メルキュール骨董店(@Mercureantiques)さんの人気ツイート(新しい順)

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ブルーストライプの香水瓶はいかがでしょう。とても華奢な手拭きガラスで気泡も入っています。蓋は真鍮。中には以前の持ち主が使っていたと思われる精油が入っていて、薔薇のような石鹸のようなホワイトフローラル系の良い匂いがします。12/28夜9時頃にオンラインショップで販売いたします。
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みっつ目はとても小さく判読が難しいのですが「An Deign A Kind Reply」という文字が見えます。これは「ご丁寧なお返事を賜りました」というような意味です。一緒に楽譜が記されていますが、どんな曲なんでしょう。封印に音楽がついてるなんて洒落てますよね。本当に小さく、大変精巧に出来ています。
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ふたつ目は「CHAP. XXV PROVERBS VERSE XXV」と書かれています。これは「第25章 箴言 第25節」となります。これは聖書の事だと思いますので、旧約聖書の25章25節を調べますと「遠い国からの良い消息は、疲れた人への冷たい水のようだ」とあります。きっと教養ある知識人の印章だったのでしょうね!
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小さなガラスの印章はいかがでしょう。手紙の封蝋を押す為のものです。イギリス製で19世紀のものだと思いますが、もしかしたらもっと古いかもしれません。古いガラスの質感も美しく、また気が利いているので実用して頂いても素敵だと思います。12/28夜9時頃にオンラインショップで販売いたします。
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ガラスの香水瓶箱はいかがでしょう。分厚いガラスの入った猫足の箱に、ガラスの香水瓶がふたつ、ぴったり収まっています。重厚でありながらエレガント。使い込まれていますが欠けや大きなダメージは無く、瓶の蓋も空きます。19世紀フランス製。本日12/21夜9時頃オンラインショップで販売いたします。
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宇宙時計が修理から戻って来ました。なんと、まだ生きています。この時計が今でも動くのは珍しく、大抵は修復不能な状態です。いつも猫の森電器店さんに修理と清掃をお願いしているのですが、今回試したところ、若干の遅れはあるものの少なくとも半日は動いていたとのことです。素晴らしい!
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フランスの祈祷書はいかがでしょう。深い青緑のベルベットは、光の加減によって浅瀬のようにも深海のようにも見えます。古びた味わいのある真鍮の装飾はとても状態が良く、デザインも秀逸です。小口は美しい金張りで、留め金は十字架という凝った装丁。19世紀後半パリ製。12/21夜9時頃に通販します。
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イギリスの「星の本」はいかがでしょう。子供向けの天文学の本で、平易な英語で書かれています。美しいカラーイラストが11枚入り、それ以外にもモノクロの写真や挿絵がたくさん入っています。見返し部分には「G.B.トーマスへSadより。1917年、3月23日」とのサインがあります。1917年ロンドン製。
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東京駅の神保町いちのいちで開催中の「賢者の贈り物」。好評につきにベツレヘムの星を追加納品致します。明日のお昼頃までには店頭に並ぶと思います。手作りの為、デザインも質感もひとつひとつ違いますので、どうぞお手に取ってじっくりご覧下さい。皆様にベツレヘムの星の導きがありますように。
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白鳥のボンボ二エールはいかがでしょう。コバルトブルーより明るいアズールブルーで、白鳥のような鳥とふたつの塔がインタリオで表現されています。鮮やかで明るく、見ているだけで気持ちが晴れ晴れするようなボンボ二エールです。19世紀チェコ製。12/17夜9時頃オンラインショップで販売いたします。
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真珠貝のオペラグラスはいかがでしょう。潤むような美しい光沢の真珠貝で作られたオペラグラスは素晴らしいコンディションで完品と言っても良いでしょう。現在でもお使い頂けます。またすみれ色のサテン張りのケースも素敵。革製で鎖がついています。本日12/14夜9時頃オンラインショップで販売します。
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イギリス製シガレットカード「天の真珠」はいかがでしょう。煙草のオマケに入っていたカードで、天文系のモダンなイラストが素敵です。裏には解説がついてます。当時は紙巻きのシガレットを吸う事はきっととてもスタイリッシュでお洒落な事だったんでしょうね。25枚コンプリート。1916年イギリス製。
