751
は、ほめた人もほめた甲斐がありません。そこで、まず「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです」と答え、子供には「よかったね。ママもうれしい」と言いましょう。親が自分のことで喜んでくれると、子供のうれしさは倍増しますし、ほめた人もほめた甲斐があるというものですね。
752
子育て方をマスターしてから親になる人はいません。みんな素人としてゼロからのスタート。何も知らない初心者として、暗中模索で手探りしながら子供と一緒に育っていくのが親。失敗して当然。自信がなくて当たり前。毎日が悪戦苦闘の連続。子供に振り回され続けあれこれ試行錯誤しつつ悩
753
幸せになるコツは自分で自分をほめることです。つまり、自己満足・自画自賛。これができれば幸せになれます。これができないと、いくらがんばっても、成果を上げても、幸せにはなれません。ですから、もっと自己満足・自画自賛しましょう。「がんばってるね。偉い」と自分をほめてあげましょう。
754
親も先生も、無意識のうちに「子供ががんばったらほめよう」「できるようになったらほめよう」と思っています。でも、これだといつまでもほめられません。それより、取りあえずほめた方が子供を伸ばせます。つまり、「できたらほめる」から「ほめたらできる」に変えるのです。「はじめに言葉ありき」。
755
「反抗的で生意気」な子は「自立心がある」と見てあげましょう。「適当でいい加減」は「大らか」。「飽きっぽい」は「好奇心が旺盛」。このようにプラス思考の加点主義で見ていると、ピグマリオン効果が働いて子供が伸びます。また、子供が親の愛情を実感できるようになるので親子関係もよくなります。
756
笑えば笑うほど幸せホルモンが出て幸せになります。笑いヨガというものもあるほどです。だから、毎日子供を笑わせてあげましょう。毎日よく笑っている子は幸せホルモンが出やすくなって、幸せ体質になります。これは勉強やしつけより大事なことでは?毎日叱られている子は不幸せ体質になってしまいます
757
親の言葉が罰則型だと、子供も兄弟や友達に同じ言葉遣いをするようになる可能性が高まります。例えば、親が「片づけないとおやつ抜き」と言っていると、子供も友達に「玩具持ってこないと遊んであげないよ」などの意地悪な言い方になってしまうのです。こういう言葉遣いの子はけっこう多いです。
758
子供の毎日は脳天気なくらい楽しい方がいい。「昨日は楽しかった。あれやってこれやって、めちゃ楽しかった」「今日は○○が面白かった。またやりたいな」「明日は□□がある。楽しみだな。毎日楽しいなあ。パパ、ママ大好きだよ。ありがとう」。こういう生活の中で自己肯定感と他者信頼感が育ちます
759
私が子供の頃、放課後になると小学生は毎日遊んでいました。自由な時間がいっぱいあったのです。今の子供たちは自由な時間が極めて少ないです。そして、これは憂えるべき事態です。なぜなら、これからの時代に必要な主体的な生き方は、自由な時間の中で育つものだからです。
760
「グズグズしない」「急がなきゃダメ」「早くしないとバスに間に合わないよ」など、「ない」や「ダメ」をつかった否定的な言葉は不愉快。「さあ、急ごう」「2倍速だよ」「早送り、スイッチオン」「ママと競争」「後5分で出るよ」「9時3分に出よう」の方がいい。とがめる要素を入れないことが大事
761
Bさんの夫は子供に否定語をつかってばかり。Bさんが「言われる子供の気持ちを考えてほしい」と頼むと、夫曰く「自分は正直に言っているだけだ。本当のことを言って何が悪い?言われて嫌なら直せばいいんだ」。これは正直なのではなく、相手の気持ちを考える想像力・思いやりがないだけですね。
762
夫婦の一方が完璧主義で細かいと相手は大変です。「リモコンの置き場所が違う」「ナスのへたが入っていた」とか、イチイチ言われたらたまりません。特に子供の不始末を妻や夫のせいにして「靴が揃ってない」「ゴミが落ちてる」などと言うのは絶対にやめにしましょう。気づいた人が黙ってやればいいだけ
763
