続き◆同書の、最後の一文。『私達が主権者として振る舞うために、「思慮深さ」を身に付けた上、積極的に政治に参加していかなければ、この国は変わらず、また取り返しのつかない「何か」が必ず起こるだろう。』 この日隅さんの渾身の警告を、僕らは遺言として本気で受け止めなきゃいけない。
斑目会見発言②「総合的安全評価はあくまで1次・2次評価をあわせてやるもの。非常に簡略的な方法で1次評価が出て来たので、それに対しては2次評価に向け色々と意見を付けさせてもらった。ある意味で全てYes, but。もうちょっと現実的な評価をやって下さいよというのが、後ろにくっつく」
『原発とメディア』②◆実際TV界にいた頃、脱原発運動を取材しても報道番組に採用されず放送断念、ということが何度もあった。よく言われるような「電力会社がスポンサーだからダメ」が理由なら闘いようがあるが、「視聴率が下がる」=国民が求めていない話に時間枠は割けない、と言われると…
今日の文春は凄い。私のツイート【3】を明らかに読んだ上で、尚も「ぞっとした」発言を菅批判の如く確信犯的に誤用。更に【9】も、ラストの「私でも出来た自信ない」だけを切り捨てて、これまた菅批判の材料に。いずれこの記者を教室に招いて対談したい。これが正義感でやってたりするんだよナ。
斑目会見発言③「やはり総合的安全評価という意味では、もっと踏み込んだ現実的評価をやって頂きたい。これではまだちゃんとした評価になってないな、と思うところは多々ございます。例えば、4頁の…[略]…このシナリオ以外のことも考えて頂きたい、というのが裏にあります」
続◆「今まで気付かなかった」という東電に対し、私は「隠ぺいに決まってる!」と水掛け論を挑むよりは、信じ難いけどその説明を一旦受け容れ、《では、こんな重大な基準の存在になぜ気付かなかったのか》の徹底解明を求めたい。「第3者の協力も入れて調査する」という昨日の約束を注視したい。
「菅さんのエネルギー政策は支持したいが、○○(←人により色々)政策はどうなの?」という質問を近頃よく受ける。政策AもBもCも全て合致する人としか組めない、というこの潔癖さが、日本の市民運動の広がりをどれだけ阻害してきたことか。「今はAの一点でまとまろう」という力が本当に弱い社会!
調査中間報告。「排除」はしていない。今日正午の〆切までに申し込んだ数百人を「受け付けた」段階。発信意思の無い見物人等にはご遠慮願う為、今その審査中。書類不備者には再送を求め、確認できた人には順次メール連絡。←@tsuda 月曜からの東電と保安院の会見一本化でフリー排除の動き
続き◆後継者決定当日の今日も、菅さんは官邸に文科相を呼んで、朝鮮学校授業料無償化手続きの再開を指示していた。本当に、最後の最後までよく働く。最近、「菅さんの内にこれだけは実行をお願い」という駆け込み相談、各方面から僕にも続々。散々批判してた人達が…とこれまた凄く違和感。
②「騒がせたのは小保方だろ」とのご意見⇒「明日からの報道を受け止めよう」と書いた通り、まだ留保・注視の段階です。STAP発表当時「本当なら凄いね!」と思うべき所、「凄い!」と走り過ぎてしまった。ならば今、「疑義が本当ならダメだよね」と考えるべき所、「ダメだ!」と言うのも早計。
18才投票率7割、凄し! この7割が「投票しても何も変わらないじゃん、と失望した人の比率」に移行しないように、今からが肝心。自分が投じた候補の当落に関わらず、当選者の今後にちゃんとプレッシャーかけ続けよう。「あとはお任せ」じゃなく。 twitter.com/hosakanobuto/s…
松本論②◆実際、松本氏は防災担当相として、膨大な難題に本当に一生懸命取り組んでいた。そういう目に見えぬ部分や、前述の背景を飛ばしてあの発言だけを報じれば、「こいつ何様!?」と受け止められるのも当然。僕だって、あの映像だけ見たら怒る。報道のスポットライト効果の恐ろしさ、拙著参照。
松本論①◆「被災者に寄り添う」という発言と、今回の知事(=地元行政)への強い態度は、同氏の中では繋がっている。同氏は以前から、被災者対応での各自治体の動きを嘆いていた。「国が配った被災者支援ハンドブックを、地元の役所の職員達が読んでない。これじゃ住民に伝わる筈がない!」等。
続き◆東電やら保安院やらが別個に(しかも度々同時刻に)会見すると、人手の少ない市民メディアにはカバーしきれない。同席なら「今の東電の説明について、保安院さんの見解は?」といった即座の突っ込みもできる。全体として情報提供にプラス、と思っての統合なのに、排除強化なんて意図と逆!
