宇都宮さんの政策はまったく評価しないし、過去の政治家としての言動に許し難いものもあったので、支持しないんだけど、専門人として見れば実績のあった人で、利他的な「いい人」であることは疑わない。 担ぐ人たちにリスペクトがないのに対してコアな支持者の人たちが腹を立てるのも、よくわかる。
「安倍辞めろ」が生き甲斐だった人たち、これからどうするのでしょうね。
〈病気で辞任するような者はそもそも就任すべきではない。また、そのような者を選んだ自民党にも責任がある〉との論、非論理的だし醜悪なのだが、何より、品のなさが私には目につく。 政治というのは、最低限の品位を欠いた者が担うべき役割ではない。
持病を抱えつつフランクリン・ルーズベルト大統領は職務を遂行し、辞任どころか死亡退職した。 敵国の指導者の死に際して、鈴木貫太郎総理は、故人の実績をたたえ、米国民にその死を悼む声明を発表した。 政治家の備えるべき品位というのは、そういうものだろう。
これねぇ。「特任」制度を始めたのは、東大先端研。文科省に特別な予算を申請するとき「任期をつける」「世界の優れた研究者を招聘する」「給与その他の条件は破格に優遇する」として創ったのね。予算が来た段階で東大当局が「給与の優遇だけは許さん。絶対ダメ」と。まさかの横ヤリ。 現在に至る。
元タレントで今はタレント業をやってない人が飲酒運転で逮捕された、との報。現にタレント業をしていないのなら一般人だし、逮捕の段階であれば推定無罪。実名の報道がまずおかしいが、供述内容まで小出しに報道されている。中身がウソなら報道機関失格だし、本当なら、秘密漏洩への加担。ダメでしょ。
実際には英国政府が15億円くらい出したとされていますね。 元首脳の死は、われわれ庶民とは違う。各国首脳が蝟集する、外交の場。ホスト国は入念な準備が要る。警備に不行き届きがあってはならない。 ↓これに「いいね」している人は、せめてサッチャーの半分くらい出すべきだ、という趣旨なのかな。 twitter.com/uikohasegawa/s…
臆測するに、最も深刻な衝撃を受けているのは、裁判所ではないですか。「下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によつて、内閣でこれを任命する」(憲法80条1項)。指名名簿に登載した者の任命を任意に拒めるとしたら、その影響は測り知れない。 学者の話だというのは、甘いと思う。
なるほど。 政治的な意見表明やら震災復興の妨害やらを学者の代表みたいな顔をして組織的に行うのが「学術活動」で、それを政府の予算で好きなようにできるのが「学問の自由」。で、妨げられたら「学問の自由の侵害」。論理は一貫してますね。出発点が違うだけで。 twitter.com/ssengoku/statu…
「軍事研究なんか、学術研究じゃない」と天文学専攻の先生が仰せになったというのが TL で廻ってきました。 他方で、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの探査に使った技術が衛星破壊兵器としても使えるとの指摘が、既になされていますね。 意図はどうあれ、外国から見れば軍事技術そのものです。
学問の自由とは、こういうこと。 「学術会議を批判することは、非常に勇気がいる • 日本政府を批判するのは簡単。民主的に選ばれているから • 学術会議は非民主的な組織でありながら、強大な権限をもっている」。 僕は学術会議とはほとんど没交渉で済むが、ジャンルによっては、実害があるわけだ。
「最終的かつ不可逆に解決したはずではないか」とのコメントが目立ちますが、事柄は、それ以前の問題です。一国の裁判所が他国の政府そのものに命令をするというのは、国家主権という基本的な考え方からしてありえないことです。
むかし、森総理が日本は「神の国」だと発言した事件があった。しばらく気になっていて岡野友彦『北畠親房』など読むきっかけになったのだが(名著だと思う)、後に耳にしたのは、あれは神主さんの会合での発言で、日本は神の国だから大丈夫と言ったんだと。その場の雰囲気を知ると印象が変わるのだと。
