メルキュール骨董店(@Mercureantiques)さんの人気ツイート(いいね順)

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こちらの古く簡素なドイツの祈祷書、背表紙は剥げ、表紙は取れてしまっていますが、中には9枚のデスカードが挟まれています。一族から亡くなる方が出る度に挟んで行き、最後にはこの持ち主も亡くなったのでしょう。裕福な方ではないようですが、濃密な人生が垣間見えるようです。
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「この世の終わり」シリーズのポストカードはいかがでしょう。ここには1910年にハレー彗星が地球に最接近した時の狂騒劇が面白おかしく描かれています。当時ハレー彗星の尾には毒があると言われ、その毒消しの「彗星薬」が売れたり、全財産を使い果たす人や自殺者までも出たとか。
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ヨーロッパでは古くから、お祝いの時にボンボンやドラジェなどの砂糖菓子を贈る風習があり、その時に使われた容器をボンボニエールと呼びます。結婚式においては、日本の引き出物のようにお祝いの返礼として配られました。お祝いの品らしく、明るく晴れやかで縁起の良いモチーフが使われています。
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「鳥類の博物学」という本はいかがでしょう。冒頭に子供たちに鳥の剥製を見せている美しい挿絵が入っています。青紫に金色の装丁も大変美しく、飾っておくだけで絵になります。1847年、フランス、リモージュ製。本日6/28夜9時頃にオンラインショップで販売いたします。
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イギリス製のエンボス・デスカードはいかがでしょう。デスカードはお葬式の時に配られる葬祭カードですが、実に細かいエンボス加工が見事です。色を全く使っていないのに素晴らしく荘厳壮麗。天使の羽根の一枚、柳の葉の一葉に至るまで繊細に表現され、死者を悼む心の襞が感じられます。
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1855年ドイツ製の光透過式天文図版はいかがでしょう。デザインもカッコイイのですが、厚紙をくり抜いて裏から薄紙が張られており、逆光で見ると本物の星空のように光ります。今回は透明のアクリルフレーム(現代のものです)をサービスします。12/14オンラインショップにて販売いたします。
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只今買い付け中です。普段あまり歩かないので足がへろへろ。帰ったら面白いものをご紹介出来ると思いますのでお楽しみに!
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紫のマラカイトグラスのカップやボンボニエールはいかがでしょう。妖艶でグラマラス、けれどどこか枯れたエレガンスのあるマラカイトグラスは19世紀イギリス製。溶かしたガラスを型に流し込んで作られる為、同じマーブル模様はふたつとありません。2/8オンラインショップで販売します。
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ブロンズのテーブルベルはいかがでしょうか。そうです、あのベルです! 一度鳴らしてみたかったんですよね……鳴らしても誰も来ませんが。このロココ調のデザインは、セカンドエンパイア(第二帝政期)に流行した様式です。良い音で実用可能。19世紀フランス製。8/2オンラインショップで販売致します。
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ロザリオをもうひとつ。ころんと丸い二枚貝を開けると、中からは鮮やかなマリンブルーのロザリオが出て来ます。まるで貝の記憶の中の海のように晴れやか。優雅な十字架はアール・ヌーヴォー様式で真鍮製のようです。19世紀~20世紀初頭フランス製。2/8夜9時頃オンラインショップで販売いたします。
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リアルな貝殻のフォルムはどこから見ても繊細で美しく、巻貝の高台も愛らしく独創的です。ベリーク窯は薄くパリッと硬質な生地が特徴ですが、このシリーズも光を通すほどに薄く、しかし十分実用に耐える強度を持っております。ティーポットは大きめでたっぷり入ります。セットで揃えても素敵ですね。
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プロイセンの讃美歌集はいかがでしょう。黒に近い深い緑のベルベット、中央に十字架、小口は眩い黄金、四隅と留め金には銀線細工と素晴らしく手の込んだ装丁の讃美歌集です。1883年ベルリンにて出版。本日夜9時頃オンラインショップで販売致します。mercure.thebase.in
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5/11,12の東京蚤の市に持って行くものを準備しています。今回は雑多なものもかなり多く取り揃えております。数百円のものからたくさんございますから、宝探しに来て下さいね! 場所はパドック方面の5番です。尚、5月7日から13日までは実店舗は休業とさせていただきます。 #博物蒐集家の応接間
