第42位 「es」(2001年) スタンフォード監獄実験をベースにした史上最凶レベルのサイコサスペンス。囚人役と看守役に分かれ、2週間収容される被験者。人格が変貌し、徐々に最悪の事態へと向かってゆくシナリオに震えが止まらなくなる。人間はどこまで凶悪になれるのか...戦慄のテーマを描ききった大傑作
第41位 「エルム街の悪夢」(1984年) ホラー映画の代表的怪物:フレディのデビュー作。寝たら襲ってくる殺人鬼という最高の設定で、観客に夢か現実かを分からなくするストーリーテリングが素晴らしい。罠を張って戦いまくるヒロインや、結末の余韻もホラー映画っぽくて実に良い。シリーズ化も納得の傑作
第40位 「キャビン」(2011年) 奇跡の新感覚ホラー。 前半はベタなスプラッター展開と謎のラボのシーンバックで「何この映画?」という感じだが、後半のとんでもない展開に腰を抜かす。なんという天才的発想。なんという力技。未体験のクライマックスに興奮がぶち上がる、ネオホラーの大傑作!
第39位 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年) 世界初のゾンビ映画。突如死体が蘇り人々を襲い始める。一軒家に立て篭もった7人の男女に待ち受ける悪夢とは...ゾンビの恐怖以上に、エゴ剥き出しの人間が一番怖いというテーマが良過ぎる。最小限の登場人物と舞台でこの面白さ。時代を超えた傑作
第38位 「ブラック・スワン」(2011年) プレッシャーから精神崩壊してゆくバレリーナの恐怖を描いた超一流サスペンススリラー。洗練された映像、物凄い演技、音楽、ストーリーが一体となって観客を追い詰めてゆく。特にクライマックスの畳み掛けは圧巻。その凄まじい余韻に席を立てなくなる。
第37位 「シックス・センス」(1999年) 映画史上に残る衝撃の結末...その触れ込みで一世を風靡した名作。幽霊が見えてしまう少年と、心に傷を負った精神科医、それぞれの苦悩が絡み合い、結末へ向かうプロットが見事。B・ウィリスの静かなる名演。衝撃から真の結末へ向かう人間ドラマ。味わい深き傑作。
第36位 「ザ・フライ」(1986年) 研究所でのミスにより、ハエと同化してしまった男の悲劇を描いたクローネンバーグ監督の代表作。初見時の衝撃はとても書き尽くせない。想像を絶する凄まじいグロさ。激しく心揺さぶられるラスト。天才監督がその想像力を極限まで働かせたSFホラーの大傑作!
第35位 「ファイナル・デスティネーション」(2000年) 【死】そのものが迫ってくるという天才的着想を基に、ピタゴラスイッチ的スプラッターホラーを生み出した大傑作。じわじわ型と瞬殺型の巧みな組み合わせによって、観客はひたすらハラハラする羽目に。家電すら怖くなってしまう究極のスリラー映画!
第34位 「死霊のはらわた」(1984年) これぞ低予算ホラーの金字塔。 山奥のコテージ、5人若者と死霊、特殊メイクという3つの要素をひたすら使い倒し、一級のホラーエンタメに仕上げてしまったサムライミ監督のフルパワーが詰め込まれた大傑作。あまりのテンションに恐怖と爆笑が止まらない奇跡の84分!