日隅一雄さん、今夜逝去。“弁護士達が作った市民メディア”NPJの編集長。(4年前、設立時の下村ラジオ番組…bit.ly/irru0X) 入院先の病室で、弁護士仲間達や、福島瑞穂さん、ニコニコ動画の七尾さんら十数人が名前を呼ぶ中、静かにスーッと旅立たれた。
選ばれはしたものの、そもそも世界が抱いていた東京開催への不安点は、《今の汚染水》そのものと言うより、《事故から2年半経ってもこうした問題が露呈する、日本という国のシステム不全》への疑念だったのでは? 「0.3平方km内」とかではなく、38万平方km(社会全体)の話。
【拡散希望】21年前のサリン事件被害者で、まだ不調を感じている方。 毎秋恒例の医療NPOによる無料検診、今度の週末が年内のラストチャンスです! 専門医の問診、心電図、尿検査、眼科相談等。場所は非公開なので、こちらを参照して下さい→ shimo-switch.com/action/94
松本論④◆昨夜、宮崎県から被災地にボランティアで入ってる友人から、電話が来た。「今までは、被災者の人達は皆『君の所も、鳥インフルで大変だったね』と優しかった。松本発言後は一変、『お前ら九州人は、東北の被災者をそういう態度で見とるんか』と何度も責められ、居場所が無い」と。
松本論③◆一連の発言の色んな部分が問題視されているが、僕が最も引っかかったのは、《客》という一語。客を招く時は先に部屋にいろ、と知事を叱っていたが、そもそも被災地に於いて、復興担当大臣はお客様なのか?? 被災地は、同氏にとって《仕事場》ではないのか? この発想は、共感不能。
『原発とメディア』③◆相手が“国民”では反論できず、悔しかった。当時の実感として、脱原発話を何とか報じたい私にとって最大の壁は、「原発反対なんて、一部の偏った運動家の主張でしょ」という《世間》の空気だった。勿論、その空気を育てていった大PRの問題は背景に有ったにせよ、だ。
続き◆この疑念に誠実に向き合う為に、僕らがすべき事の1つ。今後7年間「五輪関連ニュースを1本入れた場合は、必ず同番組内に震災・原発関連ニュースも1本入れること」を自らに課す報道番組が現れたら、僕は一視聴者として熱く支持する。一番大切な事を、この社会が浮かれて忘れない為に。
松本論②続◆しかし、それを報道することを強圧的に禁じようとするのは、もっとマズい。今回の場合、「今のはオフレコです」まではOKとしても、「書いたらその社は終わりだからね」は、政府の人間がメディアに対して絶対に言ってはならぬ言葉だ。これで素直に従ったら、ジャーナリズムじゃない。
枝野発言②時事通信(15日15:27)「枝野経産相は15日、徳島で講演し、『(原発の稼働は)5月6日から一瞬ゼロになる』と明言。その上で『後戻りせず一直線に原発を減らしていく。半年、1年だけ原発がゼロになっても、また原発に依存してしまうのでは仕方がない』とも述べた」
松本論①続◆無論、それは一部の職員を指しての批判だろうが、とにかくそういう事に松本氏が強く憤っていたのは事実。あの知事へのキツい口調は、御本人にとっては“上から目線”ではなく、「地元自治体も、もっとしっかりやってくれよ!」という被災者の方々の目線を投影したつもりだったのかも。
松本論④続◆勿論これは、松本氏が一連の発言について「自分は九州の人間だから…」と釈明した為に起きた反応。わが友だけでなく、被災地に行っている九州人達があちこちでこういう微妙な空気に包まれてるとしたら、これはもう、言葉の二次災害だ。同氏の辞任だけで解消されれば良いのだが。