1ページ目からカマしまくってるラノベ見つけて、宿難様になってるとこなのだw
『残月記』小田雅久仁の、電書でしか読めない大傑作短編『よぎりの船』を見つけるのだ 幼少期から視える奇妙な存在は、みな東を目指していた。身体から抜けた孝明は彼らの遍歴に加わり── 風土とSFを柔らかく結ぶ幻想と圧倒的巨視感!生死のあわいで寂光を放つ物語。大森望も恋焦がれた奇跡の一篇!
これは約束された勝利の奇書『腿太郎伝説』……冒頭から絶好調で偏頭痛ww(読み終えたら紹介します)
花見酒には早いが倉橋由美子晩年の傑作『酔郷譚』で幻に酔うのだ 人外の気配漂うバーテンダー・九鬼さんが供する魔酒に誘われ巡るは、幻の桜、死者の集う月舟、回廊の果ての鬼、石中の美女 とろり琥珀色に煌めく稀代の美文で描かれる酩酊幻想と昼行燈めいたキャラ。平易&短いので幻想文学入門にも〜
孤高のラノベ奇書『紫色のクオリア』を復刊してほしいのだ 人間がロボットに視える少女あかりと、彼女に「修理」された私。二人の少女が悲劇を打破するには─ ぬるりとした薄気味悪さから怒涛の多次元SFへと反転する展開は『玩具修理者』meetsイーガン!大宇宙クソデカ百合自意識小説としても絶品!
一冊だけ本当に人生変わるやつ混ざってて笑ったのだw
山中現の版画いいのだ…… え……めちゃくちゃいい……
「本を紹介する」という行為のひとつの究極が『辺境図書館』なのだ 稀代の幻想小説家・皆川博子が紐解く埋もれた奇書の数々。シュオッブの黄金が、カヴァンの絶望が、横山茂雄の暴く錬金術が、柔らかな語りの魔法で淡く輝く さらりと引かれる作品まですべてが極上!全幻想文学ファンの羅針盤なのだ〜
乱歩は多賀新で、 少年探偵団は柳瀬茂で、 横溝は杉本一文で、 夢野は米倉斉加年で、 それぞれ集めて欲しい気がするのだ……
生物学三大奇書『アフターマン』も紹介しとくのだ 5000万年後の地球環境を推理、彼の地に適応進化した動物たちを予測した空想図鑑。ペンギンから進化したクジラ(のような何か)、トレマーズのアレ的な毛のない砂漠大型獣ら、いかした仲間が勢揃い 他2冊より奇書度は低いが、目に楽しい珍図鑑なのだ〜
戦慄のパニックホラー『絶深海のソラリス』を再発見するのだ 深海活動を行うアカデミー候補生たちが海底施設で遭遇する謎の怪物群 次第にラノベ的余裕を失っていく文体が放つ凄まじい緊張感。魅力的なキャラを全否定する呆気ない死の連続 どんな美少女も血と臓物が詰まった袋に過ぎないんだなって…
「戯言シリーズの新刊を買って喫茶店に駆け込む」体験が令和に出来るとは思わなかったのだ……
今気になってるのは、あらすじの様子が徐々におかしくなっていく嫁姑マンガ。
『神使像図鑑』は神社の境内に置かれてる、狛犬などの神使獣の像をまとめた写真集なのだ 伏見稲荷の狛狐や御嶽神社の狛オオカミをはじめ、狛ゾウ、狛タコ、狛ナマズ、狛ハトと、やんごとなき石の動物園を設置神社と共に紹介 由来の記述も短文ながら硬派で良文献!珍像巡りの旅行とか楽しそうなのだ〜
5月にリマスター版が出る『アカイイト』、屈指の名作なので未プレイの方はぜひなのだ…… 山人と人柱をモチーフに吸血鬼を絡めた骨太な伝奇設定、脳髄が痺れるほどとろっとろの百合、上品な余韻を残す血と縁の物語。そして主役を演じる故・松来未祐さんの柔らかな声。至高! 4gamer.net/games/656/G065…
ぎすぎすした社会に疲れたら『クレーン男』でチルするのだ クレーンに魅せられて棲みついた男が見守る町の興亡。サーカスの象を助け、海賊を退け、街が滅んで海になり、やがてまた街が生まれ…… イカれた個性をふわりと受け入れる町の余白と、粋な線画が深い印象を残す奇妙な寓話。翻訳は矢川澄子!
つげ義春と云えば、一昨年文庫化した『つげ義春日記』も妙味なのだ 淡々とした只の日記なのだが、不安神経症と絶望、貧しさが滲む乾いた文章は、なぜか心が鎮まり癒されるアンビエント効果有。『無能の人』まんまのカメラ修理話や、唐十郎、水木しげるの名も 人の日記って何でこんなに面白いのだ……
PC98のゲーム版『ねじ式』めちゃくちゃ気になるのだ……
これは死ぬほど好きなマンガだけど、ネタが昨今だいじょばない方向にとんがってる気がして長年紹介できずにいる狂気の名作『百合星人ナオコサン』……
AI自動生成が旬の今こそ『自生の夢』を読むのだ 文字や映像を汚染する怪物<忌字禍>に対抗するのは、言葉で73人を自殺させた殺人鬼 70頁強の短編ながら脳が焼き切れるスケールとスリル、幻想的ビジョン、元ネタが詰まった究極のAI/言語SF!本を読んでいるのか、本に読まれているのか…人を呑む怪作!
1/4は夢野久作のハピバ!『空を飛ぶパラソル』でひとつ上の久サカーになるのだ 報道倫理を主題に唯一無二のビジョンを描く表題作、ユーモアだが妖気が濃すぎて何だかもうな『いなか、の、じけん』、ぷちドグラ『キチガイ地獄』、エヘヘオホホな暗黒夢十夜『怪夢』と佳品揃い 東雅夫の新解説も必読!
今年読んだ本ベストは『ゼウスガーデン衰亡史』なのだ(刊行は87年) 下高井戸の弱小遊園地が巨大帝国都市に発展する様を描く、驚異の遊園地+架空都市+偽史小説!鮫入りプール独立、元老院設立、自殺アトラクション…奇天烈すぎる年代記は奇人だらけの銀英伝状態 SFまで到達して破滅する最期も最高!
今日のつよいタイトル
新刊も出るし戯言シリーズ読み直そうと思ったのだが、いろんな黒歴史の扉が開きそうで過呼吸になってるのだ……
尾崎紅葉『鬼桃太郎』は青空文庫でも読める怪作なのだ 桃太郎により壊滅した鬼ヶ島。阿修羅川に流れ着いた桃から生まれた青鬼・苦桃太郎が、毒龍、大狒、狼を連れ、桃太郎に復讐する——! きび団子の代わりに差し出す髑髏!打ち切りみたいな謎のオチ!幼年向けなのに難読で邪悪な字面!何なのだこれw twitter.com/SF70687131/sta…