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「子供をしつけよう。教えよう。これを直そう」と思いすぎていると、叱ることが増えます。「この子と楽しく過ごそう。人間同士として付き合おう。二度とない今を味わおう」くらいの気持ちでいた方が、心が楽になってゆとりが出てきます。子供と日々向き合う上で、ゆとりほど大切なものはありません。
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親が叱ってばかりいると、子供は「何かうまくいかないときは、それを理由に相手を責めればいいんだ」と学びます。親が意図したこと(表の教育)は伝わらず、意図しなかったことが伝わるのです。私はこれを裏の教育と呼んでいます。
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「叱られて育った人は叱られ慣れているから打たれ強い。仕事で失敗しても立ち直れる」「ほめられて育った人は打たれ弱い。失敗すると立ち直れない」等は迷信でした。レジリエンスの研究で「ほめられて育った人の方が自己肯定感も他者信頼感も高いので、失敗から立ち直れる可能性も高い」と判明しました
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叱れば叱るほど逆効果。脅せば脅すほど逆効果。この悪循環から抜け出すには思い切った戦略の大転換が必要。それは次の2つ。
1,短所には完全に目を瞑りほめられる部分を見つけてほめる
2,本人が好きなことややりたがることを応援してたっぷり熱中させてあげる
この2つに徹していれば、親子関係
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学校は疲れます。学校が好きな子でも疲れます。まして嫌いな子は尚更。帰宅後に家でダラダラするのは当たり前。学校でがんばり家でもがんばるなんて無理。大人も職場でがんばり家でもがんばるなんて無理。のんびりリラックスさせて休ませてあげて欲しい。家でも追い立てていると元気の回復ができません
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子育てとは、子供に同じことを何万回も言う生活です。誰がやってもそうなります。元々そういうものなので、諦めて、どうせ言うなら明るく楽しく言いましょう。すると、子供はその度に親の愛情を感じます。毎回、嫌みで否定的で攻撃的な言い方だと、弊害が大きいです。言う方も自分の言葉で疲弊します。
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毎日子供に食べさせ、片づけをし、持ち物を持たせ、おしゃべりを聞き、見て見てに応え、わがままを聞き、時には怒りをこらえて言い聞かせ、風呂に入れ、寝かしつけ、忙しい中で多くのことをこなしている親の皆さん、本当に毎日ご苦労様です。そしてありがとうございます。あなたは偉い!
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「子供をしつけよう。教えよう。これを直そう」と思いすぎていると、叱ることが増えます。「この子と楽しく過ごそう。人間同士として付き合おう。二度とない今を味わおう」くらいの気持ちでいた方が、心が楽になってゆとりが出てきます。子供と日々向き合う上で、ゆとりほど大切なものはありません。
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ちょっとみなさん、ある6年生の愚痴を聞いてあげてください。「今日も学校の授業を頑張って委員会活動もやって、帰宅して塾に行って勉強して、また帰宅して学校と塾の宿題やって、疲れてちょっと寝転がってたら、お母さんに『何サボってる?だから成績が上がらないんだ』と言
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関西大学の保田時男教授によると、母親がわが子と共に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親はその半分で約3年4ヶ月。入園時には18%が過ぎていて、卒園時に32%、小学校卒業時に55%、高校卒業で親元を離れる場合は73%も過ぎ去ってしまいます。共にいられる時間を味わいたいですね。
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子育ては難しいです。誰がやってもうまくいきません。苦しいときは、産んだだけでも大したものだと自分をほめましょう。実際、少子化が最大課題である今、子供を産んだだけでも大したものです。そして、何とか今まで育ててきました。立派なものですよ。あなたは十分がんばっています。あなたは偉い!
