巽好幸(@VolcanoMagma)さんの人気ツイート(いいね順)

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海の幸に関係深い「潮の満ち干」。この問題は結構難しく、ノーベル賞受賞者も間違った。一般的理解は(a)や(b)。気象庁の見解は(c)。いずれも「満月新月の南中時が引潮」を説明できない。正解は(d)。月の引力、月・地球回転の遠心力、それに海水の強制振動の合わせ技。詳しくはまたいずれ。#美食地質学
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神奈川の火山といえば箱根。約65万年前から活動を続ける活火山で、有名なカルデラは約20万年前から造られた。この活動的な火山は、約6万年前に巨大噴火を起こして、火砕流は横浜市まで到達、現在の東京にも20センチ近い厚さの軽石を降らせ、「東京軽石」と呼ばれる。#美食地質学 #郷土料理 #神奈川
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先日のNHK地球火山チームとの飲み。#jジオジャパン はもちろん、#火山探検紀行 も話題に。火山のダイナミズム、温泉や食などの恩恵、噴火や山体崩壊と津波それに将来必至の超巨大噴火などの試練、これらをきちんと多くの人に伝える「火山アンバサダー」としても帰ってきてほしい。 #滝沢秀明
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先日富山公開講座で話したこと。県酒造組合が「水が良くすっきりとした飲み応えのあるお酒」と称する地酒は、水硬度の違いでその味も多様。軟水が多いと言われるが水系により異なり、氷見や五箇山には硬水特有の芳醇な酒も。このような多様性を楽しめるのが地酒の魅力。#美食地質学 #日本酒 #富山
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昨日の阿蘇山噴火は火山の「ゲップ」のようなものでしたが、日本列島には阿蘇山を始め「超巨大噴火」を起こす火山が7つもあり、その発生確率は100年で1%程度。「変動帯の民」は食などの恩恵に浴すると同時に、試練にもきちんと対応しないといけません。#美食地質学news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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今日はタッキーの誕生日なんですね。おめでとう!近い将来「火山探検家滝沢秀明」と再会できることを祈っています。 #滝沢秀明
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NHKから嬉しいお知らせ。 「滝沢秀明の火山探検紀行 巨大カルデラの謎に迫る」 再放送です。 7月6日(月)NHK BS4K 午後1時00分~ 午後2時30分 BS4Kなのがちょっと残念ですが、映像は抜群のはず!! #滝沢秀明
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富山湾には日本海拡大に伴う「断裂」が入り込むので、栄養分豊富な深層水が流れ込み、背後の立山連峰から続く斜面で急速に上昇。また真水の立山湧水も上昇を加速。この上昇流に乗って、海面まで上昇して産卵するホタルイカのメスを捕獲する。だから富山湾物は他地域より圧倒的に立派。#美食地質学
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日本海拡大説を京大グループが1980年代に復活させた。岩石中の微弱な磁石を用いて、岩石形成時の地球磁場の様子を調べた。ずれた「北」を元に戻すことで、1500万年前(最近は約1700万年前)西南日本と東北日本が観音開きのように回転移動、日本海ができたとした。これで日本海ジグソーパズルも完成。
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超巨大噴火の頻発地帯は九州。他地域なら大丈夫だろう、なんて高を括っていませんか?超巨大噴火が起きると、降灰は広い範囲におよびます(↓)。約90万年前の猪牟田アズキ噴火では、関西で数十cm、関東でも20cm程降り積もりました。今これが起きたらインフラ完全停止でほぼ日本喪失です。#美食地質学
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特に東京へ行く度に感じる「豊かさを謳歌している感」。近い将来に受ける試練をどのように想像しているのだろう。国や行政、マスコミの意識の低さ、他人事の危機感を生み出しているのは、私たち自身の美意識的無常感、刹那的享楽主義、そして脳天気性なのか。世界一の変動帯に暮らす意味を考えたい。
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新しい火山のマグマ溜りが固まった「熱い花崗岩」。周囲の岩石より軽く浮き上がる。その上昇運動によって地盤には断層(弱線)が形成。強い東西圧縮を受けて「逆断層」へと成長し、これに沿って火山ブロック全体が上昇とともに大回転。北アルプスは、マグマ活動と東西圧縮の合わせ技で日本の屋根に。
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フィリピン海プレートの運動方向がやや西向きに変わり、西日本を引きずる力が働くように。この歪みを解消するのが約1億年前の地質境界、「中央構造線」。年間1cm程度ずれ続ける。この断層運動の影響で瀬戸内地域には北東-南西方向のシワができる。これが瀬戸と灘、隆起と沈降の繰り返しを造る。
