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昨夜の『報道1930』、世界が警戒するラムダ株の日本初確認は7月23日、国際機関には報告していたが、世の中は8月6日の報道で明らかに。公表しなかった理由を国立感染研に問うと「日本でまだ警戒対象に指定されていなかったから」。23日は開会式、五輪への影響を考え隠していたと思われても仕方がない。
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報告ですが、新型コロナに感染し隔離期間に入っています。ようやくクリニックで予約が取れ、タクシーも使えず片道30分歩いて診療、処方されたのは解熱剤と風邪薬、やれやれです。重症化を未然に防ぐ体制にはほど遠いと実感。ということで今週、私は「報道1930」を休みますが、変わらず観てくださいね。
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昨夜の『報道1930』はイベルメクチン第3弾。この秋にもコロナ治療薬として最終段階治験が始まる。抗寄生虫薬としての使用で副作用の心配は払拭されているのに、なぜ大規模治験が進まなかったのか、安い薬だから製薬会社の儲けが少ないからなのか。米医師が奇跡と呼ぶ日の丸治療薬、行方を見届けたい。
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Go Toキャンペーンをめぐる、このドタバタ感は何だろう。きっかけはわざわざ前倒しすると7月10日に発表したこと。業界団体の声に応えるためとの説明だけれど、この日の東京の感染者は243人と過去最高を更新、前日も224人。それでも突き進んだ本当の理由はなにか。誰がどう決めたのか説明が必要だろう。
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けさの読売、検察刷新会議の委員の山室恵元裁判長が辞意を表明。理由は「政治と検察の関係を議論すべきなのに、検察権を弱めかねない刑事手続きを議論するのは危険」と。法相側の意図に絡め取られないという意志だろう。コロナの専門家も政治と一体化せず、国民の命を第一に自らの意志を貫いてほしい。
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昨夜の報道1930は東大先端研の児玉龍彦名誉教授。お年寄りに万が一でも感染させてはと休業中のデイサービスに足を運びPCR検査をして全員陰性、再開した施設の方は言う。ここではウィズコロナはあり得ないと。なぜ児玉氏が奔走しなければならないのか。なぜ政府はこうした社会的検査を拡大しないのか。
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昨夜の『報道1930』、ノーベル賞の山中教授が「人類が経験した呼吸器疾患ウィルスで最大の感染力」と語るデルタ株。感染者のウィルス量がすさまじい上に、ワクチンをすり抜け毒性も強いとの症例も報告。菅総理は「ワクチンで高齢者の感染率減少」を繰り返すが、ワクチン以外の早急な対策が必要だろう。
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入札前に落札者が決まる談合のような総裁選び。総務会で、総裁選を求める若手に自由に発言させたのもガス抜きとしか思えないし、番組にも党員から怒りの声がたくさん届いている。それでもかつての民主党のようにバラバラにはならない。政権党である旨味は、すべてを呑み込んでしまうということなのか。
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昨夜の『報道1930』はJOC理事の山口香さん。彼女はまず海外からの観客は断念し、その上でどうしたら開催できるのかプランA、B、Cなどを検討、そしてどうしてもダメな時は中止もありえることを国民に説明すべきだ、と。人類がコロナに打ち勝つではなく、冷静な彼女のような姿勢こそ必要だろう。
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昨夜の『報道1930』はコロナ禍の五輪。世界で最も安くのはずが夏では最も高額に。さらに延期費用や感染対策費。どれだけの税金が使われるのだろう。外国人観客は14日の待機免除が検討されているが、世界中から様々に変異したウィルスが入ってきはしないか。国民の命を最優先にあり方を議論してほしい。
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保坂世田谷区長の英断に思う。国はなぜPCRに及び腰なのか。なぜ存在しない「日本モデル」の力で、と胸を張れるのか。元寇の神風、勝ち目のない戦争にも精神力、地震や台風をじっと凌いできた記憶、合理的に対処することが苦手なのか、政権に熱がないだけなのか。『報道1930』今夜はNYの検査体制です。
