今年の花はどの花も例年より少しだけ早咲きしているような気がしております。 そこで、ひと足先に 満開の桜🌸をお届けしたいと存じます✨
古い映画『源氏物語』(角川書店)吉村公三郎監督より、 沢山の女房たちが、御簾が膨らむほど御簾に顔を寄せて、皆で集まって簀子を歩む君を見るという演出がとてもわかりやすく表現されているシーンがございましたので、少しだけご紹介させていただきます。
女房方の小休憩。 楽しくお話に花を咲かせておられますが、そんな時にお呼びが… (過去動画再掲載)
移動してそのまま座った時の、 衣の自然な乱れもまた平安装束の美しさだと思うのでございます。
滋賀の扇職人様に完全オーダーメイドでお作りいただきました。片貼りの扇でございます。枕草子の「隆家こそ、いみじき骨は得て侍れ。(中略)おぼろけの紙はえ張るまじければ求め侍るなり。」の扇の骨はこのタイプの彫骨だっただろうと私は考えております。どういう紙を貼るか、かなり私も迷いました。 twitter.com/i/web/status/1…
いよいよサッカーのFIFAワールドカップが開催されるとのことでテレビなどでも盛り上がりを見せておりますが、私の周りでも君達が、蹴鞠の承香院杯に備えて頑張っております。 そろそろ開催時期でございますね✨ 承香院杯では、直衣や狩衣などを着て蹴鞠をするのがこだわりでございます。
昨日縫い上げました平安タイプ薄物直衣の着用して、大和絵のシルエットなどと比較実践でございます。 被り物は冠にするなど、この絵巻のシーンとは少し異なりますが、まあまあいい感じではないでしょうか😊 「なよやか」な薄物の直衣の風合と透け感がいい感じではないかと✨ twitter.com/i/web/status/1…
また美し過ぎる季節が巡ってまいりましたね🍁
《音を出してお楽しみ下さい》第二弾✨ 日本の古来の芸能には「即興性」が共通して多くみられます。もちろん平安の音楽も同じでございます。この動画ももちろん、その調の持つ音階を使って私が即興でメロディを組み立てており、この宴の調べはこの虫の声、自然の音とのジャムセッションでございます。
《音を出してお楽しみいただきたい実践》 全て自然の音でございます♪ 今宵は虫の声に風香調の調べで君達との宴を楽しんでおります🌾 平安の音楽は何かしら自然の音が混ざることを前提にした音楽だと私は考えております。 虫の声とのジャムセッションでございます♬ 琵琶は紫檀槽でございます✨
《平安のジャムセッションの一つの形》 こちらから見ると二人とも当然見えるわけですが、お互いは、当然見えていない分けてございます。
形状の復元的《裳唐衣(女房装束)》を着て、ゐざり出て物を渡したり、後退りしたり。平安女性の日常的な動きでございます。 こういう時の感覚からも実用の装束の形や構造に迫るというのが私の探究スタイルでございます。 動画は実際の動きによる実践の意味がとてもよく伝わるのではないかと存じます。
歩き心地、儀式の動作、自分で着替えなどの実践のデータは、どんな文献による装束研究にも勝るとも劣らないものがございます。 机上の研究で何と言っていても、実際にやってみて無理などということはザラでございます。動けても「すごくやりにくい」「つっかえる」などの「微妙な体感」もございます。
美術史家でもあり研究者でもあった山邊知之氏が、「一ヶ月半、毎日考えて」わからなかった破損した装束遺品を、見るなり「十五分」で解明したのは裁縫の技術と経験を持っている先生でした。 そのことを山邊氏は、画像のように述べておられます。 実践サイドから探究する際にいつも思い出されます。
私はSNSは非常に有用な持説の発信の場だと考えております。向き不向きはありますが、着る物や構造、動きやシルエットを見せるには、特に向いているツールでございます。 「理解していない」などと言われても、私は【複数の構造の違う物も全部自分で縫って、着て、動いて、古画とも比較】してますので。
儀式ではなく、日常着としての平安装束では、絵巻などの古画に多く見られるように、袖から手を抜いて、胸元から手を出して作業をしたりくつろいだりする様子がよく見られます。 私はこうした、リアルな着こなしが平安時代の装いのひとつの大きな魅力だと感じております。
平安人気アイテムといえば、檜扇というヒノキの板で作られた扇もその一つでございます。 今日は美しい花々の絵をご紹介致します。(今回のものは私の方で描いたものではございません) 日々色々なことがございますが、美しいものを見て感動したり、心を慰めたりすることはとても大切でございます。
もうすぐ、君達が薄物の直衣に、薄物の指貫で横笛など携えて宿直に来られる季節でございます。 柔らかな薄物の直衣をしどけなく着るとこのようなシルエットでございます。 「夏は夜」の魅力に、こうした「しどけなさ」を加えてもよいような気が致しますね。
平安時代と同じ灯火の明かりで、肉筆絵巻を見てみようという実践でございました。 (携帯の画面の明かりを明るくすると見やすいです) 剥落している絵でございますので、完成時の色彩ではないですが、暗い灯火の明かりでは、銀がいかに効果的かが分かります✨
「当初はもっと鮮やかでした」と言われてもちろん頭ではイメージできていても、やはり、鮮やかな実物をみると感動します。 枕草子の「なまめかしきもの」にも登場する「薄様の冊子」風に、さらに前田家本にのみ書かれている「村濃の糸して」綴じた和綴冊子を作ってみました。これに琵琶譜を書こうかな twitter.com/jyoukouin/stat…
自然光の室内でございます。 当然、平安時代の昼間の室内は自然光だけでございます。 壁代や几帳の生地に、なぜ基本的に白が多く用いられているかがこういうところからもわかります。
前に装束に身を包んで熊野詣をした時の一枚。 かつての平安の「院」が熊野参詣を望まれたお気持ちに今とても強く共感しております。 今年こそ行けたらいいな
こんな深夜に起きておられる方々に、とっておきの私の春の思い出動画をご披露致しましょう。
《いきなり平安クイズ》 画像の右と左のどちらの人物のが立場が上でしょうか? また、その根拠はなぜでございましょうか。 絵巻物などでも古いものを見ると、着ているものの構成で立場が分かります。個人的には、本当は、こういうところは時代考証でも大切にしてほしいポイントでございます。 twitter.com/jyoukouin/stat…