種苗法改正騒ぎって、育種や農業の知識がなくても、ロジカル思考でその虚構が見抜ける―――そのことを反対論の発信源・山田元農相の発言をベースに一つ一つ丁寧に解き明かしてくれる@mamislowさんの力作記事。著者は有機農業のサポートや伝統野菜の活動をされてきた方。だからこそ、説得力がさらに増す twitter.com/mamislow/statu…
「この貴重な種子データも今後外資含む企業に提供されてしまう号泣」と嘆くが、何十年も前から在来種含め、実物の種が世界中の企業に提供済み。配布量は世界2位。「データ」も長年ネット公開。ジーンバンクの仕事は保存種が育種目的に使われてなんぼ。もしや在来種=パンダとか絶滅危惧種の保護と誤解? twitter.com/TsutsumiMika/s…
種苗法改正をダシに「関係ない在来種」を持出すネタ元の論拠 1)種苗法 改定で登録品種の自家増殖できなくしても →事実:できる!      2)在来種 があるから大丈夫って農水省は言うけど →事実:言ってない!  3)在来種を守る法律は存在しない。 →事実:存在する! ⇒論拠が全て架空! twitter.com/tomo_nada/stat…
種苗法改正まずい論拠2 「都道府県開発の米種子データ*は企業に提供」 *意味不明 ↓ 事実 原文「都道府県が有する種苗の生産に関する知見の民間提供」はイネ採種のことで機密性ゼロ 公立農業生物資源ジーンバンクに取材「国都道府県は我々にも登録品種の遺伝資源は提供してくれない」 ↓ 論拠崩壊
種苗法改正まずい論拠1 「国が非登録品種を把握してない」「300種ある米のうち記録があるのは一部」「在来種が保護されていない」 ↓ 事実 公立「農業生物資源ジーンバンク」は主に非登録品種22万点(イネ4万点)を長期保存記録。国内イネ品種は1万点で在来種1216点含む。毎年、探索更新 ↓ 論拠崩壊 twitter.com/TsutsumiMika/s…
東京新聞「種苗法改正案」農家に打撃懸念、と言いつつ農家取材ゼロの記事。似た話で「農家に打撃を与えるから●●絶対反対」という有名な大学教授とシンポジウムで議論した時の事。何人の農家に調査した結論か問い詰めると、回答「農家に会ったことがない」に会場騒然!架空の農家をダシに持論を語るな
いろいろ紹介した国産小麦(のパン用品種)を初めて買う方・使う方、これまで使い慣れた外国産小麦と結構違います。その違いを理解のうえ、楽しんでください。また同じ国産でも品種差がかなりある点、要チェック! 国産小麦と外国産小麦の違いは?焼き比べてみました cotta.jp/special/articl… #コッタ
他にも、各地域でパン用等の新たな小麦品種が次々と登場している。主な品種名を記していく。品種名「銀河のちから」「ゆめちから」「ニシノカオリ」「ユメシホウ」「ダブル8号」「ゆめかおり」「ハナマンテン」。産地名や品種別の適した用途は各自チェックください。国産小麦ファンが増えるか?(続)
あまり全国的には知られてないけど、私の出身地山口県産なら「せときらら」というパン用小麦品種が県民だれでも知るぐらいブランドになっている。学校給食用に100%使用されている他、地元のパン屋の多くで「山口県産せときらら使用」という表示をみるほど、普及している。ネット通販でも買える(続)
北海道産の小麦ブランド品種が「はるゆたか」なら、九州産の代表品種は「ミナミノカオリ」。国産小麦マニアの間で評価をへてブランド化しつつある。製粉会社経由の通販もあるが、生産者直売でも買える。はるゆたかorミナミノカオリの品種名で検索を。転売ヤーが気になる方にもおススメの購入方法(続)
…このような総力を結集し、できたのが江別製粉の北海道産小麦粉ブランド。強力粉の「はるゆたかブレンド」「香麦」「フランスパン用」、薄力粉の「ドルチェ」用の他、おやつ用ミックス粉、パスタ用では「スパゲティ」と「マカロニ」向けなど多様なラインナップを揃える(続) haruyutaka.com/images/price_r…
例えば北海道産パン用小麦粉といえば、パイオニアは「江別製粉」だ。いい小麦粉は、生産者がいい小麦を作ったからできるといった単純な世界ではない。製粉会社がプロデューサーとなり、育種家の品種改良、農学者の栽培体系作り、パン製造のプロからのフィードバック等、総合的開発力が試さる世界(続)
