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新刊案内で、「なぜスーツケースにキャスターを付けるという簡単な発明に5000年もかかったのか?」→「『男は重い荷物を手で持つもの』『女はそんな長距離移動しない』という固定観念が発明を阻んだ」みたいな本があったが、そうじゃなくて単に平らに整備された舗装路の出現がごく最近だからだろう。
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砂利道やでこぼこ道、石畳の道は、歩行には問題なくてもスーツケースをキャスターで引くことはとてもではないが無理で、アスファルトできれいに舗装されないとキャスターは引けない。そして5000年中4900年以上の期間、道はきれいなアスファルト舗装などされてなかった。
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勿論刊行前の本で中身は見ていないので、もう少しまともなことが書かれている可能性は全く否定しないが、宣伝文を見る限り「愚かな固定イメージが簡単な発明を阻んだ」という固定イメージ(=著者が信じたい世界像)に著者こそが囚われてしまったように思える
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読んでいた本に、GHQが出してきた日本国憲法案の中に「最高裁判所の判決は、国会の3分の2の議決で破棄できる」という規定があったらしく、軽く衝撃を受けている。
こんな規定を置いている憲法って他の国にあったのだろうか。
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ところでこの記事はなかなか面白かった。裸芸人の分類とか、裸はいいけど裸足は嫌だとか、パンツをどう選んだかとか。
「ハリウッドザコシショウ×とにかく明るい安村×アキラ100%「裸芸人サミット~彼らは冬をどう過ごすのか?~」」wpb.shueisha.co.jp/news/entertain…
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「大半の学生は試験前にならないと勉強しない」は残念だが事実で、「近い日に試験が重なると各科目の勉強時間は減る」も正しいので、学生の勉強を促す(勉強時間を増やす)には「試験日を出来るだけ分散させる」が正解なのだが、大学本部は「狭い試験期間に試験を集中させる」真逆の方策を推したがる。