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国連の気候変動関連の会合で、ロシアの代表がウクライナ侵攻を謝罪したという。科学者ではあるが、政府当局者による異例の発言。
「攻撃を正当化できる理由を見つけることはできない」「この戦闘を防げなかったロシア人を代表して、謝罪を表明させてください」と。
washingtonpost.com/climate-enviro…
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ブチャのすぐ隣に、モシュンという激戦地がある。そこで出会った兵士は、「最後まで無事に生き残ったのは私を含めて20人あまり」と言った。
ロシア軍の敗北に終わったキーウ攻防戦。だが、ウクライナ軍にも過酷な犠牲を強いる戦いだったことがみえてきました。
asahi.com/articles/ASQ82…
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続)ロシア指導部はまだ失敗を認めていない。だが今後は砲撃や空爆が増え、最悪の事態はこれからだろう。もっと卑劣な戦争となる可能性がある。
5日目になり、ロシア軍は支援なしの攻撃を中止し、補給・再編成を進めている。今後は異なるアプローチをとってくるだろう。(止)
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米国防総省の戦況分析1
【ロシアの巡洋艦「モスクワ」】
・ウクライナ軍によるミサイル攻撃を否定しないが、確認もできない
・船上で大規模な爆発、出火があった
・乗組員は500人近く。少なくとも一部は、他のロシア海軍の船に避難。全船員かは不明
・午前の段階では自力航行していたが、その後は不明
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米国防総省の戦況分析1
【戦争の第2段階の開始】
・ドネツク南西部とイジューム南部で限定的な攻撃作戦が始まった。長距離砲の支援を受けた地上戦が行われている
・今後のより大規模な作戦計画の前触れだとみられる
・攻撃を始めると同時に、ロシア軍は増強と補給路の確保も引き続き進めている
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米国防総省の戦況分析1
【概況】
・大きな戦況の変化はなし
・ロシア軍は集結させた戦闘部隊の90%をウクライナ国内に投入した(前日は82%)
・制空権争いは続く。ウクライナ空軍やミサイル防衛の「大部分」は機能している
・この数日は天候が悪く、米国が上空から入手できる情報が限定されている
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米英の国防当局はともに今日、ロシア軍のキエフ攻略は「失敗」に終わったと評価。
英国防省「キエフ包囲を目的とするロシア軍の攻撃が失敗したのはほぼ間違いない」
米国防総省「ロシア軍はキエフを占拠する目的を果たせなかった」 twitter.com/defencehq/stat…
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米国防総省の戦況分析1
【東部情勢】
・ドンバスではロシア軍に目立った成果なし。砲撃戦でウクライナ側も反撃
・ドネツ川を渡る試みは、ウクライナ側の砲撃によって失敗。部隊の移動を阻まれ、ドンバス北部を増強することができず
・イジュームからスラビャンスクへの前進も反撃に遭い、前進できず
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続)ロシア兵が多く捕虜になるなど、ウクライナ軍の成功を示す投稿が目立つ。だがロシア側の投稿は少なく、必ずしも全容を反映していない。
ロシアは国民に戦争を隠そうとするあまり、これをドンバス作戦にすぎないと位置づけ、情報発信の主導権をキエフに譲ってしまったのは誤算だった。
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ウクライナでの戦争を経てロシア軍は弱体化する、との楽観的な観測に警鐘を鳴らす、コフマン氏の解説。
ロシア軍は莫大な予算を投じて数年で回復しうるし、軍の強さは一つの戦争だけでは測れない。そして勝者と違い、敗者は戦争から多くのことを学ぶものだ。
warontherocks.com/2022/05/the-ba…
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マリウポリ郊外で、大量の「穴」が地面に掘られていることが衛星写真で判明。3月下旬から4月上旬にかけて出現していた。
マリウポリで殺害されたウクライナ人の遺体がここに運ばれ、隠蔽されたと地元当局者は指摘している。
asahi.com/articles/ASQ4Q…
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米国防総省会見1(カービー報道官)
