まとめました。 呪いを解除し、失敗を楽しむ|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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空腹、飢餓が発端で起きる暴動は軍隊でも抑えがきかない。フランス革命も、飢餓状態の民衆が大きな力を発揮した。 戦前に起きた米騒動は、主婦が動いた。腹をすかせて泣いている子どものため。軍隊が出動してももはや止められない。母親は文字通り必死だからだ。政府は慌てて朝鮮からコメを移入。
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若者に答えを与える必要はない。正解はこれだと提示する必要もない。ともに迷い、悩んだ者として共感し、あるいは思いやり、一つの事例として参考になれば幸いだと思って紹介する。「何の役に立つかわからないけどね」と言いながら。若者が現状を打開できるよう祈りつつ。