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絵を描くとき「細かいところは息を止めて描いたらいい」とよく言われるけど、これは迷信でもなんでもなくて呼吸を止めると吸って吐いての運動が止まるので腕に伝わる振動が減り筆先が安定するっていうとてもしっかりした理由があります。
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絵の具を重ねて宝石のきらめきを描いた「絵具の宝石」角度によってピンクやブルーに色彩が変化する感動が伝わればうれしいです
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学生の頃、現代美術の作家さんに「絵が上手い人が沢山いて困っちゃいます」と相談したら「だったら上手さで勝負しなきゃいいじゃん。自分の一番になれるところを見つけてそこで戦った方がいいよ」って言われてすごく納得がいったし、自分だけの表現をみつけることに前向きになれたシェアしたい言葉
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はじめて作品を買ったのは大学生の頃。2000円の小さな絵画でした。作品を飾ってみると「気に入った絵がある部屋がこんなに豊かだなんて!」と驚きました。作品を誰かに届けたい人は、一度お気に入りの作品を買ってみてほしい。所有する喜びは届ける原動力にきっとなります
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「そこまでやる!?ってくらいこだわってる部分ある?」って先輩に言われて迷ってたら「あったらそれが君の強みだから大事に育てていこう、なかったら競争相手が多すぎるから何か見つけたほうがいい。できればみんながやらなくて君が好きなやつ」という言葉が今も好きで、つくり手として大切にしてる
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「誰かが撮った写真で絵を描くことは、他人の視点や感性で絵を描くこと。これでは”伝えたいこと”を人任せにすることになる。」大学で著作権の話になったとき、いつもは軽い雰囲気の先生が真剣な顔で話してくれた言葉。そして、作り手の立場になった今、多くの人に知ってもらいたい言葉です。
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雑誌や写真集の写真は確かに素敵なものが多いですが、それはプロの写真家が経験や感性をフル動員して切り取った一瞬だからです。それを描き写して「自分の作品です」と発表するのは、プロに対して失礼で、かつ自分の作家としての価値を下げる行為だと思うのでお互いに利益はないよなぁと感じます。