201
米国防総省の戦況分析2
【ロシア軍の戦力】
・ロシア軍はウクライナ国内に78BTGを投入(前日から2BTG増)
・侵攻前にロシア軍が集結させた戦力(人員・装備)の75%が残っている
・大砲は80%、航空機やヘリも大半が使用可能。弾道ミサイルの大半、巡航ミサイルの多くも残っている
202
米国防総省の戦況分析3
【マリウポリ情勢】
・大半の空爆はマリウポリとドンバス地方に集中している
・マリウポリでは戦闘が続くが、アゾフスタール製鉄所は陥落せず
・ロシアがマリウポリを重視する理由は、1)ドネツクとクリミアを結ぶ回廊を確保したい、2)ドンバスに北上する戦力を解放できる
203
米国防総省の戦況分析1
【全体、北部情勢】
・全体として進軍は滞っている
・キエフ周辺では住宅地への攻撃続く。地上部隊の前進はなし
・北部のチェルニヒウは孤立。制圧はされず
・ハリコフでも強い抵抗続く
・東部ドンバスではウクライナ軍を孤立させ、キエフ方面の防衛に回れないようにする動きも
204
【ロシアの兵器生産】
・ロシアの軍需産業は海外製の部品に依存している
・墜落したロシア軍の巡航ミサイルを4月に現地で回収し、内部のコンピューターを分析すると、多くの部品は米国製だった
・ただ軍民両用の部品も多く、中国などの協力国もおり、ロシアへの部品の流入を遮断するのは容易でない
205
【キーウ攻略の失敗】
・ロシア軍の動きを止めたのはウクライナ軍の対戦車兵器だが、ロシア兵を殺したのは大砲だった
・地元住民がロシア軍の動きを通報。ドローンで標的の位置を捉えて砲撃した
・ロシア側にも重火器はあったが相手の配置を摑めず。攻撃部隊が渋滞の後方で詰まり、反撃できない問題も
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マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」で、何が起きていたのか。生還した市民8人が17時間にわたって語った証言をもとにした連載(全7回予定)がスタートしました。
初回は、製鉄所内で食事係を担っていた女性が過ごした66日間の回顧から。
asahi.com/articles/ASQ5S…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシア軍は短い作戦停止に入ったようだ
・過去24時間でキエフやハリコフなど主要都市への大規模攻撃はみられず
・24~48時間以内での攻撃再開の準備中か
・ハリコフ近郊ではウクライナ軍の反撃も
・マリウポリでは包囲・攻撃が続く twitter.com/TheStudyofWar/…
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英国防省の戦況分析
・キエフ市内戦は昨晩ほどの激しさにはならず
・キエフ北方のチェルニーヒウで激しい抵抗。ロシア軍は迂回し、キエフ包囲&孤立化を優先
・北東部ハリコフでも夜間から激戦続く
・ロシア軍は多正面で進軍を続けるが、ウクライナ軍の強い抵抗に遭い続けている twitter.com/defencehq/stat…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・キエフ東部でやや前進、北西部では停滞
・ウクライナ北東部の長い兵站線が反撃を受け、立て直し図る
・マリウポリで東部郊外を占領。市内への砲撃続く
・ウクライナ軍は11日までに、ロシアの大隊戦術群(全120個?)のうち13個を破壊、18個を戦闘不能にしたと発表 twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省の戦況分析4
【ほかの地域】
・ハリコフ:激戦が続くが、前進なし
・ハリコフから離れ、南下してイジュームに向かう部隊がある。東部のウクライナ軍をキエフ方面から断絶させる動きか
・マリウポリ:包囲、爆撃続く
・ミコライウ:北東の郊外10~15キロ地点にとどまる
・オデッサ:動きなし
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシア軍は、キエフなど主要都市を包囲する初期の作戦が失敗したため、都市への長距離攻撃に移行
・ウクライナ軍は反撃し、キエフ西部で二つの町(Moshcun、Makariv)を奪還
・南部ミコライウ周辺でも反撃
・マリウポリへの攻撃は続き、包囲は徐々に狭まる twitter.com/TheStudyofWar/…
212
【ロシア国内の動き】
・限定的な「特別軍事作戦」というストーリーから「戦争」に転じて動員を強める可能性
・3月中旬からのロシア政府の内部文書を分析すると、国民に対して戦争を正当化する方向性にある
・キーウ攻略の失敗を釈明する動きは乏しく、むしろ国民にさらなる犠牲を求める準備がみられる
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スカンクウォーターはイスラエル企業が開発。08年からパレスチナに対し軍などが使用し、海外にも輸出されているという。
群衆対策は音響弾や催涙弾などいろとあるが、あの臭いは兵器としてかなり強力。臭いが残るから街の掃除も大変。地味だけど厄介。
bbc.com/news/magazine-…
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米国防総省の戦況分析3
【キエフ情勢】
・北西方面:中心部から15キロほどの地点にとどまる
・北方面:チェルニヒウは包囲されているが、非常に強く抵抗。キエフへの前進はなし
・北東方面:中心部まで20~30キロ地点にとどまる
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学校で性的マイノリティーについて教える動きに、「左派の洗脳だ」と保守的な親たちが反発する。そんな事例を切り口に、米国で広がる「カルチャーウォー(文化戦争)」の一端を書きました。
「なぜ左派は嫌われるのか」という問いが記事の裏テーマになっています。
asahi.com/articles/ASQB7…
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中国の気球が撃墜されたとみられる瞬間。FOXニュースで中継されていた。サウスカロライナ州の沿岸にて。
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米国防総省の戦況分析3
【制空権など】
・航空優勢をめぐる争いは続く
・ロシア機はリスクを避ける飛行が目立ち、ウクライナ上空には長くとどまらない
・侵攻開始以来のミサイル発射は1200発を超えた
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米国防総省の戦況分析1
【マリウポリ情勢】
・マリウポリには2000人規模(2BTG相当)のロシア軍(チェチェン兵含む)が残っている
・残りの10BTGはマリウポリを離れて北上中。ドネツク州西部ヴェリカ・ノボシルカの南に到達
・部隊の北上は停滞しており、攻撃態勢を整えている可能性もある
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戦争研究所(ISW)も化学兵器使用は確認できないと。
ただ、直前に「ドネツク人民共和国」の報道官がマリウポリ防衛の地下拠点を攻撃するのに、化学部隊を使用するべきだとの主張を発表し、ロシアメディアがそれを報道していたという。
twitter.com/TheStudyofWar/…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・キエフや北東部で大規模な攻撃なし
・キエフ東部やウクライナ南部で援軍を集結し、補給ルートを改善
・失った戦闘力を交代要員やシリア兵、傭兵で補おうとするが、今後1週間で大規模攻撃を再開できる可能性は低い
・ウクライナ西部で新たな戦線を開く力はなさそう twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省の戦況分析3
【制空権】
・ウクライナの戦闘機は大半が使用可能
・ただ空域の大半がロシアの地対空ミサイルの射程内で、ウクライナは戦闘機を満足に飛ばせず
・北部でロシアの進軍を止めている要因は、ウクライナ軍による地対空ミサイル、MANPADS、対戦車兵器の効果的な活用
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著名な元外交官や専門家ら36人による論説。
「欧米は、何百万人ものウクライナ人をロシアの支配下に置くことになりかねない停戦交渉をキーウに促す衝動を避けなければならない」
「キーウに交渉や望まない停戦を受け入れるよう圧力をかければ、戦争は長期化する可能性が高い」
thehill.com/opinion/nation…