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これはよくある疑問かと思います。この地域では自然の氾濫原湿地は人為的にほとんど失われその生物多様性が失われつつあるので、人為的に自然の氾濫原湿地の代替環境を再生し生物多様性の保全を行っています。つまり、ここでの目的は自然保護ではなく生物多様性の保全です。 twitter.com/sarugozenn/sta…
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我が県に産する某希少鳥類、ここ数年まったく繁殖がうまくいっていないのだけど、なんとかうまくいくよういろいろと保全の手立てをしている方から聞いた「ずかずかと営巣地に侵入して撮影する人間が大きなリスクの一つ」と聞いたのは印象に残っています。鳥が好きなら、鳥を大事にしましょう。
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生息地を再生したら生き物がブワーッと増える、勝手に増える、希少種も増える、なんていう経験を多くの人に一度でも味わってほしいものです。これこそ最強の環境教育。生物多様性の保全とは何か、ということを体で覚えることができると思います。
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そしてその後にブワーッッとアメリカザリガニとかジャンボタニシが侵入してその変化を目の当たりにすることで、侵略的外来種とは何か、何が問題なのか、ということを体で覚えることができます(実話)。
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そんなあれこれを体で覚えた3年間毎月の湿地ビオトープ調査の結果をまとめた論文がこちらになります。オープンアクセスなので、興味があればぜひに。 jstage.jst.go.jp/article/ece/24…
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ひどすぎる。淀川のシロヒレタビラが絶滅してしまう。ほんとうに、法的規制が、必要なのでは。タナゴが好きなら、放流はしないでください。 twitter.com/pantheo2770571…
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外で作業してたところ屋外機器管理業務の方とお話。ヘビが嫌いなので滅んで欲しいと仰っていたので、ヘビが全部いなくなるとアサリとかウナギとかはいなくなるかもしれないし、ネズミとかカラスとかは増えすぎるかもしれないんですよ、と言ったところ、ものすごく納得していただいたので良かった。
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農家さんがこういう場所を維持する手間というのは大変なもの。しかし通常整備費の9割ほどは税金を使うものであるからして、一方で国民の共有財産として何らか税金を使って保全をすることや、維持の支援をするようなことはできないのだろうかというようなことをずっと考えていますが妙案はありません。 twitter.com/t13463ts/statu…
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こういう湿地帯から噴き出す生物多様性が、干潟や海の生物多様性を支えているのは、最近の研究例からすると、ほぼ間違いない。こうした環境がなくなる分、アサリもウナギもアジもタイも減るのだということは、今後きちんと皆が理解しておく必要があるだろうと思います。
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国内から50年以上記録がなく、環境省レッドリストでも絶滅と判定されたキイロネクイハムシの再発見が琵琶湖からで、発見者が加藤先生で、加藤先生と曽田先生の共著で、分子系統解析まで行い、国際誌で発表という流れはまったくつけ入るすきがなく完璧で、湿地帯生物愛好家として興奮します。
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環境省と文化庁は共同で緊急のオオサンショウウオ実態調査を行った方が良いのでは。場合によっては域外保全を行い、かつて分布記録がありすでに絶滅した水系への再導入も考えた方が良いのでは。日本固有の生物の危機、遺伝子資源の危機ですよ。 twitter.com/BunichiSS/stat…
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今週末7月10日は参議院選挙。選挙権のある方は必ず投票に行きましょう。期日前投票も簡単にできますよ。私の長年の観察によれば、もはや党で選ぶとよくわかりません。何党でも良いので、人を基準に、少しでも良いなと思うことを言ってる人に投票すると良いでしょう。
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誰に投票したかとか別に言わなくても良いので、思う人に自由に投票すれば良いのです。何かに忖度する必要もありません。もし投票した人が当選したら、その後の活動はぜひチェックしておいて、なんか思ったのと違ったら、次の選挙では別の人に投票すれば良いでしょう。そんなものです。
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建設的な批判と、ただの悪口はまったく違うもの。建設的な批判を行う、それに対して権力者が論理的に答える、丁寧に説明する、そうしたやりとりの積み重ねを見せていくことが、不満の少ない世の中をつくっていくと思う。問題に対して建設的な批判は続けなくてはいけない。選挙もその一つ。
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論文が出ました!長らく学名未決定であったシノビドジョウをMisgurnus amamianus Nakajima & Hashiguchi, 2022として新種記載しました。奄美群島の固有種と考えられます。 twitter.com/Zootaxa/status…
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別途論文にする予定ですが、保全のためにつぶやいておきます。奄美大島では現在2か所で「ドジョウ」の生息を確認していますが、これらはいずれも中国大陸由来の外来ドジョウです。売られていたものを放流したという情報を得ています。シノビドジョウではないので、放流して広げないようお願いします。 twitter.com/oikawamaru/sta…
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研究者としては「可能性がある」「可能性が高い」というところまでしか言えないのですが、これだけの研究結果があると、やはり「高品質な昆布を安定的に得るためにはウミネコがたくさんいることが重要」と考えるべきです。目先の不利益にとらわれて全ての利益を失う、ということがあってはなりません。
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絶滅危惧種っていうけどたくさんいますね~ということを言われたりすることもあるのですけど、生息地にはたくさんいても、その生息地がその地域で最後の1か所だったりすることがあるので、その場で多いか少ないかだけでは希少性の判断はできないのです。ここはテストに出ます。
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農林水産行政は今後ほんとに生物多様性保全のこと正面からとらえて政策にきちんと組み込んでいかないと、一次産業がめためたになってしまうんではないかと思う。いつまでもおいしい農産物、水産物を食べ続けるためにも、生物多様性保全が必要ということ。希少種の保全も外来種の対策も必要ということ。
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例えば漁業をしやすくするためにサメを駆除したらアオウミガメが増えて藻場を食い荒らして魚が減って漁業が立ち行かなくなってしまうという仮説。生物多様性の保全という観点から解決策を考えていかないといけない。
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ようするに、一度飼育栽培をはじめた生物は基本的に野外に放ってはならない、というシンプルな話です。
その前提の上で、色々と、人為的な導入が生物多様性保全につながる例外や問題にならない例外もあるよということです。
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どど動画ァ!日本産のキイロネクイハムシが生きて水中を歩いている・・・素晴らしすぎる・・・・ /「絶滅」昆虫が びわ湖で生息していた|NHK 関西のニュース www3.nhk.or.jp/kansai-news/20…