家庭用の小麦粉欠品は世界共通の現象だが、いい意味での副産物として、「地元産小麦」の見直しと復興が各地で起こっている。久しぶりにパン作り・お菓子づくりをしてみて、小麦の種類や産地によってこれだけ香りや出来上がりが違うのかと気付く機会に。小麦からこだわる消費者が増えているのだ(続)
まとめれば①小麦粉がスーパーの棚から消えたのは、皆さん一人一人の消費行動の変化の結果で、在庫不足が原因ではない②小麦も小麦粉の在庫も小麦粉の製造能力もあるが、激減した業務用から家庭用へ製粉業界が商品シフトする調整段階にあり③その間は日頃買わない業務用を使って楽しみましょうという話
欠品の理由に話に戻せば、例年なら、1年の中でも家庭用小麦粉の在庫が減る時期と今回、急増した時期が重なった点も大きい。もともと家庭需要のピークはケーキやクッキー作りが増える冬場なわけで、例年で言えば春先から最も需要が減る夏場に向け、在庫減の最中に消費急増という相反する状況に直面(続)
今回の自粛で、自宅でのパン・お菓子作りが根付いた家庭なら、ネット通販やスーパーの特売で売っている業務用25㎏袋を買うのがいちばんシンプルな解決法。自宅で小分けしたり、知人・友人と分け合ったりすればいい。プロ向けの方が小売用より種類も豊富だから、いろいろ用途別に変えたり楽しめる(続)
といっても、自宅でのパン作り・お菓子作りブーム/特需がいつまで続くか、製粉工場サイドは見極めなければならない。家庭用製造ラインに投資しても、自粛解除でニーズが激減すれば、投資倒れになる可能性も。その意味で、欠品が解消される水準まで増産しない選択肢も工場サイドにあるといえる(続)
しかし、需要に合った家庭用小麦粉パックの製造能力まで向上させるだけでは、欠品は解決しない。同時に、スーパー・卸からの注文に対して、日々応えられるまで工場の在庫水準を上げないといけない。そこまでいかないと、注文から納品までのリードタイムが長くなり、頻繁or時々欠品という状態が続く(続)
もちろん、既存の業務向け小麦粉袋(例:25㎏)の製造ラインを家庭用へ変更するのに、製粉メーカーと機械、資材メーカー等が協力して、頑張っている最中(続)
一方、激減した外食向けの業務用在庫は余っているけど、これを小分けして、リパックするのは滅茶苦茶たいへん。言うのは簡単だけど、家庭用の包装資材を買い、再包装ラインを作り、食品表示もより厳しい小売用に変更して、法律に則った商品パッケージにしないといけない等、色々対応する必要が…(続)
コロナ前は、小麦粉マーケット(500万トン)に占める家庭用需要は、たった3%の15万トン。一世帯で月平均250gぐらいの量。それが突然、3kgとか5kgとか10倍以上買いだしたらどうなる?家庭用の小麦粉工場ラインなんて元々、業務用の30分の一キャパしかないから、需要の急増分を製造できないわけ(続)
在庫はあるのに、なぜスーパーに小麦粉がないの?  答えは簡単。 実際、小麦原料はあるし、小麦粉もいくらでも作れますが、最大の問題は家庭用サイズに小分け包装する工場能力が、突如、急増した自宅でのパン・お菓子作り需要に追付いてないだけ(続)
食料不足どころか、世界の小麦在庫、積み上がり中。史上最高の約3憶トンへ(米農務省の6月予測)。原因は、外食・観光の激減と在宅人口の増加だ。これだけ動かず消費カロリーが減れば、摂取量も減少する。 一方、小麦生産量予測は昨年と同水準。穀物3大情報機関(USDA/IGC/AMIS)ともに同見解である
山田元農相の種苗法改正・反対論の根幹が「優良な育種知見(知的財産権)を民間への提供」(農業競争力強化支援法8条4項)で、多国籍企業への“種子売国”論の前提だが、氏はいつも条文引用の改竄をする。正しい条文は「種苗の生産に関する知見の民間事業者への提供」で全く別の話。根幹が虚偽だと分る
「種苗法改悪は巨大グローバル企業を参入させるため」だから反対というが、根拠がない。バイエルの日本参入は明治44年、旧モンサント(バイエルが買収)は昭和27年で、長年、日本農業に貢献。令和2年の種苗法改正とは何の関係もない。両社とも日本での品種登録数はゼロ。どう利益を提供するのだろうか twitter.com/_manyou_shuu/s…