shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(いいね順)

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この人は天才だな、と思う研究者がいる。成果を次々に出して止まらない。その人の研究の仕方を見てると、二つの原則があるように思う。 ①誰もやってないことをやる。 ②結果が出そうなことをやる。 研究なら当たり前やん、という気がするが、案外この二つを両立させていないケースが目立つ。
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子どもが小学校に入るまでの親は、子どもの成長に先走ることはない。先走っても無駄だから。まだ歩けない赤ちゃんに「歩くにはこう!こう足を動かすんだよ!」と言っても、言葉の通じない赤ちゃんにはムダ。「これはミルク!ミルクって言うんだよ!」と言ってもムダ。言葉が分からないから。
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以後、「問いかけ」と「能動性が起きた『奇跡』に驚く」のを、学生だけでなくスタッフや子どもたちに適用してみると、みんな能動性と意欲が高まり、楽しそうに取り組むようになることに気がついた。
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国語力を上げることは難しい、とよく言われる。本を読むことが推奨されるけど、本なんてすぐにはなかなか読めない。どうしたらよいか? 私は「品詞分解」が非常に効果的だと考えている。
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その子にとって、分数などを体得するには、少し年齢が上にならないといけなかった、というだけのこと。そして面白いことに、小学校の内容をきっちり習得できると、中学校の内容も理解できる。もちろん、ウンウン言いながらだけど。小学校の内容は体感が必要で、数学理解の基礎であるらしい。
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決断の速さは事業遂行の速さとは限らない。日本企業は決断こそ遅いが、組織全体に認識が共有されてから動いているから、事業が確実に進められるという。ドラッカーは、この点、日本企業に見習うべきところがある、としている。 だがしかし。
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阪神淡路大震災のとき、大阪の散髪屋の方が無料散髪のボランティアを被災地で行った。当時は水道も電気も通っておらず、散髪屋はどこもやってないから、被災者の方達に大変喜ばれた。それが嬉しくて、毎週無料散髪を続けた。しかしある日。
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私は新人指導の際、「うまくやれること」を目標に置いていない。失敗への恐怖という呪いを解除し、むしろ失敗を楽しみ、失敗をよく観察し、仮説を立て、新たな工夫を考える、という姿勢を身につけてもらうことを重視している。呪いを解除でき、失敗を楽しめるようになれば、当然仕事もできる。
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驚くどころか、子どもに自慢しかねないことに気がつくのだろう。それにウンザリして興味を失うらしい。 他方、親に汚染されていない分野は未開拓分野。ここで親の力を借りずに知識を得たら、それは自分のもの。それを親に披露したら親も驚くだろう。そう考えて、別の道を歩もうとするらしい。
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大学に行けず、高卒で勤め始めたらどうだったろう?しかも高校卒業してからの就職だと、あまり条件が良くない。きっと仕事探しも苦労していただろう。しかしそうであっても、私は私。どんな仕事をしているかは外側の話。今の私と高卒のままの私、どちらも私。
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もし無料散髪を続けていたとしたら、現地の散髪屋は客がいなくなってしまうか、減ってしまう。すると散髪屋は家族を養えなくなる。老いた親を病院に通わすこともできなくなり、子どもに教育を与えることもできなくなり、消費もできなくなる。すると、現地での消費が減る。
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旧統一教会の韓鶴子氏がこんな発言してるのにネット右翼の人たちが沈黙してるのは、実はネット右翼の実態は旧統一教会の息がかかってる人たちだったんじゃないかという知人の仮説は興味深い。 mbs.jp/news/feature/s…
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こうしたことを繰り返すと、失敗してもむやみに恐れることはなく、失敗したときはよく観察し、何が原因なのかを推定し、次はどうすればよいのかを仮説立てればよいのだ、という姿勢が身についてくる。すると、失敗しちゃいけない、という「呪い」が徐々に解除できる。
