303
障害のあるなしで「学ぶ場所を分ける」ことに敏感な人がいる。「多様性」「共生社会」なんてむつかしくて強いことばを出して「みんなおなじ場所」がすばらしいか説いてくる。
でもさ、その子の環境を考えて「学ぶ場所を分ける」ことで通う特別支援学校って「場」に救われてる人はきっと大勢いるんだよ
304
そこそこのストレスと引き換えに、衣食住と健康を維持できる給与がもらえてるのに「これは天職だろうか」と必要以上に「やりがい」に目を向けて悩むのは脳みそのバグだから覚えといてね。自己実現や自己肯定感は、仕事以外でも育める。
おはようございます。
天職かどうかより、食えるかどうか。
305
がんばってる人を目にしたときは「あの人がんばってるな」で止めておこう。「それに比べて自分は」なんてことばを続ける必要なんてない。もちろん「あの人みたいにがんばれよ」とだれかにいうのは無責任にもほどがある。
おはようございます。
大丈夫、みんな必死だよ。
306
心身が強く性格もよくて熱心な体育の先生が「心が病んで休むような先生は、先生に向いてないと思う悪いけど」と持論を語ってくれた。ほんとにいい人だし、いっしょにいてたのしいけど、強すぎるのもむつかしいなと思ったよ。先生(同僚)への期待値が高すぎる。自分の強さを基準にしすぎちゃいけないよ
307
「◯◯しないと◯◯できないよ」じゃなく「◯◯したら◯◯できるよ」と伝えていこうね。
このむつかしい話わかる?
308
「“多様性”を受け入れよう」が「“ふつうじゃない”を受け入れよう」と聞こえることがあるよ。ほんとは「多様性」ってなにが「ふつう」で「ふつうじゃない」かを分けた上の話じゃなく、「ふつう」の線を無くしていくことじゃないのかなぁ?ぜんぶが「ふつう」で、ぜんぶが「ふつうじゃない」のにね。
309
いつ自分が「支えてもらう側」になるかなんてわからないから、自分が支えられるときは「支える側」でいるんだよ。それが「社会」ってやつじゃない?
310
死ぬまで生きようね。
311
本が出たので好きなだけ祝ってください。
312
自閉症の子どもは手をひらひらさせる、拍手する、飛び跳ねる、くるくるまわる、斜め(横目)で見るなどの「常同行動(くりかえす行動)」を無意識にしてる。
多くの人が一見なにをしてるのかわからない行動たち。でも本人はこのおかげで落ちついたりたのしんだりしてること、知ってくれたらうれしいな
313
障害のある人とあまり関わったことのない人に「支援学校で先生してます」というと、結構な確率で「子どもが素直でかわいいんでしょ?」と言われる。悪気がないのはわかるけど
「障害がある=素直」
なんてのはそれこそ逆に偏見。みんな誤魔化すしウソもつく。わたしたちとなーんにも変わらないマジで
314
障害のあるなしで「学ぶ場所を分ける」ことに敏感な人がいる。「多様性」「共生社会」なんてむつかしくて強いことばを出して「みんなおなじ場所」がすばらしいか説いてくる。でもさ、その子の環境を考えて「学ぶ場所を分ける」ことで通う特別支援学校って「場」に救われてる人はきっと大勢いるんだよ。
315
特別支援教育が全人類に有効って知らない人多すぎ。抽象的な不安や悩みは具体的に分解してスモールステップでクリアする。やるべきことをやり集中力を高めるには意識じゃなく環境を設定する。日常を円滑にまわすのはちょうどいい課題設定と適切なごほうび。特定の人や物に依存せず、依存先は多くもつ。
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特別支援学校や特別支援学級は、普通級へのステップアップでもなければ教員がスキルアップのために足掛けでくる場所でもないから覚えとこうね。ここ、テストに出るよ。
317
やさしい先生がやさしいことを理由にナメられるのは、やさしい先生がやさしいからじゃなく、きびしい先生のせいなのかもしれないよ。
やさしい先生がやさしいことを理由にナメられるのは、絶対に間違っているんだよ。
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知的障害の特別支援学校ではたらいてるけど、障害種はほんと気にしてなーい。
自閉症(スペクトラム)が多いけど、ダウン症の子もいるし、知的障害だけの子も、もちろん重複の子もいる。
でも「自閉症だから手立ては◯◯」と変な先入観から入るより「この子はどんな子?」をたくさんたくさん考えたい。
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特別支援学校の保護者ニーズで多いのが
「友だちといっしょに仲良くあそんでほしい」
言いたいことも気持ちもわかるし、大切なこと。でも「友だちとあそぶ」は「ひとりであそぶ」より上でもなんでもない。大事なのは自分にとってベストなあそびかたを自分自身が知り、まわりがそれを尊重できること。
320
はじめに言っとくけど、むつかしい話にするつもりはないからね。
ときどき考えること。障害がないとされるわたしは100%で働いて月数十万円もらえてる。で、障害者雇用や就労継続支援でおなじように100%で働いてる人の給料は生活がやっとな額だったりする。おなじ100%で働いてるのにね。なんだかなぁ。
321
小学校の先生は、教科書の中にあるお話ばかりしないでね。あなたの学校にもある「特別支援学級」や近くない「特別支援学校」の子どもたちのことも話してね。そんな場所をバカにしたり見下したりする子たちにちゃんと教育してあげて。「どうしようもないこと」を蔑む格好悪い大人をひとりでも減らしてね
322
支援学校に通う子どもは「聞いてほしい」が強すぎて、相手の都合を考えずしゃべり続けることがある。わたしたち教員は「仕事として」話を聞くこともできるけど、学校外ではむつかしい。だから適度に話を聞きつつ「あなたの都合ばかり優先できない」を同時に伝えてく。学校の勉強は学校の外で生きるため
323
特別支援学校や特別支援学級は、普通級へのステップアップの場所でもなければ教員がスキルアップのためにくる場所でもないからね。ここ、テストに出るよ。
324
教師の働き方大全の1ページ目が「情熱を持つ」だったので閉じました。
325
人工内耳をつけた男の子は、まだひらがなの理解が十分にできていない。手話なら完璧に会話ができるが、電話やメールでのコミュニケーションはむずかしい。そこで、LINEスタンプが救世主。「おはよう」の文字と「おはよう」の手話イラストが1セット。相互に理解ができる。テクノロジーは、希望だよ。