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マイペースな子を叱り続けてもムダです。生まれつきのリズムは簡単には変わりません。急ぐ時は手伝ったりやってあげたりしてください。大人になればそれなりに何とかするから大丈夫です。マイペースな子は穏やかで優しいことが多いので、それで良しとしましょう。短所を叱っていると長所も消えます。
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子育てが終わった多くの親が思うこと。「あんなに叱らなくてもよかった。子供はあっという間に大きくなってしまった。もっと子供といちゃいちゃすればよかった」。こうしたことに子育て中に気づけば最強ですね。すごく楽になるのですが…。
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子供が偏差値の高い学校に合格すれば親は鼻が高くなり、塾は入塾者が増えます。子供のチームが優勝すれば監督は高く評価され、公開授業がうまくいけば先生は高く評価されます。子供が大人の自己実現の手段になっていないか?大人のために子供を搾取し、犠牲にしていないか?常に自分に問いかけましょう
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子供は天からの「授かりもの」ではなく「預かりもの」。一人の人間を「授かる」、つまり「もらう」などということはありえません。つまり、子供は親の所有物ではないということ。親は一人の人間をお預かりしているのです。しかも一番大事な時期を。それを忘れないようにしてまいりましょう。
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日本は教育後進国です。日本の教育への公的支出はOECD34か国のビリ。だから、先生の増員もろくにできません。一人の先生が指導する児童・生徒数が多く、未だに40人学級の一斉授業が普通。先進国はどこも少人数教育であり、こんな大人数教育の国は日本だけです。原因は財務省と政治家の無理解!
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小学生時代にしつけを優先して子供を抑圧していると、思春期反抗期が必要以上に激しくなります。さらにそれも強圧的に抑圧した場合は、大人になってからの反動が大きくなります。小学生時代に共感的かつ民主的な親子関係を作っておけば、思春期反抗期も必要以上にこじれることはありません。
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「もっと遊びたい」には「もう帰るよ」。「読んで」には「自分で読めるね」。「抱っこ」には「自分で歩くよ」。「買って」には「買わないよ」。転んで泣きたいのに「泣いちゃダメ」。親は「がまんできる子にしたい」という思いで言うのですが、不満が溜まり続けた子は逆にがまんできない子になります。
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私たちは無意識のうちに今の生活がずっと続くように思い込んでいますが、決してそうではありません。親も子供とずっと一緒にいられるわけではありません。それは人生の中のつかの間かもしれません。「会うは別れの始め」という諺もあります。今・ここの瞬間を大切に、共に楽しく幸せに過ごしましょう。
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家庭は、まずリラックスできる場所でありたいですね。大人にも子供にも癒やしの場ですから。大人の目には、子供は気楽そうに見えますが、ああ見えても外ではけっこうがんばったり気を遣ったりしているのです。ですから、家に帰ってダラダラするのは当たり前なので、いろいろ許してあげてください。
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やりたいこと・遊びを十分やれている子は毎日楽しくてたまりません。主体的に生きる喜びを味わっているので、やる気に満ち溢れています。幸せホルモンが出まくって、それが出やすい体質に育ちます。脳のシナプスがどんどん増えて頭が良くなります。心が満たされているので人を思いやることもできます。
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お宮参り・七五三・入園・卒園・入学・卒業・みんなで写った家族写真…。大切な写真をプリントして見えるところに貼っておくと、子供の中に「自分は愛されている。大切にされている」という確信が育っていきます。入学式の写真にはパパもママも一緒に写りましょう。諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授と東
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毎日1時間目から6時間目まで授業。下校しても学童・塾・習い事・スポ少・宿題・家庭教材などてんこ盛り。食事・入浴・お手伝いもあったり。今の子供はのんびりしたり、遊びも含めて自分がやりたいことをやったりする時間は極少。これでは真の主体性は育ちません。
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子育てで大事なのは待つこと。親にできることはやってあげ、後はじっくり待ちましょう。結果を出すのは子どもという他者だから。待つ時間は5分・1時間というレベルから5年・30年というレベルまでいろいろですが、とにかく待つことが大事です。待てる親なら、子どもは自分のペースで着実に伸びます