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親は子供にけっこうひどいことをしています。でも、子供は許してくれています。だから、親も子供を許しましょう。
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子供が「あれが欲しい。これがしたい」と言ってくるのは、わがままや反抗も含めてとてもよいことです。それが強いのは生きる意欲・パワーが強いということ。親にとっては育てにくくて大変ですが、そういう子ほど後々活躍します。逆に、子供が自己主張できない次のような親子は心配です。
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A先生に聞いた話。ある女の子の筆箱に「お守り」と書いた紙が折りたたまれて入っていました。お母さんがネットで見て真似して作ってくれたそうです。女の子が嬉しそうに開いて見せてくれました。そこに書かれていたのは「できないことがあってもいいからね。わからないことがあってもいいからね。失敗
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思春期・反抗期の接し方7か条
1心にゆとり
2細かいことで叱らない
3明るい声かけ。相手に心地よい言葉
4心配なことは「心配だよ。気をつけて」と伝える
5人間として許されない事や反社会的な事は止める
6頼ってきたときは快く受け入れる
7共感を大切に居心地よい家に
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子育てが終わった多くの親が思うこと。「あんなに叱らなくてもよかった。子供はあっという間に大きくなってしまった。もっと子供といちゃいちゃすればよかった」。こうしたことに子育て中に気づけば最強ですね。すごく楽になるのですが…。
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「あなたのそういうところ、すごいと思う。ママにはとてもできない」「あなたのそういうところ、パパも真似したい。どうすればいいか教えて」。このように言われると子供は本当に喜びます。自己肯定感が上がるだけでなく、認めてくれた親への信頼感も高まります。逆に、「あなたのそういうところ直さな… twitter.com/i/web/status/1…
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変なこと言われて頭にきたんだね。先に取られて腹が立ったんだね。押されてイラッとしたんだね。カチンときたんだね。いきなりでびっくりしたんだね。がっかりしたんだね。不愉快だったね。嫌だったね。悔しかったね。など本人の気持ちをおもんばかった言葉で共感したり代弁したりしてあげていると、子… twitter.com/i/web/status/1…
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親が叱ってばかりいると、子供は「何かうまくいかないときは、それを理由に相手を責めればいいんだ」と学びます。親が意図したこと(表の教育)は伝わらず、意図しなかったことが伝わるのです。私はこれを裏の教育と呼んでいます。
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子供を丸ごと肯定する言葉を贈りましょう。生まれてくれてありがとう。大好きだよ。あなたがいてくれるだけでうれしい。あなたがいてくれるだけで幸せ。あなたと話してると楽しくなる。あなたといると元気が出るよ。どんな時もあなたの味方だよ。みんなあなたが大好きだよ。あなたはみんなの宝物。
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子供に理不尽なことをしないための基準は2つです
1,もし自分がされたらどうか?
(自分がされて嫌なことは子供にもしない)
2,大人同士でもできるのか?
(大人同士でできないことは子供にもしない)
子供を一人の人間としてリスペクトしていれば、この2つも自然に満たされます。
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帰宅してすぐ宿題をやる子は、親にとって(都合が)良い子なのでほめられます。でも、大人になって仕事や家事をがんばりすぎて、「いい加減」で手が抜けない人になる可能性もあります。宿題をやらないまま平気で遊べる子は、親には困った子に見えますが、神経が太いともいえます。大人になって、大きな… twitter.com/i/web/status/1…
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日本人の人生はがまん大会。嫌なことでもがまんして続けることが正義。習い事も学校も途中でやめてはいけない。やるべきことをしっかりやり、自分がやりたいことは後回し。家事も仕事も物作りも宿題も手を抜いてはいけない。自分のことは自分でやり、人に頼って迷惑をかけてはいけない。電車も分刻みの… twitter.com/i/web/status/1…
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「幸福感は学歴や収入より自己決定の度合いで決まる」ことが、神戸大学と同志社大学による約2万人を対象にした大規模な合同研究で判明。ですから、子供を幸せにしたいなら、趣味も習い事も部活も進路も含めて、何事も子供の意思を尊重したほうがいいです。何を選ぶかよりも誰が決めるかが大(続く
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立派な親を目指すのはやめて
幸せな親を目指しましょう
世間を気にするのをやめて
子どもを比べるのもやめる
「しつけよう・○○を直そう」をやめて
「今日も子どもと楽しもう」くらいでちょうどいい