ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「コスタリカ (Costa Rica)」はスペイン語で「裕福な海岸」という意味です。ricaはrico「裕福な、おいしい、かわいい」の女性形です。また、ricoは英語のrichと同じ語源です。 そしてこの"rico"が使われた地名でもう一つ有名なのが、Puerto Rico「プエルトリコ(裕福な港)」です。
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「オマール海老」の「オマール」は地名ではなく、フランス語で「オマール海老、ロブスター」を指す一般名詞"homard"です。したがって「オマール海老」というフレーズは、意味がかぶっているのです。
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数学の式などで円の半径を表すrの元は、ラテン語のradius「半径」です。radiusは元は「車輪のスポーク」という意味で、車輪を実際に見れば意味の発展が想像つきやすいと思います。
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おとめ座で一番明るい「スピカ(Spica)」はラテン語で「(麦の)穂」という意味で、おとめが持ってる麦の穂のところにあるためこの名がつきました。 spicaの語源は「尖った点(印欧祖語*spei-)」だと考えられており、これは英語のspike「スパイク」の語源です。スポーツと星にはこんなつながりがあります。
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東京ディズニーシーのザンビーニ・ブラザーズ・リストランテのレジ奥にある壺にはラテン語で"IN VINO VERITAS"と書いてあり、その意味は「酒の中に真実がある」です。 つまり「酒に酔うと、人は隠していた本性を表してしまう」ことを表しています。
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Godspeedという英単語は神的に速いことではなく、「うまくいきますように」という意味です。 これは中世の英語God spede「神が(あなたを)栄えさせますように」が元で、現代の英語で「速さ」を意味するspeedも元々は「成功」や「繁栄」という意味でした。
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カレーの「ルー」はフランス語"roux"が元で、rouxとは小麦粉とバターを加熱して固めたものです(語源はラテン語russus「赤い」)。 本来「ルー」は固まった状態の物なので、ごはんにかかったシチューのようになっているものを「ルー」と呼ぶ用法は手元の国語辞典にも載っていません。
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「間違うのは誰にでもあることだが、頑なに間違いを改めないのは愚者だけがすることである (Cujusvis hominis est errare; nullius nisi insipientis in errore perseverare)」キケロー 『ピリッピカ』第12演説より
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最近話題のイタリアンスイーツ「マリトッツォ(maritozzo)」の語源は、イタリア語の「夫(marito)」です。一説には、このお菓子は元々結婚披露宴で出されるお菓子だったからだと言われています。 marito自体の語源はラテン語maritus「夫」で、これは英語のmarital「結婚の」の語源です。
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「あなたがた、私の作品が官能的だからって私がみだらな人だと思っているなんて!慎み深くあるべきなのは作者自身であって、その人が作る作品が慎み深くある必要は全くない。」古代ローマの詩人カトゥッルス
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英語のisland「島」になぜsがあるか? 元々古英語で「島」はieglandで、中英語でilandになり、その頃フランス語経由で英語に入ったile「島」に影響されて"ile-land"とも綴られ、「ileの語源がラテン語insula「島」だからile-landにsを入れよう」という理由で元(古英語)の語源と関係なくsが入りました。
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英語のflower「花」とflour「小麦粉」は語源が同じです(ラテン語のflos「花」)。実はflowerもflourも、長い間綴りがはっきりとは区別されてませんでした。 flour「小麦粉」の元の意味は「挽いた粉のうち最良のもの」で、上に書いたラテン語のflos「花」に「最良の部分」という意味もあったのです。
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「プラダを着た悪魔」という映画で、パーティーにて上司に付き添う部下がそこで会う人の名前や役職や情報を上司に耳打ちするシーンがありました。 古代ローマでも、主人に付き添って出会う人の名前や役職などを主人に告げていたノーメンクラートル(nomenclator)という奴隷が存在していました。
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ASICSの社名は、ラテン語Anima Sana In Corpore Sano(健全な身体に健全な魂)の頭文字で、これはユウェナーリスによる「健全なる精神が健全なる肉体に宿れと祈るべきである(Orandum est ut sit mens sana in corpore sano)」という文が元になっています。 意外な所にラテン語は隠れているものです。
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「怒りは急ぐ。理性は公正な判断を下すことを望むが、怒りは自ら下した判断が公正に見えることを望む」 小セネカ『怒りについて』より
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ちなみに南アフリカで行われた人種隔離政策「アパルトヘイト」のヘイトは、"憎悪"ではないです。 アパルトヘイト(apartheid)は南アフリカ共和国で話されているアフリカーンス語で、"apart"は「離れている」、"heid"は状態を表す名詞を作る接尾辞です。英語childhoodの"hood"と語源的関係があります。 twitter.com/YOL_world/stat…
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「クーピーペンシル」の「クー」と、「クーデター (coup d'État, "国家への一撃")」の「クー」は同じです。 craypas.co.jp/products/picku…
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もし「ぴえん」に飽きたら、古典ギリシャ語で悲しいときに言う「あいあい(αἰαῖ, aíaî)」を使ってみては。
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11月3日は文化の日です。英語で文化をcultureと言いますが、その語源はラテン語のcultura「耕すこと」です。内面を耕していけば、心が養われます。今日はおもいっきり耕していきましょう。
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ハリーポッターに登場するスネイプ先生の名前「セブルス・スネイプ」の「セブルス」の由来は、ラテン語のseverus「厳しい」です。 ちなみに、著者のJ・K・ローリングはエクセター大学で西洋古典学を学んでいました。 twitter.com/livedoornews/s…
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「ラテン語やって役に立つの?」っていう言葉を目にすることがありますが、私自身は役立つ役立たないというよりその言語が面白くてやってるのでラテン語が役に立つかどうかは考えたことないです。 仮に全く役に立たなかったとしても、全く役に立たないことに時間を割けるって最高の贅沢だと思います。
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東ヨーロッパの料理を提供する「だあしゑんか」でチェコ料理を食べてきました!料理も飲み物もめちゃくちゃ充実して楽しい時間でした。ぜひ皆さんにもおすすめします。東京の四谷三丁目駅の近くです。
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日本橋三越の入口です。縦におりた三本線はトリグリフといい、その間の○が描かれているところはメトープといいます。古代ヨーロッパの建築に見られるものでパルテノン神殿にもありますが、こんなとこで見られるとは知りませんでした。
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「現実から目をそらす」は、ドイツ語では「頭を砂に突っ込む (den Kopf in den Sand stecken)」と言います。この豪快な感じ好きです。
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債務不履行を意味する「デフォルト(default)」は、例えばコンピュータ用語の「デフォルト値」なら初期設定値という意味になり、なぜかと疑問に思う方も多いと思います。 両者に共通するイメージは「やってない」です。前者は利払いをやらないからデフォルトで、後者はユーザが値を指定してないのです。 twitter.com/Sankei_news/st…