Yuichi Hosoya 細谷雄一(@Yuichi_Hosoya)さんの人気ツイート(いいね順)

ゼレンスキー大統領の国会演説について。まず、「大統領」と「首相」の違いで、大統領は国家元首であり、政府首脳の首相とは異なり、国民を代表しています。ですので、日本で言えば天皇のお言葉を、外国の内閣が一定の制約をするということはありません。
メアリー・サロッティ教授によるケンブリッジでのオンラインでの講演がありました。サロッティ教授はいまもっとも評価が高い米国人の外交史家の一人で、ドイツ統一や冷戦終結についての優れた研究があります。そしてこの講演の中で、「NATO東方不拡大の約束はない」と名言。(1/14)
それにしても、NATO拡大で不安を感じたロシアに配慮をするべきだったという人の中で、チェチェンやシリアで化学兵器を使い、非人道的な軍事攻撃を繰り返す隣国ロシアからの不安を感じたウクライナの不安に配慮すべきだった、という人がほとんど見当たらないのはなぜ?大国以外は生存権がないから?
安倍政権批判をする方々の最大の盲点の一つは、政府という巨大な機構の中で安倍首相個人があらゆる政策をすべて一人で考えて行動しているかのように批判すること。政府は優秀な官僚がたくさんいて、多様な科学者の知見も吸収し政策立案する。だから政府の政策が科学的知見に基づいても不思議ではない。 twitter.com/xAegvg0JipIY0h…
ロシアのプロパガンダ、影響力工作について、かなりの程度同じパターン(「ネオナチ」「アゾフ大隊」「アメリカの非人道性」)が繰り返されているので、それをかなりの頻度で連日繰り返しているアカウントは、相当程度、ロシア政府との繋がりのある工作活動であることを、自ら証明しているのはないか。
なので今回のロシアの行動を放置すると、国際法や国際的規範に基づいた国際秩序が瓦解すると思う。そうなれば、「法の支配」ではなくて核兵器の数によって国際紛争が解決される時代へ。アメリカ、ロシア、中国がこれまで以上優位に立ち、日本の主張は悉く無視され主権と利益が侵害されるはず。
重要なことは、政府の政策が素晴らしかったということよりも、市民や社会のレベルで行動変容に従ったこと。だから、賞賛するのであればその対象は、政府ではなくて、じっと我慢をして感染拡大防止に努めてきた市民であるべき。ただしそれは政府の政策の大きな方向性が誤っていなかったということ。
ロシアが2014年以降続けてきたプロパガンダを、一部の日本の反米親露的な人たちが繰り返しツイートして広まっている「都市伝説」。どこが間違っているかを、ウクライナについて日本で最も詳しい専門家の一人、岡部先生が解説しています。結構高学歴、高い地位の方もこの露のプロパガンダの犠牲に。 twitter.com/baronyo/status…
繰り返しになりますが、日本のコロナ対策は「世界最高」とは思いませんが、「世界最低」という根拠は、「アベノマスク」を一世帯に二つ配付したことが理由?どの国も、試行錯誤を繰り返し、いくつかの失敗も経験して、軌道修正しながら感染拡大を抑制している。日本も同様では?
