夏だしアライさん的隠れた名作web怪談5選でもどうぞなのだ(^^) ①ドライブイン kowai-hanashi.hatenablog.com/entry/18 ②かえるのうた nazolog.com/blog-entry-507… ③人間をついばむ烏はすぐ殺せ fumibako.com/kowai/story/1/… ④一つの村が滅んだ話をする horror2ch.com/archives/post-… ⑤ハサミ女 yakou-ressha.com/post-3954/amp/
AI自動生成が旬の今こそ『自生の夢』を読むのだ 文字や映像を汚染する怪物<忌字禍>に対抗するのは、言葉で73人を自殺させた殺人鬼 70頁強の短編ながら脳が焼き切れるスケールとスリル、幻想的ビジョン、元ネタが詰まった究極のAI/言語SF!本を読んでいるのか、本に読まれているのか…人を呑む怪作!
「100文字SF」面白かったのだ! 記憶、時間、世界構造、宇宙、怪物…あらゆるSFガジェットを超短編の結晶に磨き上げる手練れの辣腕 頭の体操になりそうな手強いネタから、ノスタルジックな風景描写、トボけた呟きまで、色とりどりのキャンディみたいな楽しさ!亀がやたら出てくるのはご愛嬌なのだ〜w
一番好きな奇書「醗酵人間」で2020年を始めるのだ 原本は古書価40万!アルコールを舐めると膨張する醗酵人間ヨーグルト・マンとなった男の奇想天外な復讐譚 謎の笑い声! もはや醗酵無関係な攻撃! 無茶苦茶な展開と論理! 全編突っ込みどころしかない怪作で、酷すぎて逆に有名な伝説の迷作なのだ〜
殺す ひっ バン、バン!はい死んだ #本好きが選ぶ最強タイトル
ひと夏の(恐怖)体験で大人になりたい貴方へ―― アライさん的、知る人ぞ知るホラー4選
最近知っていちばん衝撃を受けたのは円山応挙の氷図屏風。な、無いが有るのだ……
悲鳴が出たのだ……
ことばで心が疲れたとき、きれいな短歌をじっくり読むのおすすめなのだ……
「ビビを見た!」は最強のサイケ児童書なのだ 盲目のぼくが不思議な声を聞いた日、7時間だけ視界が与えられ、代わりに町中の人が光を失う。非常事態下の街と列車、翅を持つ緑色の少女、巨人… 昏く張り詰めた不条理な物語。パンチライン炸裂のことばと、強烈な色彩の絵。トラウマ必至の劇薬なのだ〜
中国SFが熱いが、アラブSFの傑作「重力が衰えるとき」も再評価するのだ 脳に刺して別人格インストールするモジュール、性転換、ドラッグが氾濫する未来都市が舞台の探偵ハードボイルド 毒殺娼婦や顔役"パパ"らイカれたキャラと、ラマダン月等のアラブ観、サイバーパンクが入り乱れて唯一無二なのだ〜
貴重な90年代やおい文化の文体を採集してテンション上がったのだ……
本当は魔術師になりたかった貴方!最強魔導書『モダンマジック』がついに発売なのだ 現代に、本気で魔術を学ぼうとする方必読の世界的ベストセラー大著。参考書さながらの平易な解説&段階的なワークで儀式魔術のノウハウを網羅 本も業者も玉石混合の魔術界隈で唯一信じていい1冊!1万円はマジで安い!
「隣の家の少女」は伝説の鬱小説と名高い精神破壊ホラーなのだ 光射さぬ地下室を舞台に、少女へのあらゆる虐待を淡々と執拗に描き切る様は、人間悪の顕現そのもの。何処までも痛く苦しい読書体験の果てに最悪の読後感が待ってるのだ それでも読んでしまう負の引力…後悔を畏れぬ人だけ手に取るのだ〜
鴨居玲の絵を初めて知って打ちのめされてるのだが、図録すら中々のプレミアなのだ…… 最期は排ガス自殺とのことだが、絵に苦悩が染みついてて凄い……
30歳で自殺した函館の画家・深井克美の画集「オリオン」探してるのだ…… ベクシンスキにも通じるような生物的歪みの幻視。苦痛を塗り込めつつも昏く輝く圧倒的な奇景の数々が、心をざわつかせるのだ 未完の遺作は、北海道ロックバンドの至宝bloodthirsty butchersのジャケットにも使われてるのだ〜
ちなみに、ここ数年で最恐のホラーは普通に『ほねがらみ』だと思うのだ〜。有名すぎて名前を出すのも烏滸がましいが、あまりに凄くて奇の衒いようがない……
打ち震えるほど良い歌集読んでるのだ……
『愛書狂の本棚』は奇書カタログの類でも最狂バラエティの大型本なのだ ヴォイニッチやギガス写本はまだ序の口。魚の腹から見つかった本、黒魔術学校の教科書、木の実の豆本、チーズ製の本など、濃すぎるアウトローたちが勢揃い! この手の本って魔術書や博物誌に終始しがちなのだが、これはレベチ!
【イベント出店のお知らせ】 11/20(日) 文学フリマ東京 T-36 新刊 『奇書が読みたいアライさんの変な本ガイド』 (フルカラー116頁/1500円) 奇書イさんが3年間に渡って紹介した428冊を全文改稿、集成した決定版ブックガイド!2度の商業出版頓挫を経てここに爆誕なのだw 読書の魔道を歩む君に届け!
さいきん気になってるのは、絶妙な邪神感ただよう清代のゆるかわおさかな図鑑「海錯図」 chinastyle.jp/haicuotu/
10月に出るBE-PALの付録、要らないけどめっちゃ欲しいのだw
「惑星クローゼット」は密かに薦めたい傑作百合SFホラーなのだ 愛海が眠るたびに夢で訪れる謎の惑星と少女。おかしくなる同級生、綻ぶ現実世界、怪物… 石黒正数にも通じるオフビートな絵柄にミスマッチなホラー描写が怖い!前半の謎が謎を呼ぶ不気味さから、全4巻で見事な展開。前作も良いのだ〜!
奇書もいいけど美書もいいのだ。「世界の美しい本」は、製本の歴史を辿りつつ世界の美本を紹介した作品 中世写本や祈祷書、グーテンベルグ活版印刷初期、アールデコからミュシャまで、本という言葉の匣を芸術に昇華した美しい装丁の数々にため息つきっぱなし! 本好きファンタジー好きは必見なのだ〜
奇書もいいけど奇所もいいのだ!となると「九龍城探訪」が挙がるのだ 違法増築を重ねに重ね、法の届かぬ暗黒迷宮と化した香港最大のスラム、九龍城。本書はこの狂った建物の写真もふんだんに、住む人々の暮らしをフィーチャーした伝説の写真集 内部に形成された独自の社会に迫る文章も超面白いのだ〜