たびたび発信しておりますが「有職」と枕詞のついた装束のほとんどは室町(応仁の乱頃)以降に考案された、近世型平安風装束です。 それも洗練されていてとても素晴らしいのですが、リアルな平安、鎌倉(室町前期頃まで)のとはかなり違うため、別のものとして区別して理解した方がよいと思います。
今日は旧暦の重陽節句でございます^_^ 夜の菊の宴のために、私の部屋を女君方の控室と致しました。 ちょっと女の園に潜入でございます(笑) #菊 #重陽
前に装束に身を包んで熊野詣をした時の一枚。 かつての平安の「院」が熊野参詣を望まれたお気持ちに今とても強く共感しております。 今年こそ行けたらいいな
#顔晒し無しで体全体を晒す見た人もやる 面白そうなので参加させていただきます。 うまく令和の世にもまぎれております。 「いいね!光源氏くん」にあやかって(笑) (画像はコロナ感染が流行する前のものです。)
今年の花はどの花も例年より少しだけ早咲きしているような気がしております。 そこで、ひと足先に 満開の桜🌸をお届けしたいと存じます✨
昨日縫い上げました平安タイプ薄物直衣の着用して、大和絵のシルエットなどと比較実践でございます。 被り物は冠にするなど、この絵巻のシーンとは少し異なりますが、まあまあいい感じではないでしょうか😊 「なよやか」な薄物の直衣の風合と透け感がいい感じではないかと✨ twitter.com/i/web/status/1…
私はSNSは非常に有用な持説の発信の場だと考えております。向き不向きはありますが、着る物や構造、動きやシルエットを見せるには、特に向いているツールでございます。 「理解していない」などと言われても、私は【複数の構造の違う物も全部自分で縫って、着て、動いて、古画とも比較】してますので。
別の昔の源氏物語の映画でも、やはり素晴らしい風景演出があって、 風が建物内を吹いていて、御簾があおられていたり、庇に木の葉やチリが吹き込んでいるところなど。 こういう描写は、非常にリアルに感じられて好きです。綺麗過ぎないのです。枕草子にも野分で木の葉が格子に入り込む記述があるし。
《いきなり平安クイズ》 画像の右と左のどちらの人物のが立場が上でしょうか? また、その根拠はなぜでございましょうか。 絵巻物などでも古いものを見ると、着ているものの構成で立場が分かります。個人的には、本当は、こういうところは時代考証でも大切にしてほしいポイントでございます。 twitter.com/jyoukouin/stat…
このファッションがリアルに生きていたというところなんかも平安時代は私の心を鷲掴みにするのでございます✨ 藤の上品な香り付きのファッションでございます。
DMで「蹴鞠の様子を、もしあれば少しで良いので動画で見せて欲しい」と仰っていただきました。 確かに、儀式めかずにフランクに、平安の君達が軽いノリで蹴鞠を楽しむ様子は古典にも描かれております。 そんな平安の日常の様子のご参考になりましたら幸いです。 伊予守殿、このシーンお許しを(笑)
ディズニーでも新エリアが盛り上がっているようでございます。 usjさま、もしくは各映画村さま、テーマパーク関連さま、こんな新エリアはいかがでございましょうか✨
《スマホ動画整理による振り返りコーナー》 承香院歌合、女性参入シーン✨ (音を出していただき、衣擦れの音をお楽しみくださいませ)
極めてわたくしごとではございますが、ただいま、製作中の二階棚を完成後に設置して、畳などももう少し好みの色彩の繧繝縁に変えてしまおうと、実は居室を少しずつ改装中でございます。 単なる模様替えでございます(笑)が、きっと、平安時代の人々も部屋の模様替えはワクワクしたんだろうなあ^_^
平安時代には「たった簾一枚」が、時に恋する人々にとってどれほど残酷なものだったでしょうか。 すぐそこに、生々しく気配を感じながらも越えてはならないもの。 御簾の「気配だけを感じられて越えられない」という要素は、王朝の恋のドラマに必須のアイテムだったのでございましょう。
よき人の よしとよく見て よしと言ひし 吉野よく見よ よき人よく見つ
儀式ではなく、日常着としての平安装束では、絵巻などの古画に多く見られるように、袖から手を抜いて、胸元から手を出して作業をしたりくつろいだりする様子がよく見られます。 私はこうした、リアルな着こなしが平安時代の装いのひとつの大きな魅力だと感じております。
平安OLの昼休み姿をご覧に入れたいと存じます。
こんな深夜に起きておられる方々に、とっておきの私の春の思い出動画をご披露致しましょう。
私が平安の装束の形や作り、縫い方を考える時に、忘れないようにしている風景です。映画「浮舟」より 後ろで、糸を紡ぎ、手分けして縫っています。型紙や寸法をあまり細やかに測ったりせずに縫ったりしているのです。 古い映画には、ちょっとした背景部分に本当に素敵な「日常風景」が描かれてるなぁ
歩き心地、儀式の動作、自分で着替えなどの実践のデータは、どんな文献による装束研究にも勝るとも劣らないものがございます。 机上の研究で何と言っていても、実際にやってみて無理などということはザラでございます。動けても「すごくやりにくい」「つっかえる」などの「微妙な体感」もございます。
蒸し暑い季節がやってまいりました。 蒸し暑いという日本らしい気候もまた平安時代の風俗の魅力を生み出した要素のひとつでございますね^_^