奇書が読みたいアライさん(@SF70687131)さんの人気ツイート(リツイート順)

ヴォイニッチ、Codex Seraphinianusときたら「The Book of Miracles」も外せないのだ 1550年頃アウグスブルク、最後の審判の予兆を集めた超常現象カタログ。 奇怪な赤子や竜の大群など神話的で圧倒的なビジュアルはまさに幻視。美しくも謎めいた世界が口を開けてるのだ! 洋書のみ刊行されてるのだ〜
伝説の奇所雑誌が「ワンダーJAPON」と名を変えて再開なのだ 廃墟、巨大建造物、遊具、ラブホ、海底(?!)まで、極限DEEPな東京異空間案内。打ち捨てられたものへの愛に溢れる写真と、QRコードによるアクセス案内など丁寧な紙面に感動! 前の会社辞めてまで本誌を創った編集さんの心意気にも涙なのだ〜
ロックダウンで引き籠るなら、いっそひと部屋の究極を描いたグラフィックノベル「HERE」を読むのだ 窓と暖炉だけがある一室の、あらゆる時代の様子を描写した驚異のワンシチュエーション物語。はるか紀元前から22715年の未来まで、室内で起こる悠久の人類史 眺めても解釈も楽しい素敵アートなのだ〜
ラブクラフト前夜のコズミックホラーは『異次元を覗く家』がオススメ 奥アイルランドの廃墟から発見された手記に書かれた超常の悪夢! 怪物との戦い、教会の彼方、沈黙の海、でけえブタ…… ジャンル分け不能の異常な幻視万華鏡は本物の「名状しがたい」戦慄 早川版はメビウス風の挿絵も最高なのだ〜
「ワンダーブック 図解奇想小説創作全書」は最狂の創作ガイドなのだ 奇妙で狂った誌面に乗せた小説作法がぎっしり詰まった384頁大型本。SF、ファンタジーを中心に、プロットの立て方からキャラクター作例、ル=グウィンのインタビューまで、何気に超実践的内容なのだ 創作クラスタにおすすめなのだ〜
「狂人の太鼓」は全編木版画で描かれた"文字のない小説"なのだ 奴隷商人の父親が持ち帰った太鼓の呪いで災厄に遭う一家……強烈な鬼気を放つ絵と、言葉がない故に如何ようにも解釈できる物語が、呪いのような引力で心を縛るのだ 本自体がどこか呪具のような佇まい。森見登美彦も推薦の奇書なのだ〜!
「憑き物耳袋」は、民俗学読み物の隠れた名作なのだ 狐、犬神、トウビョウ、外道など憑きもの信仰、憑物筋を中心に、天狗や一目一足にも言及した充実の内容 初出は大正11年の本なのでやや硬いが、採話と考察のバランスはエッセイ風で、日本の魔的原風景が広がる好著。小松和彦にも影響を与えたのだ〜
アライさん「もうひとつの街」でチェコ文学にハマったのだ 未知の言語で書かれた菫色の古書に誘われて迷い込む幻想プラハ。宙を泳ぐ魚、彫像の中のバー、ジャングル化した図書館 現実の薄皮一枚向こうに息づく夢幻の街の静謐な気配と、視覚的イメージの濁流に呑まれる、迷子系幻想文学の傑作なのだ〜
気持ちが鬱々としてるときは、感情移入が必要な小説より、人文書や新書の方がハードルが低い&気晴らしになることもあると思うのだ〜 ふだん小説ばかりのひとも、たまには読む本のジャンルを変えてみると面白いと思うのだ(^^) ※画像はアライさんが最近買った非小説
【アライさん的・2分で読める奇妙な日本文学掌編3選】 くさびら/泉鏡花 畳から生えてきたきのこに敗北するエッセイ。鏡花なので妙に怖い 水草/久生十蘭 陰鬱な語りが光る2分間ミステリ。十蘭なのででたらめに巧い 桜の木の下には/梶井基次郎 衝撃の狂人マニフェスト。梶井なので煽情的でエモい
こ、『孤島の鬼』紅茶……
一部で話題沸騰中の「ピクセル百景」買ったのだ! 国内外のトップクリエイターによる、オリジナルのドット絵を集めた作品集。論考やインタビューも超充実、レトロゲームの文脈に留まらないドット絵アートの今が掴み取れるのだ どの絵にも、手仕事の粋と2Dへの憧憬が詰まっていて、胸が熱くなるのだ〜
電撃小説大賞の金賞受賞作、いいタイトルなのだ……
本に線引きたいけどどうしても抵抗あって電子書籍にしがちだったから、このふせんマーカーいいかもしれないのだ……
ユングが遺した伝説の本『赤の書』がお値段42000円で買えるのだ ペルソナが登場する元型論や夢分析でおなじみ精神医学の父だが、晩年は降霊会、UFO研究、錬金術にハマったアレな人w彼が16年間つけ続けた日記は、自身の幻覚体験を含む強烈な幻視! ちなみに黒の書もあるのだ~。多分ニーアの元ネタ!
