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アフロバロメーターでは、
・親族
・隣人
・選挙によって選出された地方議会
・自国の異民族の人々
・自国の自民族の人々
がどの程度信頼できるか、「全く信頼できない」から「とても信頼できる」までの4段階で対象者に答えてもらっているのだ。
(12/24)
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特に専門性の高い犯罪である企業犯罪(≒ホワイトカラー犯罪)のノウハウを元々持っていた人が昇進しやすいということを考えると、後々マフィアのボスに登り詰めるような人物はマフィアに加入する前から既に「犯罪のエリート」とでもいうべき人々である、ということが示唆されているのだ。
(5/10)
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論文はここから読めるのだ。
poseidon01.ssrn.com/delivery.php?I…
まだどこかから出版されている訳では無いから内容は変わるかも知れないので注意なのだ。でも大枠は変わらないと思うのだ。
「中国における弾圧の効果の検証」としてなかなか面白い論文なのだ〜!
(12/12)
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お尻さんを最近フォローしてくれた人の99%は知らないと思うけど、お尻さんの趣味はサメ映画なのだ。サメ映画の視聴数・DVD/BD/VHSの所有数は100を優に超えているのだ。
今急に再びサメ映画語りを始めたら一体どうなってしまうのだ…? twitter.com/Araisan_help/s…
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研究者の方はアクチュアルな問題についての発信を避ける傾向にあると思いますが、ご自身の専門に即して論文以外でも発信して欲しいと常々思っておりますのだ。自称「事情通」たちとは異なるマクロな視点をもつ研究者の方々による発信の方が、私達の社会にとって重要な場面がたくさんあると思いますのだ
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次にこの論文が問題にしたのは、「どんなルートで不信の文化が受け継がれているか?」なのだ。考えられるルートは内的/外的の2つなのだ。内的なルートは先に書いたように、民族内部で経験則が世代を越えて伝達されるというものなのだ。
(15/24)
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ただし、効果量を比較すると、自民族の奴隷数は居住地の奴隷数の倍ぐらい大きい効果があったのだ。だから不信が継承されるメインのルートは、自分の民族の内部で受け継がれる文化や規範である、ということが示唆されていると考えられるのだ。
(21/24)
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統計分析の結果、西ドイツのTVを視聴している人は、視聴していない人と比べて
・マルクス=レーニン主義的世界観は正しい
・東ドイツへ愛着を感じる
・東ドイツ政府による権力の行使の仕方は、自分の考え方と一致している
という主張に賛意を示す確率が「高かった」ことがわかったのだ!
(7/17)
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分析の結果、自民族の奴隷数と現在の居住地の奴隷数のどちらも、それが多ければ多いほど、他者(親族・隣人・政治家・異民族・自民族)への不信度が高いことがわかったのだ。要は内的/外的どっちのルートもあるっぽいのだ!
(20/24)
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文化大革命はどんな影響を人々に及ぼしたか?家族や友人、隣人が政府の指示で殺されるところを見てしまった人(=暴力に曝された人々)は、政府なんかもう信用しなくなるのだ。いかに経済が成長し、暮らし向きがよくなったとしても、その不信は拭えないのだ。
(4/12)
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いやいや本当か?という疑問は尤もだけど、筆者達はいくつかその根拠を示しているのだ。
第一に、店舗が位置する自治体以外で汚職事件が発生した場合は万引きが増加する傾向は見られなかったのだ。自分が居住し納税している自治体だからこそ地元の汚職事件に怒るのだ。
(12/16)
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多民族社会では、公共政策を通じた資源の再分配を巡って民族間での合意形成が困難だったり、ある民族だけが政治的権力を握ることで資源を独占し、適切な再分配が行われなかったりする場合があるのだ。例えばこれが教育政策で起こると、経済成長に必要な人的資本の蓄積が遅れるのだ。
(7/22)
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こうした国家建設の遅れは、経済活動に必要な官僚機構や法の整備、あるいは物理的なインフラ整備の遅れに繋がり、その結果として経済成長も阻害されてしまうのだ。
つまり、奴隷輸出→国家機能の未発達&多民族化→低い経済成長、という関係にあるのだ。
ということで実証なのだ!
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