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子育て・教育では、親にできることをしたら後は待つしかないです。結果を出すのは子供なので。他者である子供に強制することはできません。待てる親とは結果を期待しないで待てる親のこと。なが~い目で見る覚悟があれば、どんな結果でも受け入れられます
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「うちの子だらしがないから、先生からも叱ってください」と学校や塾の先生に頼む親。みんなで「叱るチーム」を作って、家と学校と塾で叱ったら、どんな子でも「自分はダメだ」と思い込みます。人生は思い込みで決まるので、「ほめるチーム」で子供がよい思い込みができるようにしてあげましょう。
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子供には過去の重荷も未来への心配もなく、「今・ここ」に自分の全てを注ぎ込んで、全身全霊で生きています。しゃべるときはペチャクチャしゃべる。怒るときはプンプン怒る。泣くときはギャアギャア泣く。笑うときはケラケラ笑う。食べるときはガツガツ食べる。寝るときは爆睡。本当に素敵な人たちです
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子供の成長にとって自己肯定感ほど大切なものはありません。それは短所も含めて自分が自分であっていいんだと思えること。それは自分のダメな部分も受け入れて許せるということ。人と比べて徒に焦ることなくオリジナルペースで生きられるということ。そして、自分を肯定できる子は他者も肯定できます。
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子供は天からの「授かりもの」ではなく「預かりもの」。一人の人間を「授かる」、つまり「もらう」などということはありえません。つまり、子供は親の所有物ではないわけで、一人の人間をお預かりしているのですね。しかも一番大事な時期を。それを忘れないようにしてまいりましょう。
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よく食べ物をこぼす子。親は「なんでこぼすの」と叱っていましたが、ある日「本当になんでこの子はこぼすのか」と冷静に観察してみました。すると、食器の縁の形に問題があること、椅子が高すぎることなどの原因を発見。それを改善したらこぼさなくなりました。「なんで?」は親が考えることなのですね
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ある父親が「俺は正直だから思ったことをそのまま言うよ」と発言。実際子供への否定的なダメ出しが多かったです。それは正直なのではなく、想像力と思いやりがないだけでは?「こう言ったら相手がどう思うか?」と考えてから言って欲しい。人はたった一言で傷ついたり、逆に元気が出たりするので。
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誰でもらくらく読書感想文が書けるフォーマットです。
ご家庭やダウンロードしてお使いください。
学校の先生がダウンロードして、印刷して子どもたちに配付してくださってもOK。
親野智可等監修の「読書感想文の書き方特集!」より
benesse.jp/dokusho/kakika…
benesse.jp/dokusho/pdf/do…
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親子遊びで思い切りふざけると、その後は自然に静かな時間がやってきます。この時、脳内でとてもよいことが起きます。大騒ぎしてふざけることで脳の扁桃体が満足し、静かに過ごすときは前頭前野が扁桃体を抑制します。この切り替えの経験をたくさんすると扁桃体と前頭前野をうまく使う力がつき、扁桃体
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親も先生も、子供に勉強を教えるとき「さっき教えたでしょ。何でできないの」と責めるのはやめたい。この言葉の弊害は多大。子供は緊張で頭が働かなくなる、自己否定感を持つ、相手への不信感がつのる、勉強が嫌いになる、など多数。責めるニュアンスは一切入れずに優しい言葉で教えてあげましょう。
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先生や親は子供に「大事なことだから一度しか言わないよ」と言います。でも、大事なことは何度でも繰り返し繰り返し言ってあげた方がいいはず。釈迦もキリストも大事なことを繰り返し繰り返し言ってくれてます。しかも、穏やかに色々な言い方で同じことを繰り返しています。ありがたいことです。
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中学の数学の先生曰く。「小学生が通信教材や問題集をやるとき、答を見るなと教え込まれている。中学生になって自分で勉強するときは、できない問題は「答を見て、理解して、頭に入れる」パターンを身につけないと自分で勉強する力がつかない。一律に「答を見るな」と指導するのはやめて欲しい」