松原耕二(@matsubarakoji)さんの人気ツイート(新しい順)

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いつからか、ぼくは自分の誕生日を素直に祝う習慣を失った。駆け出しの記者時代に日航ジャンボ機墜落事故に遭遇した。その後も遺族の方々の取材を続け、今もつきあいが続いている。自分が生を受けた同じ日に多くの人命が失われ、その取材はぼくにとって記者としての原点となった。心から祈りたい。
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習近平氏が総書記になってすぐに口にしたのは、崩壊したソ連共産党の教訓、つまり自分はゴルバチョフのように緩めないという誓いだ。体制を守るためにも、香港への強権的な姿勢は変わらないだろう。とはいえ国際的な孤立は避けたい、とすれば民主派への弾圧を国際社会が監視し声を上げ続けるしかない。
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何度か話を聞いた周庭さん、今どれだけ怖い思いをしているか。さらに民主派の大物も逮捕されたが、立法会の選挙を延期した中国は、その間に民主派を壊滅させたいのだろう。そうさせないためには民主国家が連帯して習政権に向き合うしかない。香港のためだけではなく、自らの民主主義を守るためにも。
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NHK広島放送局の試み、素晴らしい。もし当時ツイッターがあったら、どうつぶやいていたか。広島の原爆に遭遇した3人の日記をもとにしたツイートが今も続く。特に原爆投下の日は生々しく胸に迫る。若い世代にどう記憶をつないでいくか、重い課題のひとつの答えかもしれない。nhk.or.jp/hiroshima/hiba…
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今週の『報道1930』はプロ野球中継などのためお休みです。しっかりと英気を養おうと思います。友人が「コロナのように、戦争もあれよ、あれよという間に巻き込まれていったのかな」とつぶやいたのが忘れられません。そうならないよう、日々の報道に何ができるのか。原爆、そしてまもなく終戦の日です。
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昨夜の『報道1930』は、PCR検査の世田谷モデルを提案した東大先端研の児玉名誉教授。検査数を劇的に増やす方法、コロナをどう封じ込めるかを語ってくれた。「研究者は成功モデルを作るのが仕事」と自ら現場に足を運ぶ。信念に基づく児玉氏の言葉は清々しいほど。本当に世界は変わるかもしれない。
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昨夜の『報道1930』は消費減税の是非。議論しながら痛感したのは、ストイックなまでに赤字国債を禁じていたドイツは、コロナでその封印を解く。日本はアベノミクスで平時なのに大盤振る舞いして株主など「持つ者」を潤おし、いざ有事には国民を救うのを躊躇する。規律ある平時の政治が、いかに大事か。
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短く伝えるのが難しいので、NY州の状況をもう一度整理。一日6万件以上の検査体制を取ると同時に、濃厚接触者を追跡するトレーサーがNY市だけで3千人以上いるという。さらにデータに基づき、経済の再開は日本より慎重、しかも感染が広がる34州からの移動者には14日間の自己隔離を義務づけている。
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昨夜の『報道1930』はNYの検査。感染抑制成功の要因は「誰でも無料で何度でも」の1日6万件の検査、そして経済再開も日本より慎重だ。ブロードウェイや美術館、飲食店も屋内の営業はまだ。NYとて感染防止と経済両立の途上にある。しかし検査の拡充、データに基づく政治判断など日本が学ぶことは多い。
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保坂世田谷区長の英断に思う。国はなぜPCRに及び腰なのか。なぜ存在しない「日本モデル」の力で、と胸を張れるのか。元寇の神風、勝ち目のない戦争にも精神力、地震や台風をじっと凌いできた記憶、合理的に対処することが苦手なのか、政権に熱がないだけなのか。『報道1930』今夜はNYの検査体制です。
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五百旗頭真氏が座長としてまとめた兵庫県のコロナの提言。「旧日本の伝統であった不眠不休的敢闘精神は感動的だが、限界」、その上で「医療従事者は6時間勤務、4交代制とし、彼らの免疫力を高める勤務体制を」と訴える。コロナは長期戦、持続可能なあり方こそ、国民の命を守ることにつながるだろう。
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最近よく眠る。ふと思い出すと、第一波の頃も平日はバタンキュー、さらに休日には昼間もつい寝てしまっていた。仕事の忙しさより、感染の拡大で知らず知らず心身共にダメージを受けているのかもしれない。ぼくですらこうなのだ、医療従事者の緊張はすさまじいはず。しっかり睡眠を取れているだろうか。