今日は乱歩の命日、石榴忌。怪作「電人M」で偲ぶのだ 東京各所に出没する火星人&メカ!月世界テーマパーク!密室消失!そして禁断の研究"遠藤粒子"!怪ロボットに挑む名探偵の運命や如何に! トリック?細えこたぁいいんだよと開き直ったケレン味爆発怪奇SFw 挿絵が最高なポプラ社版で是非なのだ〜
古い児童書あるある。 情緒が急変。
生物学三大奇書『アフターマン』も紹介しとくのだ 5000万年後の地球環境を推理、彼の地に適応進化した動物たちを予測した空想図鑑。ペンギンから進化したクジラ(のような何か)、トレマーズのアレ的な毛のない砂漠大型獣ら、いかした仲間が勢揃い 他2冊より奇書度は低いが、目に楽しい珍図鑑なのだ〜
両親も年だしそろそろ防御力が心配……そんなときは「西洋護符大全」なのだ アンク、タリスマン、魔法円…あらゆる神話伝承を自在に採りながらヨーロッパ圏を中心としたお守りを総括する驚異の書 白黒ながらほぼ全ページに写真ぎっしり。文章はかなり硬いが、インスピレーションに満ちた書物なのだ〜
栄養バランスが不安なひとは「世界魚類神話」で魚も補うのだ 各地の水性生物に纏わる神話をウナギやサケに至るまで広く蒐集。民俗誌、文学、俳句、民謡に登場する魚も網羅した、活(きのいい)字の水族館。図版もふんだんに海の神性が読み解けるのだ シリーズに世界昆虫神話や世界植物神話もあるのだ〜
謎解きゲームブームの今こそ「マイアミ沖殺人事件」の出番なのだ 豪華ヨット上で起きた密室殺人事件の、捜査資料そのものが丸々収録。証拠品(実写!)、鑑識データ、供述調書、手紙、間取りなどから犯人を推理し、袋とじの解決編に向かうのだ 探偵気分は抜群、古き良きアメリカの雰囲気も痺れるのだ〜
現代人に不足しがちなエログロナンセンスを効率よく吸収するには、昨年再編された「江戸川乱歩 幻想と猟奇の世界」で、多賀新の銅版画に触れるのがベストなのだ! 春陽堂・江戸川乱歩文庫の表紙を彩った銅版画が結集。幻魔怪奇の向こうにどこか聖性すら感じる暗黒世界が、夜の夢をまことにするのだ〜
ラノベ奇書の頂点は「アクアリウムの夜」だと思うのだ あるはずのない水族館の地下、霊界ラジオ、街に現れる奇妙な見せ物…「光車よ、回れ!」系暗黒児童文学の手触りと、強烈なオカルト感覚が言語化できない痕を残す異端の魔書 伝説のプレミアUFO本著者にして英文学者、稲生平太郎の幻視に慄くのだ〜
アナ雪のステマ依頼がこないので「デスニードラウンド」を紹介するのだ 借金返済の為傭兵となった女子高生のコンバットアクションなのだが、撃破するのはドナ○ド、ピー○くん、ミッ○ーら(に酷似した)人喰いマスコット 弁護士を傍らに書かれたギリギリの危険球。バトルから美食まで中身も濃いのだ〜
「WOOL」は壮大な引きこもり小説なのだ 汚染された地上を逃れ、144階から成る地下都市"サイロ"を築いた人間たち。歪つな慣習、都市の真実、内紛…ネット発のビビッドなディストピアSF 魅力的な登場人物と、謎が謎を呼ぶ都市の物語は、テンポよく映画的。SFファン以外にも薦めたい読み易さなのだ〜!