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「なんでこうなっちゃったんでしょうね?」と聞いても、たいがい、「わかりません」が返ってくる。そこで「ここ、どうなってます?」と着眼点を伝える。すると「こうなってます。あ、だからか!」と気づいてもらえる。「なるほど。ではどうしたらよいと思います?」と尋ね、仮説を立ててもらう。
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ところが、脳内世間の評価なんか気にせず、自分という存在に、身の回りに、自然に対し好奇心があると、生きているだけで楽しい。世界を肯定し、その世界に生きている自分を肯定できる。こんな興味深い世界の中で、生きている自分も興味深い。好奇心があれば、生きているだけで自己肯定。
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若者に自慢話をするのではなく、自分が若い頃、何に悩み、どれだけ迷ったか、という情けない話をするとよいと思う。若者は自分の悩み、あるいは友人の悩みになぞらえて、深く考えるようになる。まだこれからの話でも、いつか抱えるだろう問題だと思い、深く受けとめ、備えようと考える。
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説教の内容にどんな変化が起きたのだろう、と振り返ってみると、「自慢話」ばかりになっていた。自分の話したいこと、聞いてほしいことを話しているだけ。その経験の素晴らしさ、着想の鋭さ、思考の深さを若者に思い知らせて、驚かせようと企んでいた。すると若者は聞く耳を持とうとしなくなった。
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驚くことで、能動的に動くことが楽しくなるように、と祈りをこめて。能動的に動くことが楽しくなれば、意欲を取り戻せるのではないか、という祈りをこめて。すると、その通りになった。枯渇していると思われた能動性、意欲が回復し、自分で考え、自分から働きかける人間に変わった。
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「宿題早くやれよ」オーラが親から漂っているのを、子どもは察知する。まるで魚の追い込み漁。宿題をする以外のことが許されない感じ。何をやっていても「宿題をやっていない」というマイナス評価になる。それまで、何をやっても「それができるようになったの!」と驚いてくれたのに。
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たぶん、一番効果的な方法は、菓子折り持ってご近所一軒一軒、「こういうお手紙頂きまして。でもなかなか静かにさせることは難しく。ご容赦願えれば幸いです」とあいさつして回れば、ほとんどの人は「いいのよいいのよ、泣くのが仕事」となってご近所の空気が一変します。文句言った人も黙ります。 twitter.com/hari_kyu_hino/…
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前者のよそ者は、田舎者は自分より劣っている存在で、自分を崇め奉るべきなのだ、という刺青デザイン臨んでいる。これだとうまく溶け込めなくて当然。相手を自分の下位に置いているのだから。 他方、田舎にあるものの新鮮さに驚き、面白がる若者に対しては、つい心を開いてしまう。
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小学校の内容でしっかり復習する必要があるのは、算数のみ。小学校の算数は本当に重要で、ここで欠落があると、中学校の数学は理解できない。ましてや高校の数学なんかチンプンカンプン。侮りがたし小学校の算数。私は中学校の時二回復習し、高校生の時も一度復習した。意外に抜け落ちが見つかる。
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人間って、知らなかったことを知ることができた、できなかったことができた、という喜びが、いくつになってもあるものだと思う。そうした知的好奇心を刺激するようなデイサービスがあれば、絵描きや遊戯に不満な男性や私の祖母みたいな人でも、満足度高いのでは。
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昔、仕事人間だった男性から久しぶりに電話が。日本会議に参加して充実してるという。話を聞くと、貞淑さを失った女性、年上への敬意を欠いた若い世代を嘆き、男性が再び敬意を受ける社会に戻したい、という話をしあっているらしい。そうか、日本会議は居場所のない男性に居場所を提供してたのか。
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「こんなことできてすごいよね、将来はもっとすごい人になるのかな」という「ほめ育て」をされ、大人の期待に応えるビッグな人間に私はなるんだ、と、天井知らずに自己評価を高めて、いよいよいい年になってきて、現実の自分を突き付けられた時、激しく落胆する。「ほめ育て」の屁外の一つかも。