マジレスすると、国別に行われるスポーツ大会は、戦争の代わり。だから、世界選手権より欧州選手権の方が盛り上がったり、イングランドとウェールズとスコットランドが別チームだったりする。 「『戦争』だからけしからん」ではなく、「『代わる』ものを発明した人類はえらい」というのが、僕の考え。
集団免疫の獲得が目標なので、誰だって打てばいいんですよ。「余ったとき誰に打つかルールが決まってないのが問題だ」という意見はその通りだけど、捨てるくらいならまず誰かに打って、そのあとルールを決めればいい。 ファイザーのワクチンは世界各国垂涎の貴重品。日本が捨てていいはずがない。
そうなんですよ。町長が得をすると考えるからいけないので、町長が感染しなければ「町長と会う人」も得するわけです。「オレは町長になんぞに用事はない」と思うかもしれないが、役場の窓口には「町長と会う人」が並んでいるわけでしょう。 要は、全住民が得をします。 twitter.com/cassius_wk46/s…
「『警察の車両管理は甘い。これこの通り』と報道するため駐車中の白バイに勝手にエンジンをかけて走り出した。すぐ返したから、実害は生じていない。むしろ警察の管理体制の欠陥を暴いたのだから、世の中のためになる」と主張したいのかな、この人は。 刑事告訴を受けた上で、裁判で主張したらいい。
「ワクチンを接種したマウスが2年以内に全部死んだらしいわ。危険ね」 「マウスの寿命はもともと2年らしいですよ」 「猫よ、猫。猫が死ぬのよ。2年て」 「そんな実験結果はないと思いますが」 「実験してるのよ。新しいワクチンだから当然でしょ」 「いえ、ワクチンができて2年経ってないので」
一般的な「表現の自由」と異なる「報道の自由」を報道機関に認めるのに一理あるとの立場を採るとしても、住居侵入罪にならない(違法性を一般的に阻却する)というのは無理だと思う。 また、仮に違法性を阻却するとしても、報道機関の記者と単なる不審者を区別することはできないので、逮捕は適法。
まず、大学というのは、不審者がけっこう多い。多くの学生が出入りし毎年メンバーが変わるわけなので。トイレの巡回監視に割ける予算も限られる。それを割けるには、場違いな人を排除するしかない。「記者だ」と名乗りさえすれば徘徊自由なんてルールを設けたら、ストーカー天国、変質者天国になる。
大学には、学生を含む構成員の安全に配慮する義務がある。「新聞記者だと名乗った者はけっして逮捕しない」というルールの下では、その義務が果たされない。 もう一つ、大学には、研究や実験のために種々の物品がある。高価な実験装置とか放射性物質とか危険な薬品とか、場所によっては劇薬、麻薬も。
見た目は単なるマウス(かわいい)けど数千万円の価値がある、ということも。その手の装置や物品に部外者を接触させるのなんて、ありえない。(無菌状態のマウスが死んでしまったりする。) 今回のケースは医大。器具も薬品もあっただろう。不審者を捕まえて警察に突き出すのって、当たり前だと思う。
「国立大学は開かれた存在でなければならない」というのは、近所の人がワンコを散歩させたり乳幼児の群れと保育士さん(らしき人)が遊んでいたりするという局面では正しい。でも、建物の中に入っちゃいけませんよ。会社の研究所や研修施設に勝手に入って取材する自由なんて、ないでしょ。それと同じ。
この際、新聞記者諸公には、大学の研究が、書籍やパソコンなどの汎用機器だけで足りる「文科系」だけではないこと、大学の教育は多数の学生の安全に配慮しつつ行われていることを、よく理解していただきたい。 医大では、これに患者さんの安全が加わる。感染源の自由な横行を許すなんて、ありえない。
オリンピックは7月に開催しない方がよいと私は思っていますが、それを「御聖断」によって実現するのは、たいへんによろしくないことだと思いますよ。 結果さえよければ実現手段は問わないとの発想は、立憲主義と最も遠いものです。