左:一般的なサブカルチャー 右:オタクが思ってるサブカルチャー
新潮文庫で現行の安部公房、近藤一弥氏による装丁がめちゃくちゃかっこいいのでおすすめなのだ(^^)
【サンリオSFピューロランド】 キティちゃん けろけろけろっぴ バッドばつ丸 キキララ
デカラビア(真女神転生)と パイラ人(宇宙人東京に現る)と エルダーサイン(クトゥルフ神話)と 上坂すみれさんのファンクラブロゴ、 ぜんぶ同じ生き物なので、これ実在するのでは……
妖気漂うナイトランド叢書からは「紫の雲」を選びたいのだ 南極探検から帰った男が目にしたのは、毒の雲により滅んだ世界。鬱々とした死の風景、身も凍る孤独に苛まれながら、男は自暴自棄に都市を焼き、理想宮の建設に憑かれる。そしてひとりの少女と出会い… 山尾悠子も推薦、伝説の終末SFなのだ〜
これは死ぬほど好きなマンガだけど、ネタが昨今だいじょばない方向にとんがってる気がして長年紹介できずにいる狂気の名作『百合星人ナオコサン』……
「宇宙の孤児」はもっと評価されていいと思うのだ 星海を彷徨う巨大都市型宇宙船!文明が退化して中世レベルに遡った内部!迫る食人種!双頭のミュータント! 細部まで光る設定に、翻訳も上々。謎めいた世界の真実に向かって少年が駆け抜ける、とびっきりのジュヴナイル。どうして紙本絶版なのだ〜😢
「オイスター・ボーイの憂鬱な死」はナイトメア・ビフォア・クリスマスのティム・バートンによる大人向け絵本なのだ ロボットボーイ、ヴードゥーガールら怖かわいい子どもたちが奇妙な性質故に死んでしまう、トホホと哀しみの小話集 素敵な函入り装丁は贈り物にも👍ゴーリー好きも要チェックなのだ〜
最大の特徴として、紙以外の本や、特殊装丁の図版が大充実してるのだ! 毒薬入れになってる本、人皮装丁本、魚の皮に記されたコーラン、アンリ2世の暗号解読機…… こんなんずらっと見せられたらどうにかなっちゃう!
『神使像図鑑』は神社の境内に置かれてる、狛犬などの神使獣の像をまとめた写真集なのだ 伏見稲荷の狛狐や御嶽神社の狛オオカミをはじめ、狛ゾウ、狛タコ、狛ナマズ、狛ハトと、やんごとなき石の動物園を設置神社と共に紹介 由来の記述も短文ながら硬派で良文献!珍像巡りの旅行とか楽しそうなのだ〜
江戸〜明治の鉄製可動フィギュア【自在置物】、超クールなのだ…… 老後に集めたい……
ソウルハッカーズの発表に気を揉んでて思い出したのだが、 デビルサマナーのワールドガイダンスは、巻末に超詳しい神話やオカルトの良書・奇書ガイドが付いてて楽しかったのだ…… 本編に全然関係ない鼻行類やエルンストまで入ってるしww こういう、ただ読みものとして楽しいゲーム関連本減ったのだ😢
【告知】 5/16 文学フリマ東京 タ-24 『奇書が読みたいアライさんのソローキン全作紹介SP』(16頁/300円) 開催の是非が読めなくてコピー本だけになっちったが、最狂奇書作家、ロシアの怪物ソローキンをまとめたのだ!よろしくなのだ〜(^^) 中止時はnote有料記事&別イベントで配布! #文フリ東京
入院中で絶食だが『おあげさん』で心の飢えを満たすのだ 油揚げが好きすぎて29本ものエッセイを綴ってしまった偏愛文学。内田百閒が愛した油揚げ、高橋由一が絵画に描いた油揚げ、油揚げカレー、きつね丼… 江戸〜昭和の情緒がじゅわっと染みた銘文!アライさんは豆狸のわさびいなりが好きなのだ〜
祝復刊!「旅に出る時ほほえみを」はソビエトSFの隠れた名作なのだ 《人間》とだけ呼ばれる科学者の男と、彼が生み出した金属怪獣17P。独裁政権が進む国を舞台に語られる現代の御伽噺 愛嬌、詩情、アイロニーが絶妙な塩梅で配合された寓話的語りと、科学者の矜持が煌めく力強いラストが最高なのだ〜
ほのぼのした絵柄でコミックエッセイにすればなんでもセーフみたいな風潮しんどいのだ……(´・_・`)
「尸 古から隠されているもの」良かったのだ 村に眠る名づけてはいけない"沼"と黒の碑、謎の神を祀る神社、八十八年に一度の大禊。隠された巫女伝説と碑文が尸解き明かさ尸尸れる尸尸尸とき尸尸尸尸── プロ作家では珍しい?kindle単独発売の正調民俗ホラー。男の子ってこういうの好きなんでしょ!
セールで買った「アキタランドゴシック」良すぎたのだ! 秋田感と魔界感の混じる微妙に奇妙な街を舞台に、ツノっ娘を巡るほのぼのコメディ。ゾンビ、クトゥルー 、FPS、サイバーパンク、果てはウィンチェスターハウスやカフカと、カオスなネタが数奇者のそれw 誰が呼んだかきらら版諸星大二郎なのだ〜
受賞時19歳の著者が書き上げたゼロ年代最凶ミステリ『フリッカー式』が復刊してるのだ シスコンお兄ちゃんの復讐劇だが、軽薄な語り&狂人だらけの物語、突然の向井秀徳などサブカルネタ満載の壊れた世界観は、若さ故の才能と痛さが大爆発! 人は選ぶが癖になる、分かり易く100点か0点の作品なのだ~
ちなみにドグラ・マグラ初版本の表紙はドヤ顔謎おばさんヘッドなのだ……(古書相場たぶん40万円くらい)
ここで「アマニタ・パンセリナ」の紹介なのだ LSD大麻覚醒剤咳止めシロップ…幻覚世界を飄々と渡り歩く中島らものドラッグ体験記。軽妙な筆致のイカれたエピソードは、吾妻ひでお「逃亡日記」同様、人間の最果てが放つ鈍い輝き 「自分に愛想が尽きても人は生きていける」と語る哲学も効いてるのだ〜
黒死館でも氷沼家でも十角館でも斜め屋敷でも、ふだんはゴミの分別したり、お洗濯もの分けたり、排水溝の汚れに手こずったりしながら生活してるのだろうか……
【低気圧の夜にそっと送る、アライさん的メンタルがダメなときおすすめしたい本3選】 ①マインドフルネスストレス低減法 ②幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない ③自信がもてない人のための心理学
そして海外版の夢野久作はなぜかマンガ調が多いのだw
『モーヴ色のあめふる』で8月を涼しく過ごすのだ 「人がすぐ死ぬこの世をうたいながら、ただよっていきたい」と語る響き通りの、青く幻想的な短歌集。小説レベルの奥行きで詠まれる月、惑星、四季、祈りの美しさたるや! 感性が鈍った時や汚い言葉で荒んだ時、こころを調律できるバイブルなのだ〜