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新作が完成する瞬間
何度やってもワクワクする!
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いい絵ってなんだろう?と考えるとだいたい沼にはまります。正解は分かりませんが、コンセプト、描写力、構成力、色彩、絶妙な描き込み具合など、色々な要素がかさなって、それらが絶妙なバランスで収まったときに輝くような感覚があります。
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技術が優れていることは、「いい絵」の一つの要素であって、上手いかどうかは全く関係なく心を鷲掴みされるような作品もあります。展覧会でそういう作品に出会えるとすごくワクワクします!ぼくの展覧会を見る数が少ないのもありますが、数年に一度あるかないかの経験です。
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「絵が上手い人はいっぱいいるけど、いい絵が描ける人は中々いない。きみはいい絵を描けるようになりなさい。」学生時代、技術を競っていたぼくに「心が動くか」という視点をくれた教授のひと言。ものづくりに対する考え方が大きく変わった言葉です。
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あと、ちょっと難しいのはアイディアや絵柄です。それぞれいろんな背景があってその作風に辿り着いているのですが、同じような作風の有名人がいると、どうしても「あの人に作風が似ている」とオリジナリティを疑問視されます。作り手はその辺りの差別化を言葉で整理しておく必要があると思っています
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雑誌や写真集の写真は確かに素敵なものが多いですが、それはプロの写真家が経験や感性をフル動員して切り取った一瞬だからです。それを描き写して「自分の作品です」と発表するのは、プロに対して失礼で、かつ自分の作家としての価値を下げる行為だと思うのでお互いに利益はないよなぁと感じます。
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「誰かが撮った写真で絵を描くことは、他人の視点や感性で絵を描くこと。これでは”伝えたいこと”を人任せにすることになる。」大学で著作権の話になったとき、いつもは軽い雰囲気の先生が真剣な顔で話してくれた言葉。そして、作り手の立場になった今、多くの人に知ってもらいたい言葉です。
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「そこまでやる!?ってくらいこだわってる部分ある?」って先輩に言われて迷ってたら「あったらそれが君の強みだから大事に育てていこう、なかったら競争相手が多すぎるから何か見つけたほうがいい。できればみんながやらなくて君が好きなやつ」という言葉が今も好きで、つくり手として大切にしてる