【キエフ情勢】
・過去24時間で、キエフ周辺から離れたロシア軍部隊は集結していた全体の「20%以下」
・ベラルーシに向かっており、自らの駐屯地に戻っているわけではない。撤退ではなく、部隊の再配置だ
asahi.com/articles/ASQ30…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・キエフ包囲を狙うロシアの地上軍を、ウクライナ軍が足止めできる可能性が高まる
・攻撃は断片的で、大規模攻撃に必要な戦力を持ち合わせていないとの見方が強まる
・ウクライナの防空戦力が有効
・他の地域でも膠着続く
・数的優位に立つロシア軍が巻き返す可能性も twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省の戦況分析5
【ウクライナ軍が抵抗を続けられる理由】
・ゼレンスキー大統領がいまも指揮統制している
・欧米からの軍事支援が届いている
・軍事資産を上手く集結している
・士気が高い
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米国防総省会見3
【ロシアの狙い】
・国内向けには「ドンバスの解放」が目的だと主張するが、実際には政権転覆とウクライナの大部分の占領が目的だった
・なかでもキエフ攻略は主要目標
・キエフへの軍事攻撃を突然減らすという主張や、全軍を撤退させるという報道には、誰も騙されてはいけない
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ヘインズ米国家情報長官(DNI)が上院軍事委員会で証言
【今後のポイント】
・ロシアが再攻勢をかけようとする今後1~2カ月が重要
・たとえ成功しても、ドンバスでの戦いは戦争自体の終結にはつながらない
・プーチン氏はドンバス以上の目標を達成するつもりで、戦闘の長期化に向けた準備しているようだ
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戦争研究所(ISW)が、ロシア軍の初期の作戦は「敗北に終わった」と認定する根拠を解説するリポート。
ロシア軍が現状を打破する戦力を短期間で整え、キエフなど都市部を攻め込む可能性は低いと分析。増援の効果が出るのは早くて数カ月後で、「膠着状態が数カ月続く」と予測。
understandingwar.org/backgrounder/w…
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続)ウクライナ軍は善戦しているが、早計な評価は慎重にしたい。ロシア軍は小規模な部隊での動きが目立ち、まだ戦力の多くは待機している。
戦闘機や戦闘ヘリは多く配備されているが、ほとんどがまだ使われていない。砲撃もハリコフなど一部に限られる。ロシア軍には余力があり、今後は変わるだろう。
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米国防総省の戦況分析1
【東部クラマトルスク駅爆撃】
・ロシア軍による攻撃と考えられる
・短距離弾道ミサイルSS-21が使われた模様
・攻撃目的は不明だが、クラマトルスクは東部イジュームとドンバスに近い要所にあり、鉄道のハブでもある
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2月24日の侵攻前ラインまで押し返すことがウクライナの「勝利」となると、ゼレンスキー大統領が明言。
その上で、残りの問題については「第2ステージは、交渉の席で話したい」との意向を示した。最も重要なのは多くのウクライナ兵の命を救うことだ、とも。
ukrinform.net/rubric-ato/348…
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ロシアの軍事力をなぜ過大評価していたのか、についての軍事専門家マイケル・コフマン氏の長文スレッド(要約)。
「軍事力を評価するには、その文脈が重要になる。お金を数えるのとはわけが違う…」 twitter.com/KofmanMichael/…
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ウクライナ軍反攻の舞台裏で、米国との綿密な協議があったとNYTが報じている。
・ゼレンスキー氏の指示で、ウクライナ軍が南部ヘルソン奪還計画を考案した
・米政府は、この作戦は膨大な犠牲を出し、大規模な領土奪還は難しいと判断
・ウクライナ軍は米英当局に助言を求めた
nytimes.com/2022/09/13/us/…
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米政府は、旧ソ連製の戦車をウクライナに送ることを決めた。米国は仲介役で、同盟国から戦車を送るかたち。実現すれば戦車の提供支援は初めて。
東部ドンバス地方での防衛を強化するのが狙いだという。nytimes.com/2022/04/01/us/…