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昨夜の『報道1930』は東大先端研の児玉名誉教授。この4ヶ月だけで全ての死者の8割、しかも高齢者施設でのクラスター発生が目立つ。しかし高齢者施設への検査は遅れ、感染集積地への検査にも消極的。データに基づいて対策を打つべきと児玉教授、こうした精密医療を理解する専門家が政府にはいないと。
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昨夜の『報道1930』は五輪。中継で最高利益を見込むアメリカNBCトップは「始まれば誰もが忘れて楽しむ」と発言、そして五輪が終われば関係者は成功したとラッパを吹くだろう。しかしその喧噪から距離を置き、IOCの本質、日本政府の対応など目撃した出来事を静かに記憶し、後世に伝える人でありたい。
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昨夜の『報道1930』は学術会議。私が最も危惧するのは、意に沿わない者を拒否&理由の沈黙もさることながら、自民党から学術会議のあり方PT、千人計画、行革対象と脅しとも取れる援護射撃、それをネットが増幅、あっという間に学術会議悪玉論にすり替えられていく、権力追随とも言える社会の空気です。
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昨夜の『報道1930』、いつの間にか日本は賃金も物価も安い国に。経常収支の黒字は世界3位、でもその儲けは企業の内部留保、株の配当、国債などに回って、労働者の賃金には回らず、その結果消費も増えない。「安いニッポン」の負のスパイラル。「賃上げは投資」と企業が発想を変えることができるか。
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昨夜の『報道1930』、アルマゲドン発言で物議を醸したIOCのパウンド委員に直撃、天皇陛下とIOCの面会は「IOCに選ばれたことを日本が感謝する機会」と。さらにもうひとつの“五輪貴族”競技団体の体質を特集。長野五輪では招致活動の資料が焼却、今回こそ検証は必要だが、資料はちゃんと残されているか。
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国連の条約を批准するために共謀罪が必要だと言ってきた政府が、国連が恣意的に運用される恐れがあると法案の中味に懸念を示すや抗議するとは。。。そんなにむきにならなくても。行き過ぎたところがあれば正す、どうして素直に批判に向き合えないのだろう。それこそがよりよい社会を作ることなのに。
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昨夜の「報道1930」、旧統一教会の霊感商法をなぜ規制、摘発できないのか。信者の“自由意志”という立件の難しさがあると同時に、警察のやる気の問題、さらに政治の働きかけがあると、やらない方向に傾くことはあると元検事。信教の自由は大切だが、反社会的な行為を止めるルール作りが必要ではないか。
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昨夜の『報道1930』は日本版ロックダウンの議論。自由を縛る危険性を熟知する東独出身のメルケル首相は、憲法改正ではなく一般法で、しかも時限立法、補償もセットで、さらに感染者数と行動規制のルールを定め国民に心から語りかけた。日本は是非も含め議論が必要だと言うだけで国会すら開かれない。
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昨夜の『報道1930』は、コロナ禍で2億円近い借金になりながら、680人の雇用を守ってきた日本城タクシーの坂本社長と中継。社長はGoToの時にはPCR検査つきのバスツアーも自ら企画、なぜ政治は検査で陰性者を分けて経済を回そうとしないのか、と怒りの訴え。番組では今後も現場の声を伝えていきたい。
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きのう、TBSを退職してフリーになるという報告をしたところ、たくさんの激励の言葉をいただきました。お叱りや、批判の矛先になるのには慣れていますが、こうした激励はあまり経験がなく、驚くと同時に心からの感謝の気持ちでいっぱいです。少しでもいい仕事ができるよう日々を大事したいと思います。
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なぜ自民党から声が上がらないのだろう。加計学園の問題は説明しない。しかもその追及を受けたくないから、共謀罪という禍根を残しそうな法案をこちらは説明できないまま通そうとする。どう考えてもおかしい。議員は選挙で選ばれた個であるはず、良心が許さないという議員がなぜ出てこないのだろうか。
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なんて国だ。
mainichi.jp/articles/20180…