6才くらいまでの子育てで最優先なのは、子供の心に安心感と信頼感を育てることです。毎日安らかな気持ちで安心して過ごせて、ママとパパが自分を大切にしてくれると感じられるようにしてあげてください。それが自己肯定感と他者信頼感につながります。しつけや勉強を優先すると大事なところが壊れます
764
真に自立している子とは、親がやらせたいことを進んでやってくれる子ではなく、自分がやりたいことを自分で見つけてやれる子のことです。「やるべきことをやらない」「片づけができない」子でも、「自分がやりたいことはどんどんやれる」なら、自立を心配する必要はありません。その逆の方が要注意です
765
苦しみも悲しみも全て幸せにつながります。ある学校に入れなかったことで本当に自分に合う学校に入れます。別れの後に出会いがあります。病気をして健康に目覚めます。苦労で自分が磨かれます。苦しんだ人は人の苦しみを思いやれるようになります。苦があれば楽があり、雨が降って地が固まります。
766
親が共感的に聞けば子供は正直に話せて、「わかってもらえた」と感じて安らぎます。親が正論で叱ると、子供は「正直に話すと説教される」と感じます。また、共感がないまますぐ励ましやアドバイスをすると、子供は「そんな簡単な問題じゃないよ。話も聞いてく
れない」と感じてしまいます。
767
学校は疲れます。学校が好きな子でも疲れます。まして嫌いな子は尚更。帰宅後に家でダラダラするのは当たり前。学校でがんばり家でもがんばるなんて無理。大人も職場でがんばり家でもがんばるなんて無理。のんびりリラックスさせて休ませてあげて欲しい。家でも追い立てていると元気の回復ができません
768
本を読む子は自分で伸びます。子供を本好きにする王道は読み聞かせです。理想は毎日おこなうこと。読み聞かせはもう無理という場合は、子供が好きな分野の本から入るといいです。卓球が好きなら、卓球少年物語、有名選手の伝記、卓球の練習法など。家族みんなが一斉に読書する『読書タイム』は効果抜群
769
子供が偏差値の高い学校に合格すれば親は鼻が高くなり、塾は入塾者が増えます。子供のチームが優勝すれば監督は高く評価され、公開授業がうまくいけば先生は高く評価されます。子供が大人の自己実現の手段になっていないか?大人のために子供を搾取し、犠牲にしていないか?常に自分に問いかけましょう
770
さかなクンと対談した際、「魚を好きになった時、お母さんが徹底的に応援してくれた。魚がいるありとあらゆるところに連れて行ってくれた」という話を聞きました。私は「大体の親は子どもが好きなことを一応応援するけど、徹底的に応援する親はいない。天才を
育てる親はここが違うのだ」と思いました
771
親が子供を変えようと思っても変わってくれません。何かを直させたいと思っても直してくれません。子供は親とは別の人格を持つ別の人間だからです。他者を変えることはできません。これをしっかり胸に刻み、親にできることを楽しみながらやり、結果は天に任せましょう。それしかできないし、それで充分
772
今の子供は親にやらされることが多く、自分がやりたいことをやれる時間がありません。子供の鬱病が増えるはずです。そして、大人になっても自分がやりたいことを見つけられない人も多い。自分がやりたいことを自分で見つけてやっていける人こそ幸せです。子供のうちからそのようにさせてあげましょう。
773
子供の笑顔がたくさん見られる。子供の笑い声が聞こえる。子供が大声ではしゃぐ声が聞こえる。一緒に笑ったりはしゃいだりする親の声が聞こえる。こういう家なら大丈夫。家の中が片づいていなくても、玄関の靴が跳び散らかっていても、掃除が行き届いていなくても大丈夫です。そういうのは二の次です。
774
保育園長のS先生は、ある親御さんが「子供と一緒にいられる時間が少ないから自立できるようにさせてる」と言ったとき、「一緒にいられる時間が少ないからこそ、たっぷり甘えさせて」と答えたそうです。先生は「甘えられないと本当の自立はできないのに、逆のことをしている人が多くて心配」とも仰る。
775
色々工夫しても、子供にはどうしてもできないことや苦手なことがあります。そこは目を瞑ってあげましょう。目を瞑れずガミガミ叱っていると、結局子供を傷つけてしまいます。親と先生が目を瞑れば、子供は毎日安らかな気持ちで幸せに過ごせます。これこそ、子供時代において一番大切なことです。