米国防総省の戦況分析2 【東部の展望】 ・ロシア軍がマリウポリ攻略を終えてドンバスに向かうか、同時並行で攻撃を始めるか不明 ・イジュームから、スラビャンスクやPopasnaに南下し、ドンバス北部のウクライナ軍を孤立させる狙い ・ドンバスでは8年前から戦闘中で、ウクライナ軍の激しい反撃も想定
続)SNSにより個別の戦況が可視化される一方、戦争の大きな流れを見失ってはいけないとも。 西側の支援を受けてウクライナが有利になりつつあるが、ロシアから支配地域を奪還できると考えるのは楽観的すぎる。数カ月単位では、ロシア軍のマンパワーと、封鎖されたウクライナ経済の持久力が焦点となる。
米国防総省の戦況分析6 【軍事支援】 ・先週発表の8億ドルの軍事支援のうち、輸送機4機分が現地に到着 ・榴弾砲の使い方を、ウクライナ兵に米軍が訓練する。ウクライナ国外で数日以内に開始。少数を訓練し、国内に伝達させる ・欧米の兵器の輸送機をロシア軍が撃墜したとの発表を裏付ける情報はない
情報戦はどう影響する? 「情報空間と物理的な戦闘空間、そして地政学的、経済的な空間はすべてが結びついています。例えば、ネット上での心理戦によって、ウクライナ兵の士気が高まっただけでなく、世界各国の政府がロシアに対する制裁を実施した背景にもなっています」
続)「ロシア軍のパフォーマンスの悪さや制裁による経済疲弊について、補佐官らから誤った情報がプーチン氏に伝わっていた。彼らがプーチン氏に真実を伝えるのを恐れたのが理由だと考えられる…」
英国防省の見解、マリウポリでの停戦提案について ・ロシアが停戦を提案したのは、国際的な非難をそらす一方で、新たな攻撃活動に向けて戦力をリセットする狙いか ・合意破棄したのはウクライナだと非難することで、現在および将来の民間人被害を責任転嫁しようとしているようだ twitter.com/DefenceHQ/stat…
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・キエフ東部でやや前進、北西部では停滞 ・ウクライナ北東部の長い兵站線が反撃を受け、立て直し図る ・マリウポリで東部郊外を占領。市内への砲撃続く ・ウクライナ軍は11日までに、ロシアの大隊戦術群(全120個?)のうち13個を破壊、18個を戦闘不能にしたと発表 twitter.com/TheStudyofWar/…
米国防総省の戦況分析3 【化学兵器の使用疑惑】 ・使用は確認はできず、引き続き注視している ・催涙ガスのような暴動鎮圧剤の場合、即効性だが土壌には浸透しない。被害者が少人数なら、証明も難航する ・現場に行けないので確認には大きな困難が伴う。非常に慎重に判断をしたい
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・キエフや北東部で大規模な攻撃なし ・キエフ東部やウクライナ南部で援軍を集結し、補給ルートを改善 ・失った戦闘力を交代要員やシリア兵、傭兵で補おうとするが、今後1週間で大規模攻撃を再開できる可能性は低い ・ウクライナ西部で新たな戦線を開く力はなさそう twitter.com/TheStudyofWar/…
米国防総省の戦況分析2 【東部情勢】 ・ハルキウ、イジューム周辺のロシア軍の態勢には変化なし ・ドンバスでは攻撃を強めている ・イジュームから南下し、ドンバス方面に向けて砲撃を強化する動き ・マリウポリでは激戦が続くが、制圧はまだ。マリウポリから北上し、ドンバスを孤立させる動きも
米国防総省の戦況分析3 【東部へのロシア軍増強】 ・ロシア軍は北部(キーウなど)での反省を踏まえ、供給態勢を築いている ・ウクライナ国内に投入された戦力は76BTG。先週末から11BTG増加 ・ほかにウクライナ国境の北で22BTGが再補給中 ・マリウポリを攻略すれば、12BTG近くをほかの戦線に回せる
続)”戦争が拡大、長期化すれば多くの犠牲が出ることは間違いありません。第2次大戦中の沖縄戦のようになるかもしれない。では、ロシアによるあからさまな侵略に屈してよいのかといえば、そんなはずもない。これは究極の選択で、私自身も正直そういう立場にならないと分かりません”