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1855年ドイツ製の光透過式天文図版はいかがでしょう。デザインもカッコイイのですが、厚紙をくり抜いて裏から薄紙が張られており、逆光で見ると本物の星空のように光ります。今回は透明のアクリルフレーム(現代のものです)をサービスします。12/14オンラインショップにて販売いたします。
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人気のベツレヘムの星ですが、買い付けた段階で金具が取れたり紛失しているものが時々あります。今回はそれらを集めてパーツとしての販売です。ハンドメイド用にいかがでしょう。指輪やネクタイピンなど、ご自分のお好みのアクセサリーに出来ますし、現代の金具や接着剤を使った方が丈夫かと思います。
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貝殻のロザリオケースに入ったロザリオはいかがでしょう。本物の貝殻を合わせたロザリオケースはしっとり虹色に輝き、とても綺麗。掌にしっくり収まる柔らかなフォルムです。ロザリオは真珠色のビーズが連なり優しげで清らかな印象。19世紀フランス製。12/14オンラインショップで販売します。
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トリコロールカラーのサッシュベルトはいかがでしょう。銀色のしっかりしたタッセルがついて存在感あります。本来は腰に巻くものですが、これからの季節は首元に巻いてもいいですね。実はこれ、ノルマンディー市長の公式サッシュだとか。洒落てますね。フランス製アンティーク。12/14通販します。
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フランスのブック型ペンダントはいかがでしょう。美しく装飾された表紙の中に聖地ルルドの写真が8枚貼られています。ルルドは1858年の聖母出現以来の巡礼の聖地です。ルルドに旅した巡礼者が記念として、またお守りとして買い求めたものでしょう。小さくとも情報量は多く、精巧で美しいです。
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銀のフクロウの印章はいかがでしょう。すらりと長く自立します。スターリングシルバー製でホールマークも有ります。フクロウの細工は小さくともとても精巧。複雑なエンブレムは複数のアルファベットが絡まり、とても凝っているのですが、どんなイニシャルなのか判然としません。1900年頃イギリス製。
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こちらは19世紀イギリス製の携帯用顕微鏡です。通常の顕微鏡は重量がありますが、このタイプは軽量設計。当時の植物学者や学生さん達は、これを鞄に入れて野山にフィールドワークに行ったのでしょう。専用の木箱にピンセットとプレパラートのセットです。箱はマホガニー、顕微鏡は真鍮製です。
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プレパラートの中のゴマ粒ほどの小さな点……これを顕微鏡で覗くと、なんと月が見えます。ミクロの中のマクロとは奇想天外でファンタスティック! これはマイクロフォトグラフというもので、1852年にイギリスで発明された写真技術です。日本で言うと幕末にこのような技術があったとは驚きですね。
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フランスの古い童謡集はいかがでしょう。「月のひかり」というタイトルで「リリーお嬢様の本棚・子供の歌と踊り」との副題があります。童謡の歌詞と共に挿絵画家ローランツ・フレーリクの手による挿絵が描かれています。可愛らしいアルルカンとピエロが主人公で、これがとても素敵なのです。
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古い印章をもうひとつ。小指の先ほどの小さなフォブに青緑の綺麗な石が嵌っています。とても小さく、また使い込まれているので判然としませんが、よく見ると蛇の紋様と「Live or Die(生か死か)」の文字が見えます。蛇は医療のシンボルですから、医療関係者……医者か薬剤師のものかもしれませんね。
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懐中時計の鎖と鎖飾りの封蝋はいかがでしょう。「Yours,&c.」との刻印が見えますが、これは18世紀後半~19世紀初め頃によく使われた言い回しで、日本語で言うと「敬具」や「草々」のような手紙の結び文です。かなり古めかしい言い方で、ジェーン・オースチンの小説にも出てきます。18~19世紀英国製。
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漆黒のベルベット張りのドイツの祈祷書です。1840年ヴュルツブルク製で、紙箱に入っています。この箱には何か書かれていますが、「……の為に」という部分しか判読出来ません。年代から想像するに、戦争によって心の傷ついた誰かに、神に帰依する事で安らぎを得るようにと贈られたものかもしれません。
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こちらの古く簡素なドイツの祈祷書、背表紙は剥げ、表紙は取れてしまっていますが、中には9枚のデスカードが挟まれています。一族から亡くなる方が出る度に挟んで行き、最後にはこの持ち主も亡くなったのでしょう。裕福な方ではないようですが、濃密な人生が垣間見えるようです。