オイカワ丸(@oikawamaru)さんの人気ツイート(新しい順)

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外来魚を放流しようとしている時に、ここは在来の魚がもともといないので、みたいな言い分を聞くことがあるのですが、ヒメドロムシほか水生昆虫を研究している者としては、いや在来の水生昆虫はいますからという思いが浮上してくることしばしば。生物多様性の中には、生態系の多様性も含まれるのです。
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アリアケシラウオが再び食卓に上るようにするにはどうしたらよいのでしょうかね。アサリすら採れなくなっている状況では先は長いですが、まだ絶滅してはいないので、なんとか場の再生、生物多様性の保全、少しでも良い形になるように社会全体で向かっていきたいものです。
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生物多様性保全については、ほんとに、寿司ネタ色々食べ続けたいな~とか、地物の魚介類色々食べ続けたいな~とか、そんなライトな感じで総論賛成各論色々みたいなスタンスで世の人がとらえて考えてくれるとうれしいなと思っています。侵略的外来種対策もそうした中の一つなんです。
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何の生き物もいない川だから人間様がコイとかニジマスとか放流して生き物あふれる状況にしましょう!とかいうのは環境教育ではないのでありまする。むしろ環境破壊活動で、これを環境保全のためなんですよ、と大人がウソをついて子供にさせることがどれだけ罪深い行為か。ということです。
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この十数年、川での環境教育に多少かかわった経験からすれば、「その場に立ち入って生き物を捕まえる」、まずはこれで十分です。小さな水生昆虫しかいなくても良いのです。何らかの生き物がそこで暮らしていることを知る、それが生物多様性保全のことを理解するための第一歩で、最も重要です。
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魚ほか生物の放流が環境教育になり得るパターンはかなり限られます。だいたいは生物多様性の破壊につながるからです。環境教育として用いるなら、最低限、日本魚類学会の「生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドラインfish-isj.jp/info/050406.ht…」に沿ったものである必要はあるでしょう。
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ニジマスは国が定めた「生態系被害防止外来種リスト」で産業管理外来種に選定されている侵略性の高い外来種です。水産利用としての放流を禁じるものではありませんが、少なくとも「環境保全」のイベントで環境教育の一環として放流することは、まったくウソを子供に教えることになるので問題なのです。
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コラコラァ~~ホテイアオイを池に捨ててはイカーン!!
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今日はある希少水生昆虫の生息する池に調査に行ったところ、侵略的外来種のホテイアオイが数株浮上しているという信じがたい光景を目の当たりにしたので予防原則に従って見えるものはすべて駆除しました。なんとなく池や川に放ってしまうこともあるかもしれませんが、環境破壊行為です。やめましょう。
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目の前の干潟や海でたくさん獲れた生物多様性を基盤とした食文化。今後、こうした食材の輸入もどんどん厳しくなってくるでしょうから、「似たようなもの」すら我々は簡単に食べられなくなってしまうでしょう。今後の沿岸域の生物多様性の再生は急務と思います。適切な場が再生すれば生物は増えます。 twitter.com/chiyochiyo_syr…
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小動物に優しい側溝(左)と、小動物に冷たい側溝(右)。特段の事情がないなら優しいほうが良いですね。生物多様性の保全につながります。
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ああこれ、そう、重要な指摘です。我が国は現在進行形で身近な湿地帯を壊し続けています。放鳥どこでしようとか言ってる場合ではなくて、トキが持続的に暮らしていけるような湿地帯を一つでも二つでも保全して、再生して欲しいです。とりあえず河川改修と水路改修とため池改修の方針を変えて欲しい。 twitter.com/rda2015jp/stat…
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トキ放鳥が広がる問題点はどちらかというと、トキだけをシンボル化して餌として外来種の放流が行われたり、十分に湿地帯再生をしていない(=絶滅原因の解決ができていない)状況で放たれたり、もっと優先すべき絶滅危惧種に予算がふりわけられなくなったり、と言ったあたりにあると思っています。
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トキ放鳥について「外来種」という批判が見えますが、同種で放鳥先はすでに絶滅しているので、本来の個体群構造再生を目指した生物多様性保全につながる再導入事例と捉えられます。生物に国境は関係ありません。例えばある川の魚の事例と並べて図のように考えると理解できるのではないでしょうか。
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先日見た張り紙。生物多様性保全にきちんと取り組まないと、本当に残念なことになると思います。一つ一つの希少種とその生息環境の保全をきちんとすること、侵略的な外来種対策をすることは、すべてつながっています。
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生物多様性を保全する理由は、環境保護団体が保全したいからとかではなくて、我々がもうしばらくいつでもおいしいアサリを食べられるようにするためとかなんとかなんですよ。
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アメリカザリガニがなぜ特定外来生物に指定されるに至ったのか、生物多様性に与える悪影響を先々月にくられ先生の番組で解説したので、再度ご紹介します。一度飼い始めたら最後まで責任をもって飼育しよう! twitter.com/reraku/status/…
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とにかく餌生物を放流するな、ということを環境省はきちんと言い続けて欲しい。トキ放鳥が生物多様性の破壊につながってはいけない。 / 「トキが本州等でも空飛ぶ姿見たい」“トキ”放鳥の自治体公募開始 環境省(TBS NEWS DIG Powered by JNN) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/b7103…
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だから生物多様性豊かな海域を埋め立ててつくった人工島が生物多様性豊かな環境になったのであればそれはそれとして保全する価値は十二分にあるのです。人工的な環境でいかに生物多様性を高められるか、そしてそれを保全できるか。これからの我が国の大きな課題ともいえるでしょう。
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人工的な環境なんだから保全する必要はないでしょ、とかいう意見は色々な立場の色々な人から何度も言われたことがある。それは自然じゃない、みたいなことも追加で言われたりもしますが、大事なのは自然を守るんじゃなくて生物多様性を守るんだからその場が「自然」でも「人工」でも関係ないのです。
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ゴミ拾いは生物多様性保全の第一歩でもある。そして現実として湿地帯にはゴミがたくさん落ちているのだ。ゴミをその辺に捨てるのは止めよう!
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外来種や有害鳥獣の駆除や有効活用に関心がある人は必読です。駆除した個体の「有効活用」を重視し過ぎることの問題点がよく理解できます。そもそもなぜ駆除しなくてはならないのか。本来の目的が達成できなくては本末転倒というものです。 twitter.com/SciKotz/status…
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ヤナギの繁る素掘のひんやり水路が、改修後むき出しコンクリでガンガン熱くなってヌマガエルとかミイラ化してるの見ると、気候変動対策の上でも現在の工法は本当に問題だと思う。素堀のままにしろとは言わないけど、覆土するとか湿地になるような護岸構造にするとか、やりようはあるでしょうと思う。
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なんとすばらしい!!まだ生き残っていてよかった。 /荒尾干潟で「オオシャミセンガイ」発見 生体は30数年ぶり|熊本日日新聞 #熊本のニュース #熊本日日新聞 #熊日 #熊本 #オオシャミセンガイ #絶滅危惧ⅠA類 kumanichi.com/articles/641614
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筑後川河口堰ではアユとモクズガニの魚道遡上調査を行っていて、きちんと公開してくれているのですが、けっこう厳しいグラフが出ています。しかしこうして基盤的なデータがあるわけですから、関係公的機関が団結して、アユの再生を目指す動きを見せてくれないかなと思います。water.go.jp/chikugo/coozek…