126
現地に入ったキーウ州の当局者は「ブチャやイルピン、ホストメリ(の惨状)を見た後となっては何にでも耐えられると思っていた。しかしボロジャンカは、これまでに目撃した中で最も恐ろしい。占領軍(ロシア軍)はこの村を地球上から消し去ってしまった」とSNSで発信した。
asahi.com/articles/ASQ47…
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サリバン米大統領補佐官の会見
・ロシアは目的を軌道修正し、今後は東部に数万人の部隊を展開する見通し
・次の段階は、数カ月単位で長期化する恐れ
・ブチャでの民間人被害は偶然の出来事や個人による勝手な行動ではなく、ロシア軍の計画の一部だった考えている
twitter.com/i/broadcasts/1…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシア軍は塹壕を掘り、地雷を埋めるなど防御に転じる動き
・ウクライナ軍はキエフ周辺で反撃。ただ、ウクライナ当局が主張するほど大規模な成果は確認できず
・ロシア軍は総勢19万人のうち最大4万人が死傷・行方不明と報じられた。増援は喫緊の課題となっている twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省の戦況分析2
・ロシア軍の残存戦力は90%をやや下回った
・外国人部隊投入や、国内からの戦力補充をロシア政府は検討中だが、実際の動きはなし
・ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の部隊が東部ドンバス地方を中心に活動
・化学・生物兵器を使う恐れはある。差し迫った兆候はまだない
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ブチャのすぐ隣に、モシュンという激戦地がある。そこで出会った兵士は、「最後まで無事に生き残ったのは私を含めて20人あまり」と言った。
ロシア軍の敗北に終わったキーウ攻防戦。だが、ウクライナ軍にも過酷な犠牲を強いる戦いだったことがみえてきました。
asahi.com/articles/ASQ82…
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米国防総省の戦況分析1
【ドンバス情勢】
・ロシア軍はセベロドネツクを基本的に包囲。完全封鎖はされず、ウクライナ軍は戦闘を継続。外部からの兵器補給は困難に
・セベロドネツク北東部を制圧したロシア軍は、リシチャンシク方面へ
・南方のポパスナからも西進。セベロドネツク一帯を囲い込む狙いか
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米国防総省の戦況分析4
【米国の動きなど】
・直近に表明した3.5億ドルの軍事支援はほぼ到着。異例のスピード
・人道回廊。侵略者であるロシア側に向けた退避ルートの設定に、ウクライナが怒るのは理解できる。米国は交渉には関与せず
・米ロ間の軍レベルでのホットラインは機能。開通確認のみ継続中
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【補足】米軍の動き
・新たに米兵500人を欧州に派遣。欧州の米兵は総計10万人に
・ポーランドへのF-16提供は決まっていない
・米NATOからの軍事支援はウクライナに届き続けている
・人道回廊に限定した飛行禁止空域の設定はやらない
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■新たな8億ドル支援の内訳
・対空ミサイル「スティンガー」×800
・対戦車ミサイル「ジャベリン」×2000
・軽量対戦車兵器×1000
・AT-4対戦車兵器×6000
・戦術無人機(ドローン)×100
・グレネードランチャー×100
・ライフル×5000
・ピストル×1000
・マシンガン×400
・ショットガン×400
・弾丸×2000万
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米国防総省の戦況分析2
【キエフ情勢】
・ロシア軍は3方向からキエフ包囲を目指す
・1)北西からはホストメル空港付近、2)北からはチェルニーヒウで停滞、3)新たに北東スムイ方面からの部隊がキエフまで60キロ地点に前進
・郊外からのミサイル攻撃も交え、確実に圧力を強めている
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシアの主要な狙いはキエフ包囲
・72時間の中断を経てキエフへの攻勢を再開したが、大きな前進なし
・今後数日はキエフへの攻撃より包囲を優先か
・ハリコフには激しい爆撃を継続
・マリウポリは完全包囲。民間人被害拡大か
・ヘルソンは24時間以内に制圧の可能性 twitter.com/TheStudyofWar/…
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ロシア軍の残虐性の背景には何があるのか。
貧しい地域からの徴兵、少数民族の混在、軍隊内のいじめ文化、規律を律する下士官級の不在…。さらにプーチン大統領が「非ナチ化」を掲げたことで、ウクライナ人に対する残虐行為が正当化された。コフマン氏の解説から。
warontherocks.com/2022/04/russia…
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米国防総省の戦況分析1
