【アライさん流 積ん読対策】 ・読みたい本リストを作る ("とりあえず"で買わない) ・一度に買う本や借りる本は、今どうしても読みたい1冊! ・冊数をモチベにしない (難しい本を避けがちになる) ・軽い本(外出用)とじっくり本(自宅用)を併読する ・たまにはルールを思いきり破る(古書店巡りなど)
隠れた名作揃いの古典新訳文庫の中でも「白魔」は最高なのだ ラブクラフトが憧れた作家・マッケンの短編集。特に表題作は、超自然の気配と魔術の神秘性を少女の手記に閉じ込めた、隠微な傑作なのだ アライさんこういう"仄めかし"の詰まった作品好きなのだ…映画だとピクニックatハンギングロックとか
重箱のおせちも良いがコーネルの箱も最高なのだ! 不思議なコラージュを施した箱を製作し続けた芸術家ジョセフ・コーネル。骨董、実用品、おもちゃなどで作られた四角い小宇宙は、ときめきと郷愁でのたうつのだ シュヴァンクマイエル好きにも推薦。洋書だが「Master of Dreams」がおすすめなのだ〜
同人でも紹介したが「本田鹿の子の本棚」は近年最強の怪作なのだ 年頃の娘の本棚を盗み見るパパ、しかし並ぶのは狂った本ばかり。男塾×デスゲーム、キン肉マン×密室殺人、バトル耳なし芳一…圧倒的画力で使い捨てるパロディと、異次元のエログロナンセンスに発狂必至 胃もたれするほどの奇想なのだ〜
ハロウィンのネタにしようかなと調べてた古代の仮面、めちゃくちゃ心がざわつくのだ……
「野又穫 Continuum 想像の語彙」凄すぎたのだ…… アンビルド、空想建築好きに突き刺さる、世界の関節が外れてしまったような、AIがエラーを起こしながら文明をなぞっているような、奇妙で寂しい建築物の数々。そして人を呑む圧倒的な巨視感(まず絵がでかい!) 影響源にはイーノの名も。図録必買!
「梅田地下オデッセイ」バリヤバイ!スターリング「巣」ばりの超名作SF短編なのだ 制御システムの暴走で迷宮と化した梅田地下街に閉じ込められた人々…奇妙な嬰児を抱え彷徨う男が辿り着く真実は 81年作にして現実都市ダンジョン+ハードSF!引用される理論から余韻を残す結末まで完璧な一篇なのだ〜
「千の脚を持つ男」はありそうで少ない怪物系ホラーアンソロジーなのだ 巨大スライム、殺人カー、大海獣、妖虫…腐葉土の化け物を描き別格の恐怖譚を魅せるスタージョン、ティンダロスの猟犬でおなじみロングのめちゃくちゃな表題作などアクの強いモンスターがズラリ まさに"読むウルトラQ"なのだ〜
【1万フォローありがとなのだ記念アンケート】 四大奇書で一番好きなのは?
「言語の夢想者」は人工言語に焦点を当てた珍しい本なのだ エスペラント語を始めデカルトらが夢見た普遍言語、リットンやオーウェルが描いた空想言語、神がかりで自然発声される異界言語など、胸踊る言語迷宮の数々を小説なども交えつつ紹介 ややとんがった内容だが、ここからバベルに挑むのだ〜!
あの大人気雑誌!「月刊下水道」連載の「下水道映画を探検する」が新書化してるのだ 映画の内容もそこそこに、登場下水道のセット/本物判定、雨水管と下水管、作りの甘い下水道への痛烈批判、果てはネズミの生態まで、別角度すぎる愉しさが詰まった59本の偏愛レビュー グエムルとか観直したいのだ〜
ゴーストハント、少年陰陽師など、ライトノベルが一般レーベルに「再発見」されることも珍しくなくなった今こそ、 卵王子カイルロッドシリーズを再展開してほしいのだ…… 精霊の守り人や十二国記にも劣らない、読者の多くが記憶に残している感動の王道ファンタジーなのに、絶版でKindleもないのだ😢
『残月記』小田雅久仁の、電書でしか読めない大傑作短編『よぎりの船』を見つけるのだ 幼少期から視える奇妙な存在は、みな東を目指していた。身体から抜けた孝明は彼らの遍歴に加わり── 風土とSFを柔らかく結ぶ幻想と圧倒的巨視感!生死のあわいで寂光を放つ物語。大森望も恋焦がれた奇跡の一篇!
