ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(古い順)

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「きみは作品を出してないのに、僕の作品を批判するよね。やめてくれないかな。それが嫌なら、きみも作品を出して。」古代ローマの詩人マルティアーリス
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アメリカで出版されたラテン語会話の本に、「姓は何ですか?」「ワタナベウスです」って書いてあってびっくりしました。 この本に出てくるワタナベウスの地元は、トキウム(Tokium、ラテン語で「東京」)だそうです。
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「昔はよかった」という人を、古代でも嫌う人がいました。 ホラーティウスは『詩論』の中で老人について、「喧嘩腰で、文句を言ってばかりで、自分が少年の時に過ごした時代を褒め称え (laudator temporis acti se puero)、年下の人たちを叱責したり批判する人」と書いています。
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東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーには、古代ローマ時代に建てられた水道橋と思われる建造物があります。 ここに使われているレンガは現在よく使われる物より平べったいですが、このような形のレンガこそが古代ローマでは一般的だったのです。ディズニーは芸が細かいです。
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legendに「伝説」や「図の説明文」という意味があるのは、語源のラテン語が「読まれるべき物(legenda)」だからです。伝説も読まれるべきだし、図の説明文も図を理解するには読まなくてはいけません。 -nd-は「されるべき」という意味なので、例えばアマンダさん(Amanda)も語源は"愛されるべき人"です。 twitter.com/monmon_bio/sta…
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行くしか。
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もうアジサイの時期になりました。 アジサイの英語名hydrangea(Sexy Zoneの曲の名前にも入ってます)の語源は、古典ギリシャ語で「水(húdōr)+入れもの(angeîon)」です。これは、アジサイの花ではなく実がカップのような形だからです。
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たまに耳にする「エウレカ」「ユリイカ」「ヘウレーカ」という言葉は古典ギリシャ語εὕρηκα(heúrēka)「私は発見した」が元で、これは動詞εὑρίσκω(heurískō)「発見する」の現在完了形です。 アルキメデスが浮力の原理を発見した際、この言葉を叫んで外を走り回ったと伝えられています。
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調味料入れや油入れだと考えられている、古代ローマ時代のガラスの容器です。魚の醤油差しと通ずるものを感じます。 twitter.com/OptimoPrincipi…
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岩波文庫のアエネーイスは七・五調なので、メロディーをつければアエネーイスが鉄道唱歌になります。
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フランスの古い本は、上が他のページとつながったままです。不良品ではなく、読む人がペーパーナイフで上を切り離しながら読み進めていきます。確かに不便ですが、味がある製本で個人的には好きです。
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サカバンバスピス(Sacabambaspis)という学名の元は、化石が発見されたボリビアのサカバンバ(Sacabamba)という地名と、古典ギリシャ語の「盾 (aspís)」です。サカバンバスピスの学名の成り立ち(サカバンバの盾)はかっこいいです。 twitter.com/epinesis/statu…
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「現実から目をそらす」は、ドイツ語では「頭を砂に突っ込む (den Kopf in den Sand stecken)」と言います。この豪快な感じ好きです。
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私の周りでも勘違いしてる方がいたのですが、この豆はレンズに似てるから「レンズ豆」と呼ばれたのではなく、光を収束したり発散させるガラスがこの豆に形が似てるから「レンズ」と呼ばれたのです。 レンズの語源はラテン語lensで、古代ローマ時代のラテン語lensにはレンズ豆の意味しかありません。
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また、「英語のsoy sauce(醤油)はsoybeanから作られるからsoy sauceと呼ばれる」のではなく、「soy(醤油)の原料だから大豆がsoybeanと呼ばれる」のです。soyの語源は日本語の「しょうゆ」です。 twitter.com/latina_sama/st…
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『新世紀エヴァンゲリオン』の監督の庵野秀明さんが代表を務めるアニメ製作会社「カラー」の意味は「色」ではなく、古典ギリシャ語で「歓喜 (kharā́, χαρά)」です。 ちなみに古典ギリシャ語で「色」はkhrôma (χρῶμα)といい、これはカラフルなロゴが特徴のGoogle Chromeの"Chrome"の語源です。
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「ローズマリー」の「ローズ」は「バラ」ではないです。 ローズマリーという名前の元はこの植物のラテン語名rōs marīnus(ロース マリーヌス、意味は「海のしずく」)で、これが縮まってさらに変化して英語でローズマリー(rosemary)と呼ばれるようになりました。
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ゲーム「魔法使いの約束」のレノックスの呪文「フォーセタオ・メユーヴァ」はアエネーイスにあるラテン語「これらの苦難もいつかは楽しい思い出となるだろう(FORSan ET hAec Olim MEminisse IUVAbit)」が元と考えられてますが、メユーヴァはラテン語の「私を助けよ(me iuva)」とかけてるのでしょうか。
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「ノーブレス・オブリージュ」は「位の高い人はその身分にふさわしい振る舞いをしなければいけない」という意味で使われますが、これはフランス語の文"Noblesse oblige."「貴族という身分は、義務を負わせる。」が元です。これだけで文になっているのです。
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ビスケットの語源は、ラテン語で「2度焼かれた (bis coctus)」です。 ちなみにパンナコッタ (イタリア語でpanna cotta、文字通りには「火が通ったクリーム」) の"cotta"の部分もラテン語のcoctusが元なので、ビスケットの「ケット」とパンナコッタの「コッタ」は元が同じなのです。
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「文部科学省がまた無理難題を言ってきた」 『新和英大辞典』より
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「愚かな人から"頭がいい"と思われたがっている人は、本当に頭がいい人からは"愚かな人"だと思われている (qui stultis videri eruditi volunt, stulti eruditis videntur)」クインティリアーヌス『弁論家の教育』より
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「ウルトラマリン」という顔料の語源は、中世ラテン語ultramarinus「海を越えた」です。 ウルトラマリンの原料であるラピスラズリはヨーロッパの近くではアフガニスタンのあたりでしか産出せず、それが海路でヨーロッパに運ばれたからです。
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「クーピーペンシル」の「クー」と、「クーデター (coup d'État, "国家への一撃")」の「クー」は同じです。 craypas.co.jp/products/picku…
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英語のdebt「借金」には"b"があるのに、「デット」と"b"を読まない理由はラテン語にあります。 中世の英語では"dette"という綴りでbは入ってないのですが、その後「detteの綴りは語源のラテン語debitum(負債)に近づけるべきだ」という理由でbを入れました。"doubt"「疑う」にbがあるのも同じ理由です。