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「室町しぐさ」は江戸しぐさと違って歴史的に実際に有った事で、基本的には日常の礼儀や人間関係に関する事例なのに、殺伐さの塊なので道徳教育には用いられない理不尽。
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真面目な話、「何にでも効く薬」というのは古来よりたいてい覚醒剤の類だったりする #麒麟がくる
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足利義昭がボランティアに勤しむ慈愛に溢れた若者とかそんな設定誰も考えないだろw #麒麟がくる
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ちなみに三好長慶の死は秘匿され、義輝すら把握してなかったフシがあります #麒麟がくる
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「嫡子以外はすべて出家させるという足利家の習い」これをきっちり言った大河は初めてでは #麒麟がくる
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この時の奏上で近衛前久は足利義昭からめちゃめちゃ恨まれて、彼の上洛後京を追放されます #麒麟がくる
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この朝倉阿君丸の存在が、割と本気で歴史を変えたと言われたりしてますな #麒麟がくる
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家中が統率されていない大名家というものを描いたエッグい話ですわ #麒麟がくる
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一方的な「義の武将」イメージも短絡的ですが、「寺社を焼き討ちしたから義の武将ではない」というのも短絡的に過ぎると思う。
「義の武将」めっきはがれた?上杉謙信、寺社を焼き打ち:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASNB6…
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本圀寺の変は、信長に頼らず義昭勢と畿内の義昭派大名で三好勢を撃退しており、寧ろ義昭が自身の武威に自信を深めた事件だったとも言われますね。ここで本国寺に馳せ参じた軍勢を「足利方」と言っているのは非常に正しい #麒麟がくる
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この義昭二条城は信長が陣頭指揮して、突貫工事したことは有名ですが、実は完成させたのは石垣までで、内部の建物等は、その後割とゆっくり建築されています。信長としても「石垣が出来ていれば城として機能する」と考えていたようです #麒麟がくる
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実は織田系城郭で特に石仏や墓などを石垣に用いた「転用石」が見られるのは、光秀の福知山城だったりしますね。もしかするとこの描写はその伏線かも #麒麟がくる
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前にも言ったことがありますが、この頃の天皇家の「困窮」というのは、「年収数千万円で上流階級の生活をするだけなら問題はないが、数十億かかる国家的儀式を行うには足りない」という感じですね #麒麟が来る
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「戦が有れば、和議の仲立ちを務めるのが将軍」これはドラマの中の義昭の思いつきや言い訳ではなく、戦国期の将軍の有り方として非常に正しいわけです #麒麟がくる
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来週は信長、光秀、秀吉、家康、朝倉義景、浅井長政と、現時点のオールスター感がありますね。 #麒麟がくる
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浅井長政の信長からの離反の理由は未だ諸説ありますが、「朝倉との旧椽云々」というのは最近では否定されていて(むしろ浅井朝倉は長く敵対関係にあった)、本質的には浅井を京極被官とするなどの、信長からの待遇への不満であったとする説が強いと思います #麒麟がくる
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歴史研究が進むということの恐ろしさの一つとして、かつて異形の天皇などと言われた後醍醐天皇が、今では天皇として真面目かつ思想的にも非常にノーマルで、父の後宇多とも関係が良く、しかも「一代限り」どころか後醍醐系統での天皇継承も認められていたらしい、というあたりが解ってきている事があり
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『天穂のサクナヒメ』、戦国時代版とか出来たらプレイヤーはさぞブチ切れる内容になるでしょうねw敵勢が攻めてきたら稲を勝手に刈り取られるだけならまだしも、田んぼを綺麗に掘り返して、それまでの営みを正しく台無しにして行きますから
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比叡山が信長に反抗する理由を、光秀が「カネ」というのは、最初の頃、京に上がる時に比叡山から関銭を取られたことを未だに根に持ってる説
#麒麟がくる
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「北条政子」「日野富子」はあくまで歴史用語であって、歴史的には源頼朝正妻も足利義政正妻も、「北条政子」「日野富子」とは呼ばれておりません。
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比叡山は「お経を唱えるもの」(信仰者)とはかなり違っていて、宣教師たちが「大学」と記録しているように、仏教の研究機関なんですよね。だからこそ一般の「信仰」には依存していない。 #麒麟がくる
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光秀の「駄目だこいつ、早く焼き討ちしないと」ゲージがどんどん溜まっていく感 #麒麟がくる
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義昭幕府が筒井順慶を受け入れたことが松永久秀の幕府離脱に到った、つまりこの時の久秀の「謀反」は、反信長ではなく反義昭だった、というのは昨今の説ですね #麒麟がくる
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昨今だと、考古学的研究から、この時の焼き討ちでの、比叡山自体の被害はそれほど大きくはなかった、と言われますね。ただ麓の坂本などは大々的に焼かれた模様 #麒麟がくる
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光秀が恨まれているのはおそらく、彼が焼き討ちの結果、比叡山の旧領である坂本一帯を領有したため、ここでも比叡山焼き討ちの首謀者と認識されている、ということなのでしょうね #麒麟がくる