「戯言シリーズの新刊を買って喫茶店に駆け込む」体験が令和に出来るとは思わなかったのだ……
時は来た!最後にして最恐の怪談師『煙鳥怪奇録』刊行なのだ 猿を撃てないマタギの韜晦、"干からびたソープ嬢"を巡る千切れたルポ、奇妙な回廊古民家の怪─秘蔵の煙鳥怪談に、吉田悠軌&高田広太が文体の呪をかけ再構築 拭いきれぬ不条理が醸すリアリティはマニアほど唸るはず!特に家モノは激ヤバ!
「魔法少女インタビュー」凄かったのだ 各地の魔法少女vs敵組織の全面戦争から数年、生き抜いた少女らへのインタビューで送る物語。国営/民営2つの統治局、トラウマ、魔法、仕事……語られるごとに肉付けされる人生の重さに圧死! 知識量、構成、超展開と全て最高、WORLD WAR Zの見事な変奏なのだ〜 twitter.com/SF70687131/sta…
『いずれすべては海の中に』最新&最高のSF短編集だったのだ 右腕の意識が高速道路に繋がった男(としか説明しようがないw)、鯨を運転してアメリカ横断、並行世界の作者が一堂に介するなか起きた殺人事件… 奇想と喪失感をブレンドした静謐な余韻はJGバラードにも通じそう。憎たらしいほど巧い!
戯言シリーズ、フリッカー式、煙か土か食い物、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ、GOTHで育った皆~w
尾崎紅葉『鬼桃太郎』は青空文庫でも読める怪作なのだ 桃太郎により壊滅した鬼ヶ島。阿修羅川に流れ着いた桃から生まれた青鬼・苦桃太郎が、毒龍、大狒、狼を連れ、桃太郎に復讐する——! きび団子の代わりに差し出す髑髏!打ち切りみたいな謎のオチ!幼年向けなのに難読で邪悪な字面!何なのだこれw twitter.com/SF70687131/sta…
「神鯨」超面白かったのだ! ディストピア都市や死滅した海を舞台に、上半身だけ男、食人大男、三葉虫メカ、人造戦士らが機械鯨を巡って大活劇 肉体の安さは早すぎたサイバーパンク。土着と超技術が混じるグロテスクな未来観も鮮やかに、幾人ものドラマが交錯する、尻尾まで奇想が詰まったSFなのだ〜
『本を書く』、奇妙な本じゃないが超絶良かったので紹介させてのだ 余りにも瑞々しい美文で綴られる、静謐な自然生活エッセイと暗喩めいた小話、そして厳しくも痛快な教訓 作家の精神論に意味あるのかなと思ってたが、読む毎に周囲の音が消えて、書くことへの祈りに満ちていく奇跡の書。物書き必読!
イスラエルSFアンソロジー「シオンズ・フィクション」ゲット(^^) こんな狂った内容紹介、絶対面白いのだww
以前紹介したとき好評もらいながらも、プレミアで入手難だった高原英理先生の「抒情的恐怖群」、7月15日に全作+α収録の完全版が出るのだ……!! 併録「闇の司」も呪言の如き禍々しさで最強!楽しみなのだ〜(^^) 高原英理恐怖譚集成|国書刊行会 kokusho.co.jp/np/isbn/978433… twitter.com/SF70687131/sta…
①世界一大きい本 (This the Prophet Mohamed/8.06m×5m) ②世界一小さい本 (四季の草花/0.75mm×0.75mm) ③世界一厚い本 (Das dickste Buch des Universums/50560頁) ④世界一高価い本 (レスター手稿/3080万ドル)
最大の特徴として、紙以外の本や、特殊装丁の図版が大充実してるのだ! 毒薬入れになってる本、人皮装丁本、魚の皮に記されたコーラン、アンリ2世の暗号解読機…… こんなんずらっと見せられたらどうにかなっちゃう!