401
続)ザワヒリ容疑者殺害の詳細(米政府高官の説明)
【作戦までの経緯②】
・家の構造も分析し、家族を含むほかの民間人に犠牲が出ないように作戦を立てた
・7月1日に大統領がCIA長官などから作戦の提案を受けた
・7月25日に大統領が作戦を承認
・ザワヒリ本人の死亡は複数のソースによって確認した
402
トランプ政権が2018年に導入を決めた海洋発射型の核巡航ミサイル(SLCM-N)について、バイデン政権が開発中止を決めたことが米議会で議論を呼んでいる。
ウクライナ侵攻を受け、ロシアによる小型核使用に対抗する手段として必要だと米軍幹部が異論を表明する事態に。
asahi.com/articles/ASQ56…
403
続)ヘインズ米国家情報長官の証言
【ロシアの短期的な目標】
・ドネツク、ルハンスク州を占領し、南北からの進軍でウクライナ軍をドンバス西部に包囲する
・クリミアからドンバスにかけた陸路の支配権を固める。沿ドニエストルまで延ばす思惑も
・ヘルソンを占領して、クリミアへの水源を支配する
404
首都キエフへの攻撃を「劇的に減らす」と表明したロシア側の思惑をどうみるか。
ロシア側は攻撃を縮小することで停戦に向けて譲歩するような言いぶりだが、苦戦によりキエフ攻略の「断念」に追い込まれつつあるのが現状とみられる。
asahi.com/articles/ASQ3Z…
405
続)ロシアは衰退しつつある国でした。問題は、衰退しつつあるとはいえ、目標に向けて残されたわずかな手段を行使すれば、米国やNATOの安全保障を揺るがすことになるということ。この教訓をいま、我々は学んでいます。
406
米国防総省会見4
【ロシアの民間軍事会社ワグネル】
・ワグネルが約1000人の傭兵をドンバスに送り込んでいる
・ワグネルはドンバスでの戦闘に8年前から関わってきた。激戦を受けてプーチン氏がドンバスを強化する狙いを示している
・シリアやリビアなどで傭兵を募集している
407
英国防省の戦況分析
・ロシアは失った人員を補うため、兵力追加を急ぐ。ウクライナの抵抗を前に攻撃作戦に苦戦しており、さらに損失が続けば、占拠地域の保持もままならない
・ロシアは東部軍管区、太平洋艦隊、アルメニアなど遠方から部隊を再配置している。民間軍事会社やシリア人傭兵などの利用も twitter.com/DefenceHQ/stat…
408
米国防総省の戦況分析2
【ドンバス情勢】
・北部から南下する部隊は、ウクライナ軍の抵抗に遭い、前進は遅い
・イジュームから4方向に分かれて南下。1)リマン方面、2)スラビャンスク方面、3)クラマトルスク方面、4)真っ直ぐ南下し、マリウポリから北上する部隊と合流へ
・ハルキウ制圧も断念せず
409
続)「第3次世界大戦になるから、指一本動かせない」と思考停止に陥ってはいけません。実際には世界大戦のリスクと現状との間に、可能な選択肢が山ほどあるのです。リスクを最小限にしつつ、ウクライナが敗北するリスクも抑える方法を考えるべきです。
410
411
続)ミリー統合参謀本部議長の発言
・ウクライナ軍に1日に100人の死者が出ているという報道がある。米軍の概算とも合致する
・彼らは国の存亡を賭けて戦っている。犠牲に耐えられる限度は、賭けているものの大きさに比例する。自国の存続を賭け、指導力と兵器があるうちは、戦い続けることが可能だろう
412
続)「この戦争はロシア軍を何年も後退させ、その評判に大きな傷をつけるだろう。しかし、問題はそこから何が学べるか。次の戦いに適用できることはなにか。過小評価をしてもよくない。どちらの極端さも役には立つことはない」(止)
413
米国防総省の戦況分析5
【ロシア軍の戦力】
・ウクライナ国内:92BTG
・ウクライナ国外で待機中:20BTG
・侵攻開始時には計125~130BTGだった
・ダメージがあり、各BTGが100%の戦力を保っているわけではない
・東部への戦力投入を急いだため、キーウ周辺から撤退後に、十分な補給ができていない
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ウクライナの鉄道駅攻撃は「ロシアの短距離ミサイル」 米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ49… #ウクライナ情勢
415
416
普通は「征服する力」である陸上通常戦力を、ロシアは「傷つける力」として用いている。とすると目的は占領ではなく、社会の破壊。この19世紀的な武力行使観では、侵攻の遅れはさして問題ではない。無理に市街戦をせず、砲爆撃でキエフ市民を殺傷し続け、戦意喪失を待つだろう
fsight.jp/articles/-/487…
417
続)”ジャベリンによる戦車破壊の戦果や攻撃の画像、動画を公開することで、ウクライナが優勢に戦っている状況を示せています。ウクライナ国民を鼓舞させるだけでなく、善戦するウクライナに対してさらなる支援が得られるような流れをつくっているとも言えます”
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続)以上、あくまで米当局視点での舞台裏。
いずれにせよ、明日から本格スタートするNATOサミットの舞台で、バイデン氏は「NATOの結束」を強くアピールできる展開となった。
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米国防総省の戦況分析4
【ザポロジエ原発】
・ロシア軍による制圧は否定しないが、詳細は不明
・放射能漏れは確認されず
・建物の火災は消火済み
・政権転覆が狙いなら、インフラ支配を目指すと推察できる。占領後、人々の抵抗を抑える手段となる
・ただ、原発への無謀な攻撃の言い訳にはならない
420
今後の懸念は?
「ロシアが生物・化学兵器を実際に使用することを非常に心配しています。ロシアは過去に二つのケースで、実際に化学兵器使用に関与したとみられています。彼らが小規模な化学兵器の使用もいとわないことを示しています」
421
米国防総省の戦況分析4
【その他地域】
・キーウやオデーサを含むウクライナ中央部や西部でも攻撃
・ウクライナ軍の補充・増強を阻む目的か。電力施設(電車の運行停止狙い?)や武器製造拠点への攻撃も
・オデーサへの攻撃は、南部のウクライナ軍が東部に応援を回せないよう釘付けにする目的か
422
戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・全体ではロシア軍の目立った進軍はなく、キエフ北西部ではウクライナ軍も反撃
・ロシア軍はハリコフ周辺で大きな犠牲を出す
・マリウポリでは包囲網を狭め、住宅地に攻撃を強めている【詳細マップ追加】
・ロシア軍は精密誘導の巡航ミサイルを使い果たした可能性も twitter.com/TheStudyofWar/…
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2月23日以降のロシア軍の侵攻をタイムラプスで。3月に入って停滞し始め、ウクライナ軍の反撃を示す青いエリアも少し見えるように。
出典: 戦争研究所(ISW)
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続)ミリー統合参謀本部議長の発言
・戦争は数では決まらない。ロシア軍は民間人も標的にして大規模攻撃をしているが、必ずしも軍事的な効果は上がっていない
・一方、ウクライナ軍の方が砲撃の技術は上で、攻撃は効率的。ロシア軍は装甲戦力の20~30%を失っている
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米国防総省が、中国の気球について追加説明
・気球は米国上空にあり、東向きに移動中
・中国の監視用気球であり、操縦が可能
・数日間は米国上空にとどまると分析している
・積載物のサイズや破片による被害を考慮し、撃墜する判断はとらなかった