第33位 「リング」(1998年) Jホラーという概念を確立した超名作。 明かされてゆくビデオの恐怖、呪いのルールの強靭な設定、終盤への持って行き方が完璧なシナリオ等、非の打ち所のない内容。とりわけクライマックスのアレは、伝説そのものの凄まじいインパクト。当時はあまりの衝撃に腰が抜けた
第32位 「サスペリア2」(1975年) 鬼才・ダリオアルジェントの魅力が詰まった最高のスリラー映画。完成された殺人シーン、異常すぎる音楽、凝りに凝ったカメラワーク、色彩、からくり人形、そして映画史上に残る衝撃の映像トリック!観客をこの作品にしか無い世界へと導く稀代の傑作。
第31位 「ウィッカーマン」(1973年) 映画史にその名を刻む怪作。行方不明者を追って孤島にやってきた警官が目にしたのは、島の人々の異常な生態だった...意味不明なミュージカル、卑猥発言を連発する子供、常識が通じない恐ろしさと戦慄のラスト。狂気の世界観に震えるスーパーカルト映画。
第30位 「ゾンビ」(1978年) 原点にして金字塔。もはやレガシーの如き傑作ホラー。死者たちが群れで蠢く衝撃、描き込まれた人間ドラマ、スプラッター、社会性、ゴブリンの狂気の音楽。どの角度から観ても凄まじく、忘れられぬ映画体験になる。ショッピングモールでゾンビと戦うワクワク感は一生の思い出
第29位 「女神の継承」(2022年) R-18指定、戦慄のタイ産ホラー。 前半はゆったりめの展開で、よくある悪魔祓い系映画かと思うのだが、中盤からどんどん追い込んでゆき気がつけば恐怖と絶望しか存在しなくなっている作りが凄すぎる。ああ、怖かった。間違いなく映画史に刻まれる本物のホラー映画。
第28位 「ファニーゲーム」(1997年) 映画史上最も胸糞悪い映画の一つであり、ハリウッド的サスペンスに最強のカウンターを喰らわせる戦慄のスリラー。背筋の凍る長回し。衝撃の巻き戻し。役に立たないナイフの伏線。一体何でこんな映画を作ろうと思ったのか?どこまでも異常な歴史的問題作。
第27位 「ハロウィン」(1978年) スラッシャーホラーの原点的傑作。人間らしい感情を一切持たない殺人鬼:ブギーマン。その恐怖を、無駄を全て削ぎ落としたストーリーと演出で魅せる。ホラー映画は、強靭な設定と凄い音楽、絶叫できる女優がいれば立派に成立する。そのことを示した名画。
第26位 「レクイエムフォードリーム」(2000年) 覚醒剤に溺れ破滅してゆく人間たちの姿...その極限の恐怖と後味の悪さを味わえる唯一無二のスリラー映画。鬼才、D・アロノフスキーのすさまじい映像演出と、豪華俳優陣の壮絶な怪演が完全融合。薬物の恐ろしさを神業的な手法で表現した超傑作
第25位 「チャイルド・プレイ」(1988年) 殺人鬼の魂が宿った人形に襲われるー。 素晴らしい着想をしっかり形にし、当時の子供たちにトラウマを植え付けた傑作ホラー映画。最高に気持ち悪いチャッキーのデザイン、入ってない電池、恐ろしい豹変、終盤のゾンビの如きしぶとさなど名シーンの応酬!
第24位 「オーメン」(1976年) 悪魔、宗教、憑き物、そして凝りに凝った殺人描写...オカルトホラーのあらゆる要素が噛み合った、元祖にして金字塔的な名作。シッターの首吊り、神父の串刺し、ガラスによる首チョンパ。トラウマレベルの驚愕シーンの連続。ダミアンの笑顔は一生忘れられない。
第23位 「隣人は静かに笑う」(1998年) 映画史上最強レベルの大どんでん返しが起きるサスペンススリラーの超傑作。その凄さは「セブン」「ソウ」をも凌駕するレベル。隣人がテロリストなのではと疑心暗鬼になってゆくシナリオも迫真で、観客をぐいぐい引き込んでゆく。全ての衝撃の結末映画好きに届け!
第22位 「遊星からの物体X」(1982年) 可愛い犬だなぁ...ん?...ぎゃああああ! これぞSFホラーの伝説的傑作。 南極という狂気の舞台設定、誰が「物体」になっているか分からないサスペンス、そして想像を絶するグロさに衝撃を受けるクリーチャーの数々。生涯記憶に残り続ける最強のエイリアン映画。
第21位 「ミスト」(2008年) 信じられない残酷さ。 巷に溢れる「後味が悪い」と言われる映画の数々。その頂点級に君臨するのが本作である。人間の醜さ・恐ろしさに、事象としての悲惨さが完全融合。どんよりとした観賞感の果てに待ち受ける、戦慄の結末。心の底まで嫌な気分に襲われる、忘れじの一本。
第20位 「恐怖の報酬」(1952年) ★★★★★ 少しの揺れで爆発するニトロを、報酬目当てでトラックで彼方の村まで運搬することになった男たちが味わう恐怖。容赦のないスリリングなトラブルの連続。変貌してゆく人間模様。思わず目眩がするラスト。心臓に悪すぎるサスペンス・スリラーの歴史的金字塔。
第19位 「ヘレディタリー/継承」(2018年) 史上最強レベルの怪奇現象映画。 メインキャラクターたちの恐怖に満ちた顔。全貌の見えない悪夢感を最大限増幅したストーリー。記憶に残り続ける痛々しい描写。その果てに待ち受ける異常な結末。驚異的なおぞましさと完成度に鳥肌が立つ、新世代ホラーの大傑作
第18位 「激突!」(1971年) 中年男を襲う殺人アオリ運転の恐怖。弱冠24歳のスピルバーグの伝説的デビュー作。この監督が天才たる理由がよく分かる恐怖演出がバシバシ決まる!1人の人間と1台のタンクローリー、そして絶えず命を狙われるスリルだけを配置して極上のエンタメ・スリラーを成立させた超傑作