【各地情勢】
・攻撃の大半は東部ドンバスに集中
・ハルキウ北部にはロシア軍が残っている
・マリウポリ制圧はまだ。いずれ恐ろしい被害が判明する可能性がある
・南部では多くの部隊がヘルソンとミコライウの間にいる。ヘルソンはロシア軍、ミコライウはウクライナ軍が支配
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米国防総省の戦況分析2
・ロシア軍は部隊間の統合に問題を抱えている。たとえば地上軍の前進に応じ、連携した空軍のサポートがみられない
・今後はより攻撃的になり、無差別攻撃も増える懸念がある
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バイデン大統領が軍事支援を承認してから48時間で、兵器を積んだ飛行機が現地(おそらくウクライナ国境付近)に到着し始めたと話す、米国防総省のカービー報道官。支援スピードも注目なのだが、ロシアの反発を恐れずに支援について具体的に明かす傾向も強まっている。 twitter.com/PentagonPresSe…
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続)筆者のJustin Bronk氏は2月末にも、序盤戦でロシア軍が制空権を確保しなかった「謎」について分析している。
ここでも「空軍に対する外部の評価と実際の能力のギャップが発覚するのを指導部が躊躇しているのでは」との推測を示していた。
rusi.org/explore-our-re…
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ロシアの軍事力をなぜ過大評価していたのか、についての軍事専門家マイケル・コフマン氏の長文スレッド(要約)。
「軍事力を評価するには、その文脈が重要になる。お金を数えるのとはわけが違う…」 twitter.com/KofmanMichael/…
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先ほどのスピーチ。物議を醸し、ホワイトハウスがすぐ軌道修正。「ロシアの体制転換を意味したのではない」と。
“The President’s point was that Putin cannot be allowed to exercise power over his neighbors or the region. He was not discussing Putin’s power in Russia, or regime change.” twitter.com/takano_r/statu…
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米国防総省の戦況分析2
【西部リビウ近郊の訓練場への攻撃】
・すべて空中発射巡航ミサイルで20発以上
・ロシア上空からの長距離爆撃
・攻撃を受けた訓練場からは、米国人は数週間前に撤退済み
・軍事支援の中継地が攻撃された、という見方は誤り。米国からウクライナへの軍事支援には影響しない
145
米国防総省の戦況分析1
【東部情勢】
・ミサイル発射は侵攻開始以降で1540発以上(昨日は1500発以上)
・増加が鈍っているのは、多正面作戦から東部集中に移行したため
・イジューム周辺では激戦が続く。ロシア軍はイジュームの南20キロまで前進
・ウクライナ軍の補給路や防空網への攻撃も試みている
146
米国防総省の戦況分析3
【キエフ情勢】
・キエフ北部の車列は停滞。強い抵抗に遭っている
・車列は戦闘部隊と補給部隊の混合。キエフ侵攻を再活性化する狙いは明白
・燃料や食料の補給に問題を抱え、計画より遅れているが、失敗を反省し克服してくるだろう
・ウクライナ軍は車列への攻撃を試みている
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・司令官の死亡も含め、ロシア軍は人的被害の補塡が難しくなっている
・南オセチアやアルメニアから部隊を送る動き。近くタジキスタンからも
・キエフ北西部での攻撃は失敗。近いうちにキエフを包囲する戦力はない
・マリウポリへの包囲は狭まり、戦争犯罪が続く twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省の戦況分析3
【南部情勢】
・北部より進展が目立つ
・ムィコラーイウには郊外からの攻撃続く。制圧後は水陸両面でオデッサに向かう狙いか
・マリウポリは孤立し、南北から攻撃を受けている
・ロシア軍は黒海に10~11隻の戦車揚陸艦(LST)。待機する上陸部隊の規模は不明
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【続報2】米国防総省の戦況分析
・キエフ北部の車列。ロシア軍は防衛を試みていると思われるが、上空を制圧しているかは不明。ウクライナ軍が攻撃できない理由は分からない
・ロシア軍は「リスク回避」の行動をとる傾向がみられる。南部での上陸地点の選定や、空軍の活動も自軍へのリスクを避けている
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ロシア軍のウクライナ侵攻について、バイデン大統領が「ジェノサイド(集団殺害)」だと初めて言及。
これまでは「戦争犯罪」にとどめていたが、さらに一歩踏み込んだ。
asahi.com/articles/ASQ4F…