言い換えれば、アメリカもロシアも中国も自らの圧倒的な数の核戦力に基づく軍事力で自国の主権や利益を守れるが、そうでない中小国はウクライナの例のように、自国の主権や利益を守れなくなる。そうなれば、世界中が核開発競争になる。そして平和国家の日本の主権と利益は蹂躙され続けるだろう。
もちろんより重大な問題として、常任理事国が拒否権を持ち、ロシアの妨害で国連安保理決議が採択されないこと。だからこそ、ゼレンスキー大統領は日本での演説で、国連改革の必要を解き、イギリス政府は国連安保理からのロシアの除外を求めている。現状の国際社会は完璧ではないが、法と規範も存在。
こういうことは本当にやめるべき。ロシアの軍事行動を批判することと、ロシアという国自体を、あるいはその言語を嫌いになることは異なる。むしろ今回の戦争を通じてロシアを内在的に理解したいという、ロシア語の履修希望者が増えているという動きもあるようですし。 twitter.com/jcast_news/sta…
この1ヶ月で、ツイッターのみなさんのコメントが圧倒的にバランスのとれた合理的な内容に変わってきてうれしく思います。日本の教育水準の高さと、皆さんの学ぶ意欲、そしてメディアで良質なコメントを発信する専門家の方々の貢献に感謝。「人」さんのJNPCの動画再生回数150万回はほんとすごい。
ドイツ大使館がロシア政府のプロパガンダを批判し、「自らの利益のために、無実の子供や女性や男性を殺戮し続けること」は、「ナチスと戦っている」ことではないと批判。そして、「悲しいが、われわれはナチズムについての専門家である」とのこと。確かに。 twitter.com/samramani2/sta…
ちなみにご記憶でない方もおられるかもしれませんが、2014年にロシアがウクライナ領のクリミア半島を武力による威嚇と「特殊作戦」により併合した後に、日本政府の反対を押し切って、鳩山元首相はロシア政府の招聘でクリミア訪問。「歴史上これほど平和的な併合はなかった」とプロパガンダに協力。 twitter.com/Yuichi_Hosoya/…
とはいえ、もちろん、国際法は「白と黒」で分かれているのではなく、多くのグレーゾーンがある。また、冷戦後の30年間で、アメリカが国際法や国際的な規範を踏み躙るような行動を幾度もこない、アメリカへの不信感や、国際法の信頼性が大きく後退したのも事実だと思う。その隙間をついたのがプーチン。
東野篤子さんは、どのような相手に対しても言葉を荒げることなく礼儀正しく接し、論理的かつ理性的に記述しながらも自らが非がある場合には(そうでないような場合でも相手が不快と感じる合理的な理由があると判断した場合)非を認め、有益な情報を発信する姿は本当に尊敬します。(なかなかできない)
現在の対立の本質とは、19世紀の権力政治と勢力圏分割の時代に戻そうとしているプーチンと、2度の世界大戦を経て戦争違法化と、集団安全保障と、国際人道法とが発展した21世紀の世界にいる自由民主主義諸国の間の対立の構図。ウクライナはその象徴。ロシアのウクライナ占領は、19世紀への回帰。
「ロシアもウクライナも両方悪い」は不適切。細谷雄一教授の連続ツイートが「WEBで読める決定版と言える論考」と反響 huffingtonpost.jp/entry/ukraine-… #
きわめて不愉快な田中康夫氏のコラム。この方はどれだけイギリス政治をご存じなのか。「トラスを厚顔無恥にも「社会民主主義的」とドヤ顔で“怪説”する慶應義塾大学の「国際政治学者」細谷雄一」とのこと。トラス氏の両親が労働党左派の支持者で、母親は核軍縮運動員の「社会民主主義者」でした。(続)
まさにこれにつきます。日本では安全保障論、軍事研究、戦争研究が「悪」として避けられてきました。だが村野さんのようにそれに精通していなければ、現在目の前で行われている戦争の意味も、本質も、今後の展開も理解できないのではないか。それは戦後の日本の平和教育の最大の盲点であったのでは。 twitter.com/show_murano/st…
少し前の、日本のコロナ対策は世界でも最低だという批判から、海外でメディアの論調が好意的な評価へと変わってきたことに便乗して、変化してきた。日本の死者数が少ないのは幸運だったからだとか、自然免疫があるからだとか、東アジアでは最悪だとか、結局は政権批判をしたい姿勢は変わらない。
これだけテレビや雑誌や、ネット動画など、多くのところで優れた専門家が、ウクライナ情勢について丁寧に実際に起きていることを解説しながら、それらをきちんと読んだり視聴したりせずに、また理解し吸収する努力をせずに、安易な言葉で道徳的な優越的立場に立つことは、単なる知的な怠惰では。
戦争の後に来るものが、常に平和であるとは限らず、占領、人権侵害、虐殺であるということを歴史から謙虚に学ぶか、ウクライナなどの諸国での悲痛な声に耳を傾けるか、そのような過酷な現実を知る努力をしてほしいです。 twitter.com/kuratamagohan/…
ものすごい文才。一気に読ませる凄み自らを客観視できる知性。ただ者ではない。こういった声にも政治は耳を傾けねば。 twitter.com/neokasumi_no1/…