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パンジーの印章はいかかでしょう。凝ったフォブには黒いガラスの印章があり「FORGET ME NOT(私を忘れないで)」の文字とパンジーの絵が刻まれています。小さな印章ですが精密な作りで、細部までくっきりとした封印が取れます。19世紀イギリス製。7/12(金)オンラインショップで販売いたします。
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貝殻のロザリオケースに入ったロザリオはいかがでしょう。本物の貝殻を合わせたロザリオケースはしっとり虹色に輝き、とても綺麗。掌にしっくり収まる柔らかなフォルムです。ロザリオは真珠色のビーズが連なり優しげで清らかな印象。19世紀フランス製。12/14オンラインショップで販売します。
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マグダラのマリアのペーパーナイフはいかがでしょう。南仏サント=ボーム山塊にはマグダラのマリアが過ごしたとされる洞窟があり、5世紀頃から信仰の対象となっています。こちらはそこで売られていたペーパーナイフです。19世紀末〜20世紀初頭。明日7/12オンラインショップで販売いたします。
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可憐なデミタスカップはいかがでしょう。ぽってりと厚いエナメルと金彩が豪奢なカップ&ソーサーはエスプレッソ用の小さなものですが、濃厚なホットチョコレートやリキュールを入れても素敵だと思います。ゆったりした時間を楽しめそうですね。19世紀フランス製。7/12オンラインショップで販売します。
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ヴィクトリア朝の涙壺はいかがでしょう。涙壺は悲しみの涙を集める為のもので、この習慣は古代ローマ時代から存在しました。用途は死者を悼む為の副葬品や、病気を治す霊薬など諸説あります。この中に入れた涙が蒸発すると喪に服す期間が終わるとも言われたようです。19世紀イギリス製。
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ナポレオン・トロワの宝石箱はいかがでしょう。金の小鳥のマークのついた水色のタイル張りのような蓋を開けると、中はモーヴ色の布張りになっています。可憐で愛らしく、けれどアンティークならはではの枯れたエレガンスがあって素敵ですね。1/11オンラインショップで通販します。19世紀フランス製。
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ガラスの香水瓶箱はいかがでしょう。重厚なクリスタルガラスの箱の中に小さな香水瓶が4本、きちんと収まっています。ひとつの瓶の口に目立たないクラックがありますが、あとは良好な状態で、蓋も全部空きます。お気に入りの香水を入れて、気分に合わせて使い分けたのでしょうか。19世紀フランス製。
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懐中時計の鎖と鎖飾りの封蝋はいかがでしょう。「Yours,&c.」との刻印が見えますが、これは18世紀後半~19世紀初め頃によく使われた言い回しで、日本語で言うと「敬具」や「草々」のような手紙の結び文です。かなり古めかしい言い方で、ジェーン・オースチンの小説にも出てきます。18~19世紀英国製。
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宇宙時計はいかがでしょうか。掌にすっぽり収まるサイズの置時計で、丸いドーム状のガラスがはまっています。綺麗な青に星々が輝き、地球と月が針になっています。残念ながら時計としては動きませんが、このモダンなデザインはインテリアとしても素敵です。本日夜9時頃通販します。1930年頃米国製。
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深紅の祈祷書と紺碧の祈祷書はいかがでしょうか。どちらもドイツ語で1880年頃に製作されています。深紅の祈祷書の表紙は骨と金属で飾られ、中には美しい挿絵とホーリーカードが4枚挟まれています。紺碧の祈祷書は、表紙に銀色のキリスト像が配置され、中には3枚のデスカードが挟まれています。
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ベルベットの祈祷書はいかがでしょうか。こっくりしたマロン色のベルベットに金の装飾が施され、とても豪華で落ち着いた雰囲気です。小口の金色も鮮やかで美しく、背表紙のプレート、留め金も二つとも健在。19世紀フランス製。本日夜9時頃オンラインショップで販売致します。
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フルール・ド・リスのシャトレーンはいかがでしょう。19世紀に入る頃、よりタイトなドレスが流行したため、女性の服からポケットが消えました。そこで携帯したい小物は、ストラップのようなものにまとめて腰にぶら下げるようになり、それがシャトレーンと呼ばれました。