ロシアに住み、ウクライナ侵攻に反対する、ある知識人の女性から寄せられた手記。全文です。 「目が覚めたら、悪夢は消える気がしていたけれど。でも消えなかった。…なぜ? なんのために? 1人の気の狂った老独裁者がプライドを満足させるためにおこしたムラ気のせいで」 asahi.com/articles/ASQ3G…
米国防総省の戦況分析4 【続・化学兵器の使用疑惑】 ・シリアでのサリン使用の際も、被害は大規模だったが、それでも慎重に確認した ・ロシア軍が暴動鎮圧を装ってより深刻な化学物質を使う可能性を示唆する情報はある ・ただ、今回ロシア軍がマリウポリで何らかの薬剤を使ったかどうかも不明
米国防総省の戦況分析5 【巡洋艦モスクワ】 ・モスクワが炎上する映像がSNS上に出ている。真偽不明だが、損傷状況は我々の分析と一致する ・生存者はいた模様。乗組員が乗った救命ボートを海上を確認。ただ犠牲者も出ていると推定 ・モスクワが沈没した際に核兵器を積んでたことを示す情報はない
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・ロシア軍は短い作戦停止に入ったようだ ・過去24時間でキエフやハリコフなど主要都市への大規模攻撃はみられず ・24~48時間以内での攻撃再開の準備中か ・ハリコフ近郊ではウクライナ軍の反撃も ・マリウポリでは包囲・攻撃が続く twitter.com/TheStudyofWar/…
米国が、アルカイダ指導者のザワヒリ容疑者を殺害した。ザワヒリ容疑者は、ビンラディンの後継者。 現場はアフガニスタン・カブール。作戦はCIAによるドローン空爆だったという。 バイデン米大統領が19:30(日本時間08:30)から詳細を説明する。 apnews.com/article/ayman-…
最近少し目立つ、ロシア国内への「攻撃」についての分析記事。十数件が報告されており、多くはウクライナ軍により、トルコ製ドローン「バイラクタルTB2」などを使った攻撃を受けたとみられる。ロシア側の事故の場合も。どちらにしても、ロシア側の失態を示すものだと。 rferl.org/a/ukraine-shad…
オープンソースの利用は? 「侵攻の準備、戦闘の様子、戦争犯罪の記録までもが、あらゆる目的で『採掘』されていて、すべてが公開されている。ロシアがウクライナに侵攻した証拠や、戦争犯罪の証拠を見つけるのに、スパイ衛星は必要ない。携帯電話で撮影され、世界と共有されているのです」
続)”射程圏内まで近づこうとすれば、当然犠牲も増えます。ウクライナ側が発表していないだけで、射程圏内にたどり着けずに亡くなった兵士も多くいるはずです。「ジャベリンを担いで戦場に出ればうまくいく」という単純な話ではないのです”
新型コロナのワクチンに「豚由来のゼラチン」が使われている場合、イスラム教のハラーム(禁忌)にあたるのかが論争になっている。 エジプトでは「禁忌にあたらない」との見解が出された。化学処理でゼラチンが細かいペプチドに分解されたら問題なくなるらしい。 english.ahram.org.eg/News/397380.as…
続) ・政府・軍高官らが協議を重ね、欧州へのガス供給が問題となる冬より前に反撃するべきと一致 ・ただ作戦演習の結果、南部での大規模攻撃は失敗する可能性が判明した ・8月、米国はロシア軍の位置情報の提供を強化。ウクライナ南部から北東部へ、ロシア軍部隊が迅速に移動するのは困難だと判明
戦況マップをみても、この1日でキーウ周辺が劇的な変化を迎えたことがわかる
米国防総省の戦況分析2 【東部へのロシア軍増強】 ・北部から南下する増援部隊の車列は、イジュームの60キロ北を進行中 ・春になり舗装路を外れるのは難しく、車列は幹線道路を進行。ウクライナ軍からの攻撃は確認していない ・ロシア軍の残存戦力は、侵攻前に集結した戦力(人員、装備など)の80%強
ロシア軍が撤退した直後、キーウ近郊のブチャにAFPの記者が入った。 「静かな並木道には、見渡す限り死体が散乱していた…」。少なくとも20人の民間人とみられる遺体が路上に横たわっていたと、記事は報じた。あと280人が集団墓地に埋葬されている、と市長は言ったという。 france24.com/en/live-news/2…