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昨夜の『報道1930』で世田谷の保坂展人区長が「国や都に具体的な感染防止策がないなら、自分たちでやる」と語った。区だけでPCR検査を2千から3千に拡大し、まず医療、介護、保育、理容などの人々に定期的に何度でも検査する。日本の新たなモデルになりうる大転換。今やるべきはアベノマスクではない。
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原子力の父と呼ばれ、もんじゅを推進した科学者が私に語った悔恨の念が忘れられない。日本にはプロジェクト不滅の法則がある、一度立ち上げたらやめられない、戦争もそうだったと。Go Toトラベル、アベノマスクのさらなる配布を見ても変わっていないと思う。危機の時こそ後戻りする勇気が必要なのに。
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けさの読売、検察刷新会議の委員の山室恵元裁判長が辞意を表明。理由は「政治と検察の関係を議論すべきなのに、検察権を弱めかねない刑事手続きを議論するのは危険」と。法相側の意図に絡め取られないという意志だろう。コロナの専門家も政治と一体化せず、国民の命を第一に自らの意志を貫いてほしい。
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韓国は国内の患者から検出されたウィルスを分析、63%が「感染力が最大6倍強いとされるGH型」だったと発表している。日本も感染を再拡大させているウィルスの型の分析など詳細な情報を公開すべきだ。Go Toトラベルをめぐる政治判断を見ても、科学的根拠のあまりの欠落が混乱を広げているのではないか。
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Go Toキャンペーンをめぐる、このドタバタ感は何だろう。きっかけはわざわざ前倒しすると7月10日に発表したこと。業界団体の声に応えるためとの説明だけれど、この日の東京の感染者は243人と過去最高を更新、前日も224人。それでも突き進んだ本当の理由はなにか。誰がどう決めたのか説明が必要だろう。
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地震学者の島崎邦彦さんの言葉を忘れない。島崎さんは地震本部で福島などへの大津波の可能性を再三、警告したが、報告書には「地震の予測は十分信頼できない」と読める一文が、なぜか加えられていた。島崎さんは若手学者は行政に入るなと言う。「世間知らずの研究者を丸め込むのは官僚にとって簡単だ」
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3・11の原発事故を取材した経験を忘れない。原子力の専門家たちが、原発の「経済性」まで考えるようになり、原子力村に取り込まれていった。結果、大津波が来る危険性が指摘されながら対策が遅れた。事故でどれだけの人が故郷を失ったか。専門家が意見を純粋に述べる環境の大切さを痛感した。
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様々な審議会などで嫌になるほど見てきたのは、役所の事務方が議題も筋書きも書いて、結論ありきで専門家を誘導するやり方。そのため空気を乱しそうな専門家は最初から審議会に入れない。ことは命に関わる。分科会がそんな場にならないように、議事録のすみやかな公開、透明性をどう確保していくか。
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Go Toキャンペーンから東京除外→尾見会長は16日午前「旅行自体に問題ない」から午後に「全国的にやる時期ではない」と軌道修正、夕方に西村&赤羽大臣が総理と面会後「東京除外案」を発表、分科会で了承という流れ。出来レースにも見えるが、分科会が政権の方針の追認機関として使われてはいないか。
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星野リゾートの星野佳路代表と話した時、Go Toキャンペーンより休日を分散する政策はどうかと。土日だけではなく平日に、お盆など関係なく夏秋とわず休みを取れるよう誘導する政策をとれば密を防ぎ、安くなるし、観光業界も閑散期に客がくる。そしてまずは地元を旅するマイクロツーリズムから。
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昨夜の『報道1930』の中継で、青森県むつ市の宮下市長はGo Toキャンペーンは必要だが今ではない、むつには感染病床が4つしかなくすぐに医療崩壊してしまう。そしてもしそうなっても誰も助けてくれないと切実な声。さらに地元でも経済とコロナ両立の政策を始めているので、国は邪魔しないでほしいと。
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コロナ患者を最大限受け入れているクリニックに話を聞いたら、まだ一次補正予算の支援すら届いていないとのこと。その一方でGo Toキャンペーン前倒しとは、予算配分の優先度があまりにずれている。これに限らず、コロナと本気で向き合おうという熱が、この政権にここまで感じられないのはなぜだろう。
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与党議員は沈黙、数々の疑惑も解明されず、大物たちは会食で解散を探り合う。野党議員は見せ場を求めて声高に追及するも、頼りなさが拭えない。政治家はどうあるべきなのか。もがき苦しみながら小川淳也議員が繰り返す自問自答は、ぼくたちの問いでもある。素晴らしい映画だ。 nazekimi.com