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日本列島で過去12万年間に11回の超巨大噴火が発生。北海道と九州に集中する。発生確率は低いが破局的な被害をもたらす可能性がある。現状のままでは最悪の場合、日本という国家、日本人という民族は壊滅的打撃を受ける。超巨大噴火を自然災害として認識して、対応を考えることが必要。#美食地質学
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広島湾がアナゴ名産地となる最大の理由は海底が泥質で、穴を掘るアナゴが暮らしやすいから。泥質堆積物が多い理由は潮流が遅いから。一方海峡(瀬戸)は潮流が速く砂質の海底となり、タイ、フグ、サワラなどの産卵地となる。これほど多様かつ美味なる魚介を育む瀬戸内海。#美食地質学 #広島 #郷土料理
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フィリピン海プレート(PHP)方向転換の記録が房総半島に。プレート運動で堆積する地層の向きが、300万年前に急変。北向きに沈み込んでいたPHPは、その東縁が地下で太平洋プレート(PP)とぶつかるが、大きなPPに押し負けて仕方なく方向転換。その後日本海溝は西進し日本列島は強烈な圧縮を受けることに。
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関東ローム層3部作完結編。関東ロームは火山灰でない。ツイートよりは字数の関係もあり少しはきちんと紹介できました。よろしければど〜ぞ。 news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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昨日来の降雪状況を見ると、日本海からの湿潤寒気の流れが、若狭湾ー琵琶湖ー伊勢湾沈降帯の低地を愛知県、三重県まで流れた様子がよくわかります。三重県での豪雪はさも異変であるような報道が多いですが、科学的には当たり前ですね。マスコミ関係者のリテラシー向上が望まれます。
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現代醤油発祥地、和歌山県湯浅。鎌倉時代に覚心が宋から金山寺味噌と溜醤油を由良興国寺へ持ち帰る。近隣の湯浅の方が水質が良く醤油製造が盛んに。醤油には鉄分を嫌う麹菌の活躍が必須。由良は付加体混在岩で鉄分多い玄武岩も点在。一方湯浅は砂泥互層が後背地。地質が湯浅醤油を育んだ。#美食地質学
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非火山地帯に #有馬温泉 が湧出するメカニズム。古く低温のフィリピン海プレートが沈み込む九州では100-150kmで搾り出された水が火山を形成。新しく高温プレートが入り込む地帯特に近畿では、プレート周辺の水の殆どが深さ60km辺りで搾り出されて有馬温泉を形成。そのため火山はほとんど形成されない。
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日本一の酒どころ灘五郷。「男酒」と呼ばれる力強さはお江戸の老舗蕎麦屋御用達。その秘密は酵母を活性化させ発酵を進める中硬水の「宮水」。六甲山系花崗岩地帯からの鉄分を含まない伏流水が、Ca, Mgが主成分の貝殻を多く含む地層を通って湧き出す。軟水の国にあって特徴的な酒造水に。#美食地質学
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駿河湾は水深が2500mを超え、日本でダントツに深い湾。湾底〜伊豆半島は松本〜北アルプスよりも急勾配の地形を作る。深海(>200m)が陸のすぐ近くまで広がるので、深海魚類がすぐ獲れる。この湾が日本一深い理由は、トラフ(海溝)が入り込み、ほぼ富士山の下を抜けて相模湾へ抜けるから。#美食地質学
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地殻変動とマグマ活動で山国日本の川は急流、地盤中のCa,Mgを溶かす暇なく #軟水 に。一方平原+石灰質土壌のヨーロッパは #硬水。軟水は昆布の旨味成分を抽出、硬水はCaが昆布のネバネバ成分アルギン酸と結合、表面に膜を作り旨味が出ない。昆布出汁(=和食)は火山地震列島の恩恵です。 #美食地質学
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日本一広大な関東平野を悠々と流れる利根川水系、土中のミネラル分(Ca,Mg)を溶かし込む。この中硬水は昆布出汁を取るには不向きだが、酵母を活性化し力強い濃口醤油を生んだ。軟水関西では薄口醤油。私見だが関東醤油文化の最高傑作は、味わい深い蕎麦つゆと内湾東京湾穴子煮のツメ添え。#美食地質学
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長い日本史でも経験したことがない試練、「超巨大噴火」。地質情報に基づく最悪のシナリオは「日本喪失」。ただしこの規模の噴火は低頻度で、過去12万年間で11回程度。確率を用いると、今後100年間に日本列島で超巨大噴火が発生する確率は1%。でもこの数値は決して「大丈夫」を意味する訳ではない。