平 熱(@365_teacher)さんの人気ツイート(リツイート順)

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特別支援学校では「選ぶ練習」をする。 どんなときでもなるべく「AとB」「メニューから」など、やりたいことを選び、やれるようにしてあげる。 そのほうがたのしいし、選ぶ(決める)力も育つ。 そしてとても大切なのは「嫌」と「ちょっと嫌」から「ちょっと嫌」を選び、なんとか折り合いをつける力。
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人間関係で事故るのはアクセルじゃなくブレーキを踏めなかったとき。 このむつかしい話わかる?
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自閉症の子どもたちは手をひらひらさせる、拍手する、飛び跳ねる、くるくるまわる、斜め(横目)で見るなどの「常同行動(くりかえす行動)」を無意識にしてる。多くの人が一見なにをしてるのかわからない行動たち。でも本人は落ちついたりたのしんだりしてること、知ってくれたらうれしいでーす。
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知的障害の特別支援学校ではたらいてるけど、障害種はほんと気にしてなーい。 自閉症(スペクトラム)が多いけど、ダウン症の子もいるし、知的障害だけの子も、もちろん重複の子もいる。 でも「自閉症だから手立ては◯◯」と変な先入観から入るより「この子はどんな子?」をたくさんたくさん考えたい。
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「配られたカードで勝負するのさ。それがどういう意味であれ」ってスヌーピーの名言は「配られたカードを受け入れよう」じゃなく「配られたカードで最善の手を探そう。それしかできることはない」だと解釈してる。いつだって手元の頼りないカードで自分のベストを尽くすだけ。勝ち負けなんてしらねーよ
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わたしたち「先生」の仕事は、子どもの「やってみたい」をなるべくやらせてあげること。「失敗したらどうしよう」をやわらげる環境を整えること。 まちがっても「逃げるな」「あきらめるな」なんて強いことばで追い込むことはしちゃいけない。 夢なんて叶っても叶わなくても、あってもなくてもいい。
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支援学校を卒業したあと「ひとりで通える(送迎がなくても通える)こと」を入所条件とする施設や作業所がある。 言い方を変えると、どれだけ作業ができて落ちついた生活ができても、自力で通えないとそこに入ることができないかもしれない。車が主な交通手段の田舎ほど、この条件がしんどくなっちゃう
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「完璧な状態」なんていつまでたっても訪れない。必要なのは、いろいろ足りない状態を、引きずり走っていく脚力。あとはすてきな休憩所。 おはようございます。 そういうの「覚悟」って言うんだよ。
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「来年も担任してほしい!」より「来年はだれが担任でも大丈夫!」と言われる先生がいい。 このむつかしい話わかる?
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最近の曲は、ほとんどイントロがなくなった。サブスク時代、歌い出しまで短くないと箸にも棒にもかからない。マーケティング的には正しいのだけれど、わたしたちの我慢はどんどん下手になる。少し遅れてやってくるたのしさだってつかまえたい。 おはようございます。 「待つ」や「耐える」も味になる
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小学校では、ほとんどの先生が怒ってた。大声を出し、威圧し、萎縮させ、子どもを制御してた。そうしないと40人はコントロールできないのかも。 でも、自分にその方法は向いてないし、やりたくない。勤務初日から「怒るより有効な指導を探そう」と叩き込まれる特別支援学校で先生できてたのしいよー!
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「なんでわからないんだ、聞いてなかったのか!」どころか「わからなかったことをもう一度聞き直せるの大事だね」と伝える特別支援学校って最高じゃない?
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教師の働き方大全の1ページ目が「情熱を持つ」だったので閉じました。
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障害のない大人に傷つけられ、障害のある子どもに癒される。
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特別支援学校に通う、ひらがなを上手に書けない子どもがいたとする。 数をこなそうと「ひたすらひらがなを書かせる指導」はほとんどの場合うまくいかない。そんな単純な話じゃない。 困ってるのは、見え方?手の動き?集中力?記憶力?大変だけどそれを探そう。 問題は、すぐには見えないところかも。
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特別支援学校には「こうある“べき”」の強い子どもが多い。 ドアは「開いてる“べき”」だし、リモコンは「ここにある“べき”」が常にドアを閉めたりリモコンを揃えたりする行動につながる。 そして「べき」が崩れたらパニックの原因にもなっちゃうね。だから「べき」をほぐすのもわたしたちの大事な仕事。
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どんな校種や立場であれ「学校の先生」が特別支援学校(学級)にいる子どもや先生を見下したり小馬鹿にしたりするのはどう考えても狂ってる。どれだけ勉強や部活を教えるのが上手でも、そんな人に教わりたいことなんてなにひとつねーよ。学歴とか年収とか、ほんとに大事なことはそんなことじゃねーわ。
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大人になるにつれ、自分の説明書を正確につくっていたい。どんなときに機嫌が良くなって悪くなるのか。どんなことを美しく醜く感じるのか。どうすれば力が出せて出せないのか。どうやったら傷ついて回復するのか。自分を把握し運用したい。 おはようございます。 実力は、いつでも出せるから実力だ。
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「先生、◯◯くんは上手にしゃべれないでしょ。でも、よく手を出してタッチや握手をしてもらおうとするよね?あれはさ、お話ができない代わりにそうやって仲良くなりたいんじゃないのかな?」と聞いてきた特別支援学校の男子にノーベル賞を授与します。
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きのう「連休が続くからきょうも休みがよかった!」と不機嫌さを八つ当たりしてきた男子に「先生もだわ!!」と5倍くらいの熱量で返したら「先生もなの?」と驚かれたので「先生こそだよ!」と格好いい大人とはなにかを教えておきました。
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支援学校に通う子どもは「聞いてほしい」が強すぎて、相手の都合を考えずしゃべり続けることがある。わたしたち教員は「仕事として」話を聞くこともできるけど、学校外ではむつかしい。だから適度に話を聞きつつ「あなたの都合ばかり優先できない」を同時に伝えてく。学校の勉強は学校の外で生きるため
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国立科学博物館に展示してある、縄文時代の人骨。年齢は10台後半。ただ、四肢骨は異常に細い。幼少期に小児麻痺などの病気にかかり、麻痺したまま一生を寝たきりで過ごしたことが推測される。それでもこの年齢まで生きられたのは、仲間の手厚い介護だと考えられるんだって。はるか昔の、すてきな歴史。
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保護者のみなさまは「自閉症の子どもを育てる◯つのポイント」みたいな記事を鵜呑みにしないでね。 特別支援学校の先生として、ひとりの子どもを「自閉症だから◯◯の指導」なんて接してない。「◯◯くんだから◯◯の指導」と思ってやってるよ。 参考にするのはいいけど、盲信するのは良くないぞー!!
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わたしたち「学校の先生」の大事な仕事は、子どもたちの「失敗したらどうしよう」をなるべくやわらげる環境を整えること。失敗も認めてあげること。まちがっても「逃げるな」「あきらめるな」なんて強いことばで追い込むことはしちゃいけない。夢なんて叶っても叶わなくても、あってもなくてもいい。
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障害の特性としてこだわりのあるお子さんがいるご家庭は、避難バッグに「安心グッズ」を入れておこうね。 不慣れな場所や環境が苦手な彼らにとって、ライフラインのひとつになり得るから。 もちろん、障害のない人もおなじだよ。想像してみて。極限状態で、好きなモノがひとつでも手元にある安心感を。